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6年間大事にしてね♡オーダーメイドのランドセルでできること、価格帯や注意点もチェック!

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目次

ランドセルは親にとっては大きなお買い物。子どもには「ぼく・わたしのランドセル」という愛着をもって6年間大事に使ってもらいたいですよね。オーダーメイドなら、世界にひとつのランドセルを作ることだって可能! ただし、時間も手間も、お金もちょっぴり余計にかかります。オーダーメイドランドセルでできることや注意点などを解説します。

ランドセルのオーダーメイドとは?

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オーダーメイドとは、注文を受けて作られる商品のこと。あらかじめ決まった商品ラインナップから選んで購入するレディメイド(既製品)の反対となる言葉です。

ランドセルは、既製モデルの一部の色やパーツだけをチェンジするような小さなオーダーから、ランドセル全体のデザインや機能まで含めて決めていくようなオーダーまで、いろいろなオーダーメイドが可能なんですよ。

自分だけのオリジナルランドセルを作れる!

オーダーメイドランドセルは、メーカー・ブランドに対し、希望するデザインや機能、使用パーツを選び、注文して作ってもらいます。指定することのできる素材、色、機能、パーツから選んで組み合わせることで、「自分だけのオリジナルランドセル」に仕上げることができます。

ランドセル選びをとことん楽しめるのが、オーダーメイドランドセルのよさ。また、子どもが「自分のランドセル」という実感をもち、既製モデルより愛着をもって、大切に使うことも期待できそうですね。

オーダーメイドだと何をオーダーできるの?

オーダーメイドランドセルは、いくつか項目について、好みのものを選択し、オーダーできるのが特徴です。項目はメーカー・ブランドにより異なりますが、なかでもよくあるものをご紹介します。

ランドセルの素材

天然皮革(牛革・コードバン)か人工皮革(クラリーノなど)かといった、ランドセルに使われるメインの素材を選べます。

高級感や丈夫さを重視するなら天然皮革、軽さや防水性を重視するなら人工皮革など、こだわりに合わせて選びましょう。

なお、ランドセルの素材は価格を大きく左右します。人工皮革の方が価格が安い点も見逃せませんね。

参考記事>クラリーノのランドセルを徹底解説! 特徴とデメリット・おすすめランドセルも

ランドセルの色

本体の色はもちろんのこと、ヘリ、縫い糸、ベルト、背当てなど複数箇所の色が選べるのもオーダーメイドのうれしいところ

好きな色をいろいろ組み合わせることにより、既製モデルでは出せない個性を発揮することも可能です。

参考記事>ランドセルの色の選び方!人気カラーは?色が決まらない人へのアドバイス

ランドセルに使用するパーツ

鋲(びょう=かぶせについている金具)やポケット、ファスナー、かぶせ裏など、さまざまなパーツのデザインが選べます。

何種類から選べるのかも要チェック。また、なかには、刺繍やネームプレートが追加できるサービスもあります。

ランドセルの機能

メーカー・ブランドによっては、オプションで本体強度を高めたり、反射材を追加したりといった機能面もカスタマイズ可能です。

有料の追加オプションという場合も多いので、予算と照らし合わせて確認しておきましょう。

オーダーメイドには種類がある?

一般に、オーダーメイドといえば、フルオーダー、セミオーダー、カスタムオーダーといった、オーダーできる範囲による種類があります。

ただし、ランドセルのオーダーメイドは、メーカー・ブランドが提示する選択肢からセレクトしてオーダーする形が基本。子どもはどんどん成長しますし、ランドセルは6年間使うものですから、洋服のフルオーダーメイドのように、身体を採寸して、型紙を起こして作ってもらう、という注文方法は一般的ではありません。

ランドセルのオーダーメイドにどのような種類があるか、見てみましょう。

フルオーダーとイージーオーダー(セミオーダー・カスタムオーダー・プチオーダー)

『ふわりぃ』ランドセルの「フルオーダー」と「イージーオーダー」、神田屋鞄制作所の「オーダーメイド」と「プチオーダー」のように、オーダーメイドできる範囲によって、ラインが複数設けられていることがあります。

ランドセルの場合、フルオーダーのほうが選べる範囲が広く、イージーオーダー(カスタムオーダー、セミオーダー、プチオーダー)は、元となる既成モデルがあって、部分的に色やパーツなどを選ぶものという違いであることがほとんどです。

