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日本健康食育協会は、首都圏在住の20歳以上60歳未満の女性全国3,000人を対象に実施した「腸活」に関する調査結果を発表しました。
同社の調査によると、腸活の経験の有無については、27.4%が「現在腸活をしている(腸活実践中者)」、12.6%が「腸活をしたことがあるが、現在はしていない(腸活経験者)」と回答しました。これらを合わせると、40.0%が「腸活をした経験がある」と答えています。
「腸活をしたいと思っているが、したことはない(腸活をしたい未経験者)」は26.7%、「腸活はしたことがない(腸活未経験者)」は33.3%でした。
腸活の経験
次に、腸活で期待する効果を尋ねると、最も多い回答は「便秘の改善」(59.8%)で、「美肌」(52.6%)、「免疫力アップ」(41.8%)と続きます。腸活未経験者では「腸活に効果はないと思う」(25.5%)という回答も目立ちました。
腸活で期待する効果
腸活実践中の人と腸活経験者に、実践中ないし経験した経口腸活方法を尋ねたところ、「ヨーグルト」(77.0%)が最も多くなりました。「納豆」(49.1%)、「漬物・キムチ」「味噌・味噌汁」(共に30.9%)、「チーズ」(29.4%)と続いています。「雑穀米」(16.0%)、「玄米」(15.0%)、「白米」(12.4%)などお米で腸活している人はどれも15%前後でした。
実践中ないし経験した経口腸活方法
腸活の効果が出ない要素と改善策について、管理栄養士で日本健康食育協会の代表理事を務める”お米先生”こと、柏原ゆきよさんによると、肉などのタンパク質を過剰に摂取すると、腸内環境を悪くする要因になるとのこと。タンパク質を効果的に摂取するためにも、悪玉菌が少ない腸内環境の改善が大切になると語っています。
日本健康食育協会の代表理事、”お米先生”こと柏原ゆきよさん
また、ヨーグルトは腸活の万能食材ではないとも説明。腸内細菌の種類やバランスは一人ひとりで異なるため、自分の腸と相性の良いものでなければ、腸内環境の改善効果は期待できないそう。特定の菌を摂取したとしても、1~3日で便と共に排出されるので、外から摂り入れる菌を意識するより、自分自身の腸内にいる良い働きをする菌を増やすことが重要だそうです。
さらに、「腸活には、腸内環境を改善する食物繊維とオリゴ糖などを多く含んだ食材を摂るとよい」と柏原さん。食物繊維は、野菜よりも穀物由来の方が、腸内環境の改善効果が高いため、穀物中心の食事に変えることが効果的です。さらに米は消化の過程で腸内でオリゴ糖になるため、お米を摂取すれば、わざわざオリゴ糖を摂取する必要はなくなります。
気を付けたいのは、早食いなどで未消化な状態になること。よい乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維を摂っていても、食品が未消化な状態で腸に入ると、腸内環境を著しく悪化させてしまいます。きちんと咀嚼して食べることを心掛けるとよいと柏原先生はアドバイスしています。
調査期間:2022年10月7日~8日調査手法:インターネット調査調査対象:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の20歳以上60歳未満の女性有効回答者数:3,000人(20代・30代・40代・50代 各750人)調査機関:Freeasy
日本健康食育協会https://jhe.or.jp/aboutus/mission/
(マイナビ子育て編集部)
<関連リンク>→オートミールとキムチは便秘や腸活にいい? 食べ方や注意点も紹介→
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