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女子レスリング世界選手権金メダリストで、大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手・ダルビッシュ聖子さんが、第五子を妊娠中であることを発表しました。
ダルビッシュ聖子さんオフィシャルブログより
ダルビッシュ聖子さんは41歳。2007年、前夫の間に第1子男児を出産し、2014年にダルビッシュ有さんとの交際を発表してから15年に次男、17年に三男、19年に長女が誕生しています。先日中学校を卒業した長男は14歳で、もうすぐ誕生する赤ちゃんを含めて5人の子どもたちの母となります。
有さんが、かなりお腹の大きくなった聖子さんの写真と、赤ちゃん・哺乳瓶の絵文字をTwitterに投稿すると、その投稿を引用する形で6月22日、聖子さんは「新しい命」のタイトルでブログ記事を更新。「突然ですが、我が家にもうじき新しい家族が増えます」と報告しました。
2015年の第二子出産からおよそ6年にわたり、「ずっと妊娠中か授乳期だった」という聖子さん。友人から「四人(の子育て)は大変だよね」と言われることもあるそうですが、「1人は1人の時の大変さが2人は2人の3人は3人の…それぞれ違うし子供の性格だって」「私はこれだから私が1番大変!なんて思わないかな」と常にパワフル。第五子妊娠中の現在も、有さんが遠征から急遽帰宅するとなると、子どもたちが寝る前にパパと少しでも会えるよう、全員を乗せて飛行場まで運転していったといいます。
先日の「父の日」には、有さんについて「家のことを押し付けることは一切せず私の負担をどうしたら軽くできるかをいつも考えてくれる最高の旦那様に出会え」「忙しくても自分がどんな状況でも子供達と真剣に向き合い遠くに居ても帰る時間が遅くても何かあれば長男と話し合い最近は次男も話し合う年頃に」「家にほとんど居なくても子供達がまっすぐ育ってくれてるのは間違いなく主人のおかげです」と感謝の気持ちを綴っていました。
家族が増え、さらに賑やかになるダルビッシュ家。40代になった聖子さんは今回の妊娠では「年齢的に検査多め」だったそうですが、「新しい命を授かれた事に感謝して残りのマタニティ生活頑張ります」と意気込みを明かしていました。
日本では、経産婦に関しては特に高齢出産の定義はありません。ただ、国際産婦人科連合(FIGO)は、二人目妊娠に関しては40歳以上を高齢 “妊娠”としています[*1]。高齢妊娠からの出産が高齢出産となるので、二人目の場合は40歳を超えてから妊娠して出産することを高齢出産とする考え方もあるようです。
なお、日本産科婦人科学会は35歳以上の初産婦を「高年初産婦」としていますが[*2]、高年初産婦は流産や早産、低出生体重児、胎児の先天異常などのリスクが高くなるため、妊娠中から注意してケアや医療管理が行われます。
また、年齢が高くなると妊娠によって体に負担がかかり、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群といった妊娠合併症が起こりやすくなります。合併症によって早産のリスクも高まると考えられています。
このように高齢出産にはいくつかのリスクが伴いますが、医療機関では無事に出産ができるよう全力でサポートを行っています。高齢出産によるリスクをできるだけ下げられるよう、妊婦健診はしっかり受けましょう。そうすることで、さまざまな合併症の早期発見にもつながり、必要に応じて適切な治療が受けられます。
参考文献[*1]特定非営利活動法人ひまわりの会『母子健康手帳アプリ』
[*2]医療情報科学研究所/編・2014年・『病気がみえるvol.10 産科第3版』・メディックメディア・P74
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