世界にひとつだけのランドセルを作りたい!という場合はフルオーダーを、何から何まで選ぶのは大変だけど、部分的に自分で選びたいという場合はイージーオーダー(カスタムオーダー、セミオーダー、プチオーダー)を選ぶといいでしょう。ただし、フルオーダーとイージーオーダーの区別をつけていないメーカーも多いです。

天然皮革が選べるかどうか

オーダーメイドをうたっているランドセルメーカー・ブランドは多いものの、牛革やコードバンといった天然皮革で作られるオーダーメイドランドセルは多いとはいえません。対応しているブランドが限られるとともに、生産数自体も少ないと考えてください。

とりわけコードバンは素材自体が貴重なため、そもそもの生産数が少なく、オーダーメイドを選べるメーカーは『近藤かばん』のようにごく少数。早期受注終了が予想されますので、早めに動く必要があります。オーダーできる範囲が人工皮革より狭いことも多いですが、品がよく、上質で、本当に特別なランドセルに仕上がることでしょう。

いっぽう、人工皮革は天然皮革と比べれば圧倒的に生産数が多いです。色や刺しゅう・型押し・ポケットの形といったディティールデザインのバリエーションも増やしやすく、何万通りという組み合わせの中から、世界にひとつのランドセルを作るという「選ぶ楽しみ」を追求することもできます。

障がい児用のオーダーランドセルも

発達の凹凸や障がいのある子どもも使えるように配慮されたランドセルのオーダーメイドもあります。

車いすに取り付けやすい形であったり、ロックがマジックテープやワンタッチロックなど開けやすいものであったりと、子どもの特性、そして好みにも合わせてオーダーできます。

オーダーメイドランドセルの価格帯は?

オーダーメイドランドセルの価格帯は素材にもよりますが、およそ5万円台〜8万円前後といったところです。

ランドセルの購入金額平均は56,254円(2022年 一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会調べ)[*1]なので、やや高めの価格帯といえます。

参考記事>ランドセルの相場はどれくらい? 価格帯別おすすめ23選

いつまでに注文すればいいの?

オーダーメイドランドセルの多くは、毎年、小学校に入学する1年前の3月中旬〜4月頃に申込みが開始されます。ただし、人気のメーカー・ブランドでは、それより早く、年中(4歳~5歳)の1月ごろから受け付けることもあります。限定本数に達すると受付終了になるので、早めの検討が必要です。

なお、より早く申し込むことにより割引される、「早期割引」を行なっているメーカー・ブランドもあるので、チェックしておくとよいでしょう。

参考記事>ランドセルはいつ買うべき? 完売を避けるには? お得に買うには?

どうやって注文するの?

オーダーメイドランドセルの注文方法は主に2パターン。それぞれの代表的な流れをご説明します。

メーカー・ブランドによって受付方法が限定されていることもあるので、公式HP等でよく確認しましょう。

対人で注文

メーカー・ブランドの直営店や展示会などに足を運び、直接仮申し込みを行います。後日、送られてくる書類にてオーダー内容を確認。支払いをもって、本申し込みを完了します。直接メーカー・ブランドの販売員に話を聞いて、安心して購入したい方におすすめです。

いつから、どこで受け付けが開始されるのかを知るためにも、あらかじめ事前にカタログを取り寄せるなど、事前の情報収集はしておきましょう。

インターネットで注文

メーカー・ブランドの公式サイトにて、オーダーのシミュレーションを行い、仮申し込みします。後日、送られてくる書類にてオーダー内容を確認。支払いをもって、本申し込みを完了します。

新型コロナウィルスの流行による影響もあって、数年前と比べれば、ランドセルのインターネット注文は格段に便利になっています。在宅で気軽に注文できるので、時間がない方、近くにお店がない方におすすめです。

いつごろ完成して手元に届くの?

