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歯医者さんでは「永久歯が生えそろう12歳くらいまでは仕上げ磨きが必要」と指導されますが、歯磨き(仕上げ磨き)を嫌がる子どもは少なくありません。今回は、子どもの歯磨きに関するエピソードを集めました!
(※画像はイメージです/PhotoAC)
歯磨きをすんなりさせてくれる子どもは、約78%。ほとんどの子どもは、嫌がらずにしっかりと歯磨きできているようです。
仕上げ磨きは、永久歯が生えそろう12歳くらいまでおこなうよう、推奨されています。大きさの異なる乳歯と永久歯が混在している間は、段差ができやすく磨き残しが増えるためです。すこし手間はかかりますが、大きくなるまで磨き残しチェックは続けてあげましょう。
●2歳娘は歯磨きしようと声かけてイヤと即答されるのが恒例。(女性/33歳/専業主婦)
●1歳の息子は歯ブラシを持って自分ではカミカミしてやってくれるが、仕上げ磨きをしようとすると、嫌がり、暴れるので毎日の歯磨きの時間が憂鬱です。(女性/33歳/専業主婦)
●3歳の息子、2歳のころは毎日ギャン泣きで歯磨きさせてくれなかったけど、このごろはやっとやらせてくれるように。30秒で逃げるけど。(女性/42歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
アンケートによると、約22%の子どもたちは歯磨きが嫌いなようです。理由がわかれば対処の仕方もありますが、とにかくイヤ! と拒否されては親も困ってしまいますね。
歯磨きを嫌がる理由は、もしかしたら「痛み」かもしれません。子ども用の歯ブラシは、年齢に合わせて準備しましょう。2歳ごろまでは毛足のやわらかいものがよいでしょう。仕上げ磨きをしてあげる歯ブラシは、子どもの歯ブラシとは分けて用意してみてください。ヘッドが小さく、奥まで届く柄の長いもので、やわらかい平切りカットのものが適しています。
磨くときは、力を入れずに軽く小刻みに動かしましょう。寝かせて磨くのがイヤな子は、立ったままでも大丈夫です。
●息子が2歳のころ、なかなか歯をあけてくれないため、「あー歯の中にばいきんまんがいるー! あー! どきんちゃんがいるーー!」と、とにかく楽しませながら歯磨きをすると、子どももそれにのって口をあけてくれるようになりました。(女性/35歳/専業主婦)
●赤ちゃんのときから、とにかく楽しく歯磨きをすることを心がけている。急いで歯磨きをさせてしまうと力が入って痛かったのがトラウマになってしまうので、歌いながらとか話しかけながらを意識している。そのおかげか嫌がることは全くありません。(女性/24歳/専業主婦)
●初めはブラッシングを嫌がっていたが、ノンタンの『はみがきはーみー』の絵本を読むようになってから、お話しにそって一緒に歯ブラシしゅっしゅっとしています。(女性/41歳/医療・福祉/専門職)
はじめから歯磨きが大好きな子はごく少数です。とくに、仕上げ磨きに慣れるためには「歯磨きは楽しい!」と感じさせる工夫も必要になります。
しっかり磨いてあげたいのはやまやまですが、無理強いは禁物。短い時間から慣れさせていきましょう。仕上げ磨きの際は、うがいのいらない歯磨き粉の使用がオススメです。飲み込んでも安全な天然由来成分でできている商品もありますよ。
●現在2歳半の息子。少し前まではとても歯磨きを嫌がっていたが、最近はポケモンの歯磨きアプリを使っていて、楽しみながら歯磨きを自分でしてくれている。仕上げ磨きの際もパパしてーときてくれている。(男性/26歳/製造業/技術職)
●4歳の娘はアンパンマンのはみがきのうたが大好きで、自分から歯ブラシと歯磨き粉を取り出して、歌の動画を見ながら歯磨きしています。(女性/44歳/医療・福祉/専門職)
●2歳の息子は歯磨きを嫌がります。あまりテレビや画面を見せたくないとも考えており、好きな音楽をYouTubeで流すようにしています。1曲4分前後できっちり終わると同時に終了できるように進めています。(男性/36歳/医薬品・化粧品/営業職)
じっとしているのが苦手な子や、あっという間に歯磨きを終えてしまう子には、動画やアプリを活用してみてもいいでしょう。大好きなキャラクターが応援してくれたり、歯磨きをするたびにスタンプがたまったりすると、励みになります。
仕上げ磨きができたら好きなシールを1枚貼れる、などのご褒美を設定してもいいですね。ご褒美を目当てに続けていれば、歯磨き&仕上げ磨きが習慣になっていきます。
●娘が8歳のときに、ずっと欲しがってたキャラクターの電動ブラシを主人がプレゼントしたら大喜びで、いつも以上に丁寧に歯磨きをしていました。(女性/40歳/製造業/事務系専門職)
●7歳の息子ですが、歯が新しく生えてきて、歯並びがよくないので毎回糸ようじをやるようにしています。乳歯のときより気を使うようになり大変です。(女性/40歳/専業主婦)
●うちの子達は小さいころからみんな歯磨き大好きです。歯磨き後のフッ素入りタブレットが食べたいからだと思います。(女性/34歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
モチベーションアップのために歯磨きグッズを導入するのもよい方法です。
電動歯ブラシなら、きちんと歯に当てることだけを意識すればよいので、歯磨きに集中できます。歯がツルツルになるので気持ちがいいですよ。便利な道具はどんどん使っていきましょう。
歯のすき間が多い子どもには、ピックタイプの糸ようじも便利です。ただし、子どもだけで使わせないように注意してください。
海外では、虫歯予防に毎食後ガムを噛む習慣もあります。うがいができる年齢の子には、デンタルリンスもおすすめです。
●小さいころは歯磨きのときにじっとしてくれませんでしたが、2歳のころから定期検診には通っていました。歯科衛生士の方に「ピカピカの歯だね」と褒められる事がうれしいようで、今では自分で仕上げ磨きをねだるようになってくれました。(女性/37歳/専業主婦)
●息子は4歳ですが、2歳くらいになるまでは歯磨き、仕上げ磨きともに大嫌いでした。そのため、歯医者さんでケアしてもらったところ、それが気持ちよかったのか? それ以降、歯磨きが大好きになりました。(女性/33歳/専業主婦)
●11歳。赤ちゃんのころから通っている歯医者さんで、これまたずっと見ていただいている歯科衛生士さんに歯石がついていると注意をされて「今度は褒めてもらう」と意気込んで、現在日々歯磨きをしています。(女性/37歳/農林・水産/農業)
「歯医者さんは虫歯になったら行く、怖いところ」ではありません。小さいころから定期健診に通い、歯医者さんに慣れておくと安心です。
歯磨き指導もしてくれる小児歯科を探してみましょう。がんばっても磨き残しができやすい子どものうちは、フッ素の塗布や、奥歯の溝を埋める処置など、さまざまな対策を提案してもらえます。専門家の力を借りて、子どもの歯を守りましょう。
仕上げ磨きをするとき、小さい子は寝かせ磨き、大きくなって嫌がるようなら立たせ磨きで対処しましょう。
視覚化できる染出し剤を使い、鏡を見ながらおこなうと、子ども自身も磨き残しを意識することができます。
丈夫な歯は、健康な身体を作る大事な財産。最終的にはフロスなども使えるようになり、自分でしっかり歯を守れるといいですね。
マイナビ子育て調べ調査日時:2023年1月7日~8日調査人数:119人(22歳~40代までのパパ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)
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