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遅ればせながら「保活沼」に飛び込んだ、青鹿さん。思いのほか大変で、息も絶え絶えになってしまったのですが、特につらかったのは何もかも1人でやらざるを得ない状況だったことでした。
保育園への問い合わせも見学も、自治体の保育課への相談も、基本的に受け付けてくれるのは平日の昼間のみ。夫は仕事中で、なかなか動くことは難しく、保活のすべてが私1人にのしかかってきました。
子連れでの保活は、特に見学が本当にハードです。かといって、保育園の見学をしないわけにもいきません。なぜなら子供が長い時間を過ごす場所だし、事故や事件があっては困るからです。
実際、保育園へ見学に行ってみると、自治体の冊子に載っている情報、保育園のウェブサイトの写真とは全く違う園も結構ありました。ウェブサイトの写真で見るときちんと片付いていた保育室が、実際に見にいくとものすごく散らかっている……そんな園もありました。おもちゃや書類などが散らかっていると誤飲やケガの心配をしてしまいます。
その他、保護者が見学に来ているときでさえ、先生が0歳児や1歳児を怒鳴っている園もありました。見学者がいても怒鳴るということは、日常的にそういう保育をしているんだろうということが容易に想像できます。また家庭の教育方針にもよりますが、早期教育に熱心すぎて子供が大変そうな園もありました。
子供を預ける保育施設には、国が定めた基準をクリアした公立と私立の認可保育所、東京都の基準をクリアした認証保育所、小規模保育所、認可外保育所、こども園、幼稚園(預かり保育あり)があります。
私が見学したなかでは、やはり認可保育所に広くてきれいなところが多く、うちの近くの小規模園は2歳までだったので再び保活をしなければならないこともあり、認可に申し込みたいと思いました。ところが、役所の保育課では「自営業だと認可は無理」と言われてしまったのです。
そう、自治体公表のデータで1歳で保育園に入れない子供(待機児童)の数字が少なかったのは、この小規模園に入園しているお子さんが多いからでした。そして3歳以降のための再びの保活が過酷で、仕事を諦めてしまうお母さんも多いという事実を知ってビックリ!しかし認可園はどう足掻いても受からないので、結局は小規模園を中心に申し込むしかないだろうと思いました。
ただ、たった数時間見ただけの園に対し「ここが我が子に合う」「安全な園だ」と確信は持てません。夫に聞いても「僕は見てないからなんとも言えないよ」と、まったくあてにならず。同じ親なのに、どうして他人事なのかと激怒してしまいました。(続く)
保活の大変だったところを教えてください!以下のハッシュタグをつけて、ツイートをお願いします。私は子供を抱えて一人で全部やるのが大変でした。
#保活の苦労#ふうふう子育て
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次回更新は、12/18(日)の予定です。どうぞお楽しみに!
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青鹿ユウ
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。 Twitter:@burubanblog:http://aoshikayu.com/
(編集協力:大西まお)
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