オーダーメイドランドセルの多くは、本申込み時期によって手元に届くタイミングが変わります。早くて入学の前年12月頃まで、遅くて入学年の3月中旬頃まで、というのが目安です。

もっとも、大手メーカーでは注文から90日前後で届くパターンもあり、注文時期によってもまちまちです。

人工皮革製オーダーメイドランドセルのおすすめメーカー・ブランド

人工皮革を使った、色やディティールのデザインを細かく選ぶことのできるオーダーメイドランドセルのおすすめを紹介します。

人工皮革は多彩な色に染めやすく、切り抜き等の加工もしやすいため、オーダーメイドで選択できる幅が広くとれることが多いです。数千万を超える組み合わせから、自分だけのランドセルを選べることも珍しくありません。天然皮革と比べて、価格が控えめなのもうれしいですね。

子どもを守る「安ピカッ」が無料オプションになる『フィットちゃん』

メーカー系を代表するランドセルブランドの『フィットちゃん』。「ランドセルファクトリー」という公式サイトのシミュレーターを使って、オーダーメイドランドセルを注文することができます。2023年入学向けの受け付けは1000本限定。

人工皮革のなかでも強度のあるクラリーノタフロックNEOがメイン素材となっている点は注目。暗い道を照らし、子どもの安全を守る人気機能「安ピカッ」が無料オプションでつけられる点も高ポイントです。

【価格】66,000円〜【主な素材】クラリーノタフロックNEO【選べる内容】本体の色、ヘリの色、ポケットの窓の形、ふたの形、背あての形、鋲、中のパターン、ポケットの引き手、名入れ、オプション(安ピカッ、刺繍)【組み合わせの数など】1000万通り以上

クラシカルなモデルに自分らしさをプラス!『セイバン』

セイバンの『天使のはね』ランドセルは、『フィットちゃん』と並ぶメーカー系ランドセルの2大ブランド。クラシックなモデルを基本型にしたセミオーダー形式のオーダーメイドを提供しています。

そもそも既製モデルのラインナップが非常に豊富なブランドだからか、オーダーメイドで選べる組み合わせ数自体は少なめですが、失敗しづらく、選びやすいというメリットもあり。公式サイトでシミュレーションしながら、スムーズに注文できます。ただし、完売による受付終了には要注意。

【価格】62,700円(通常価格)【主な素材】クラリーノエフ【選べる内容】本体カラー、かぶせ裏カラー【組み合わせの数など】42通り

各期300本限定! 早い者勝ち『ふわりぃ』のフルオーダーメイド

「ふわりぃクッション」をはじめとする機能性・快適性は既製モデルと同等! それでいて、豊富なパーツを100万パターン以上もある組み合わせからセレクト。公式サイトでシミュレーションと注文が可能です。

ただし、重量1000kgをきる軽量タイプのランドセルをベースにしたい場合は、次に紹介するイージーオーダーメイドを選ぶ必要があります。

フルオーターメイドは複数回、申込み期間がありますが、各期300本限定です。

【価格】75,900円〜【主な素材】クラリーノF、クラリーノレミニカ、クラリーノタフロックNEO【選べる内容】本体カラー、ステッチカラー、かぶせデザイン、かぶせ飾り鋲、背中カラー、サイドデザイン、ファスナーグリップ、金具カラー、ポケット窓枠、かぶせ裏・内装、チェストベルト、720度全方向反射、ストロング100、ネームプレート【組み合わせの数など】100万通り以上

軽量ランドセルを基本型にした『ふわりぃ』イージーオーダーメイド

フルオーダーランドセルでは選べない、約980gの軽量タイプのランドセルを基本型にするイージーオーダーメイド。「イージー」とはいっても、10項目も選ぶ項目があり、選ぶ楽しさはじゅうぶん味わうことができそうです。

【価格】57,200円〜【主な素材】クラリーノエフ、クラリーノレミニカ、クラリーノタフロックNEO【選べる内容】基本型、メインカラー/コンビカラー、ステッチカラー、かぶせ飾り、背中カラー、ファスナーグリップ、かぶせ裏・内装、チェストベルトカラー、720度全方向反射、ネームプレート【組み合わせの数など】基本型は4つ

組み合わせは100億通り以上!『ララちゃん』

オーダーメイドランドセルの中でも、ずば抜けた組み合わせ数を誇る『ララちゃん』ランドセル!「世界に1つだけ」が実現できます。公式サイトで3Dシミュレーションをしながら注文が可能。早割キャンペーンもあるので、上手に利用して。

【価格】74,800円〜(通常価格)【主な素材】人工皮革ベルビオ【選べる内容】タイプ(ワイド・スリム・マジかるベルトの有無)、本体の色、へりの色、糸の色、ふたの裏、ポケット、横の刺繍、ふたのステッチ、ふたの鋲、背中の色、ネーム刺繍【組み合わせの数など】100億通り以上

天然皮革も選べるオーダーメイドランドセルのおすすめメーカー・ブランド

続いて、牛革、コードバンを選ぶことのできるオーダーメイドランドセルをご紹介します。

天然皮革のオーダーメイドは、工房系といわれる、小規模ながらこだわりのあるランドセル作りに特長のあるメーカーが主役。価格も高めにはなりますが、上質でていねいに作られたランドセルを求める方におすすめです。ただし、天然皮革に限ると、生産数はぐっと少なくなります。早めに情報収集を始めて、受付開始と同時に注文するくらいのスピード感が必要です。

多彩な色が選べる牛革ランドセル! 『羽倉ランドセル』

熟練の職人に手による、鋲のない美しい牛革ランドセルが特長の『羽倉ランドセル』。専門のデザイナーにより開発された豊富なカラーも人気です。牛革ランドセルのオーダーメイドとしては最多級のメイン21色・サイド23色からセレクトが可能。カラー以外のオプションも充実しています。

公式サイトのシミュレーションから注文に進むことができます。

【価格】64,900円(基本料金)【主な素材】牛革【選べる内容】メインカラー、サイドカラー、背当てカラー、肩ベルト裏カラー、オプション(持ち手、ランドセルカバー、ナスカン)【組み合わせの数など】18万5千通り

手縫い・手作りにこだわる『萬勇鞄』

手縫いのランドセルにこだわる萬勇鞄によるオーダーメイドランドセル。牛革(本体12色)、天然皮革(本体26色)をはじめ、テープ、縫い糸、背中カラーなどを豊富な組み合わせから選ぶことができます。

オーダーメイドでしか選べないオリジナルカラーやパーツもあり、まさに特別なランドセル。ネーム刻印プレートも付いています。公式サイトのシミュレーションから注文可能。

【価格】牛革82,500円~、人工皮革66,000円〜【主な素材】牛革、人工皮革【選べる内容】素材、本体カラー、テープカラー、縫い糸カラー、背中カラー、かぶせステッチ、内装、鋲、前ポケット、金具カラー、刺繍、ネームプレート【組み合わせの数など】36億7960万3200通り

70年の歴史あるオーダーメイド『神田屋鞄』

創業1951年。既成モデルの『カルちゃん』ランドセルと並んで、オーダーメイドランドセルに力を入れている工房系ブランド。公式サイトのシミュレーションから購入できます。

牛革・クラリーノエフとも本体カラーは12色、ほかにパール系カラー4色を選べるクラリーノレミリカ、落ち着いたダークカラー2色を選べるクラリーノタフロックNEOから素材をセレクト可能。持ちやすさを追求した取っ手は神田屋ランドセルの特長のひとつですが、その取っ手の色も、メインカラーにあわせるか、ふちのサブカラーにあわせるかを選択できますよ。

ほかに、より気軽に楽しめるプチオーダーも受け付けています。

【価格】天然皮革82,000円~、人工皮革65,000円〜【主な素材】クラリーノエフ、クラリーノレミニカ、クラリーノタフロックNEO、牛革【選べる内容】素材・色、ふち、糸、金具、背中、横、ふた、中、前、とって、名前【組み合わせの数など】6億6千万通り

色の組み合わせを楽しめる『池田屋』ランドセル

天然皮革と人工皮革のハイブリッドによる、上質感を保ちつつ機能性も高いランドセルに定評がある池田屋。余計な装飾を排したシンプルなランドセルが人気で、選択肢は限定的ながら、選びやすく失敗のないオーダーメイドを楽しむことができます。

本体12色とステッチの色またはふち・付属品の色が選べるイタリア製の防水牛革プレミアムモデル、本体12色とふち・付属品の色が選べるマットクラリーノモデル、本体10色とステッチの色を選べるベルバイオスムースモデルが用意されています。

【価格】牛革¥74,000~、人工皮革¥61,000~【主な素材】牛革、クラリーノ、ベルバイオ【選べる内容】本体カラー、ふち・付属部品またはステッチのカラー【組み合わせの数など】560通り

手縫いにこだわりコードバンも選べる『近藤かばん』

手縫いにこだわり、経済産業大臣賞受賞を受賞したこともある名古屋の老舗工房です。小規模ながら職人さんの技術は折り紙付き。取り扱いは天然皮革のみ。オーダーメイドランドセルでは珍しく、コードバンも選択可能です。

【価格】コードバン77,000円~、牛革62,000円〜【主な素材】コードバン、牛革【選べる内容】ランドセル、本体の色、背中・肩紐裏、かぶせ裏・内張り、前ポケット名刺入れ・大マチ模様、ファスナー引張りの種類、かぶせ鋲の種類、オプション(エンブレム鋲に変える、持ち手を取り付ける、胴締めを色替えする、太糸ステッチを色替えする、ヘリテープの色替え、かぶせ裏内張りをアメ豚に変更する)【組み合わせの数など】基本型は7種類

障がい児用のオーダーメイドに対応しているおすすめメーカー・ブランド

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最後に、障がい児用のオーダーメイドランドセルをご紹介!

ランドセルへの想いを叶える『ふわりぃ』

特性がある子の、「ランドセルが欲しい」という想いに寄り添って作られたオーダーメイドランドセルです。全かぶせ、半かぶせのたて型、半かぶせのよこ型の3つの基本型を元に、オプションを選ぶことができます。

たとえば、ロックを開閉しやすいマジックテープやワンタッチロックに替えたり、車いす用のフックを付けたりといったことが可能。機能面だけでなく、色やパーツのデザインなど、子どもの「好き」に合わせたセレクトも最大限可能になっています。

【価格】45,100円〜【主な素材】人工皮革【選べる内容】タイプ、本体カラー、コンビカラー、ステッチカラー、デザイン、かぶせ飾り鋲、前ポケット窓枠、開閉錠、肩ひも・背かん、防犯ブザー用フック、ファスナーグリップ、チェストベルト、車いす用ループ、車いす固定用ベルト、ネームプレート【組み合わせの数など】基本型は3タイプ

失敗する前に! ランドセルをオーダーメイドする際の注意点

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せっかくのオーダーメイド。作ったあとに後悔だけはしたくないですよね。失敗を未然に防ぐため、オーダーの際は次の6つのポイントに注意しましょう。

オーダー前のシミュレーションをしっかりと!

オーダーメイドランドセルを販売しているメーカー・ブランドのほとんどは、公式サイトにランドセル作成のシミュレーションができる機能を設けています。この機能を使い、項目ごとに好みのものを選択していけば、ランドセルの仕上がりが一目瞭然。何度も試せるので、申込み前に納得いくまでチャレンジしましょう。

便利なシミュレーションツールをご紹介します。

『フィットちゃん』のオーダーメイドランドセルファクトリー

ランドセルのかぶせを開閉したり、全体像を回転させて4方向からチェックしたりしながら、オーダーメイドのシミュレーションができるシステム。以下のような手順でシミュレーションから申込みまで進められます。

1.本体の色を選ぶ2.へりの色を選ぶ・オプションで「安ピカッ」を選ぶ3.窓を選ぶ4.ふたを選ぶ5.背当てを選ぶ6.鋲を選ぶ7.中のパターンを選ぶ8.引き手を選ぶ・オプションで刺繍を選ぶ9.名前を入れる10.できあがり:全体像を確認します11.申込み:住所などの個人情報を入力し、申込みします

※受付終了後は申し込みができません。

『ララちゃん』の3Dシミュレーション

ランドセルの完成イメージを3Dで見せてくれるシステム。項目ごとに選択しながら、反映後の全体像を上下左右にクルクル回転させ、360度確認できます。手順は下記の通りです。

1.本体の色を選ぶ2.へりの色を選ぶ3.糸の色を選ぶ4.ふたの裏を選ぶ5.ポケットを選ぶ6.横の刺繍を選ぶ7.ふたを選ぶ8.ふたの鋲を選ぶ9.背中の色を選ぶ10.ネーム刺繍を選ぶ11.タイプを選ぶ12.完成:全体像を確認します13.注文内容の確認14.購入手続き

そのセレクト、奇抜すぎない? 色の統一感を意識するのがおすすめ

好みの色やデザイン、パーツを自由に選べるオーダーメイドランドセル。項目ごとに好きなものを選んでいくうちに、全体的にガチャガチャした、奇抜な印象になってしまいがちです。そんなときは、色だけでも統一感を持たせると、全体のバランスが取りやすくなります。

また、シミュレーションで確認した色味と実物の色味は、微妙に違って見えることがあります。メーカー・ブランドによっては、色見本を送ってくれるところもあるので、心配な方は取り寄せましょう。

オプション追加はほどほどに! 予算オーバーは要警戒

多くのオーダーメイドランドセルには、基本にプラスしてさまざまなオプションがつけられます。例えば、刺繍が入れられたり、ネームプレートが付けられたりなど、内容はさまざま。

しかし、それらオプションを追加する場合は有料となる場合があります。欲張ると、思わぬ予算オーバーを招いてしまうかもしれません。本当に必要なものだけを選ぶよう、慎重に検討しましょう。

オーダーメイドは時間がかかる! 早めに動いて早めに注文

オーダーメイドランドセルは、自分たちで色やデザイン、パーツなどを選ぶので、注文までに時間がかかります。また、注文後に作られるので、手元に届くまでにもさらに時間がかかります。

ですので、オーダーメイドランドセルを検討するなら、早めに動き出しましょう。早く注文すれば早く届きますし、時期によっては「早期割引」があるのでおすすめです。

子どもの意見や好みをちゃんと聞いて選ぶこと

オーダーメイドランドセルを検討しているご家庭に多いのが、親子間の意見の食い違いです。「子どもの意見を尊重しよう」と思っていても、つい口出ししてしまう親が多いのが現実。とはいえ、子どもがとんでもなく奇抜なデザインや派手な色を選ぼうとするのを、黙って見届けるのは難しいですよね。

そんなときは、「基本の型は親が選び、色は子どもに選ばせる」「シミュレーションでいくつか候補を作り、その中から一緒に選ぶ」など、子どもが選びやすいように工夫するとよいでしょう。そういう小回りがきくのが、オーダーメイドのよさでもあるのです。

メンテナンスや保証も確認して

子どもが6年間使用するランドセル。万が一のことを考え、メーカー・ブランドで購入後のメンテナンスや修理を対応してもらえるかどうか、確認しておきましょう。

なお、「6年間修理保証」と表示があっても、その内容はメーカー・ブランドによってさまざま。修理は無料でしてもらえるのか、保証範囲はどこまでなのか、詳細も確認しておくとよいでしょう。

オーダーメイドのランドセルにデメリットはある?

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オーダーメイドランドセルに挑戦する前に知っておきたいのがデメリット。どんなマイナス面があるのでしょうか。

価格が高い

オーダーメイドランドセルは、既製品ランドセルより、やや高めの価格設定になっています。

例えば、「池田屋」の既製品モデル「イタリア製防水牛革プレミアム カラーステッチ」は69,000円ですが、ステッチ部分がセミオーダーだと5,000円アップします。

「ふわりぃ」のフルオーダーランドセルは75,900円〜で、既製品人気モデル「トレーズ」よりおよそ1万円高額です。

なお、オプションでさらに高額になる可能性もあるので、予算と相談してから決めましょう

時間がかかる

すぐに注文できる既製品ランドセルと違い、オーダーメイドランドセルの注文はシミュレーション→仮申込み→オーダー内容確認→本申込みと長い道のり。また、注文してから作られるので、手元に届くまでもさらに時間がかかります

すぐに手元に欲しい方、時間のない方には向きません。オーダーメイドランドセルを検討する場合は、早めに動き出しましょう

決めるのが大変

「自分で選べる・決められる」というのは、オーダーメイドランドセルの醍醐味であるとともに、大変さでもあります。最初は楽しめても、途中で決まらずイライラしたり、飽きてしまったりする子もいるかもしれません。

そんなときは、ある程度の土台は親が決めたり、より気軽なセミオーダーにしたりするのがおすすめ。そして、大変さも含めて親子のよい思い出になると、前向きに捉えるとよいでしょう。

まとめ

自分好みのランドセルが作れる、オーダーメイドランドセル。こだわりの強い子、お友だちとかぶりたくない子にはピッタリの選択ですね。

「自分で選ぶ・決める」のは、子どもにとってもよい経験になりそう。何より、親子であーだこーだ言いながらシミュレーションする時間が、素敵な思い出になるよう祈っています。

参考文献[*1]一般社団法人 日本鞄協会「ランドセル工業会 ランドセル購入に関する調査 2022年」


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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