/
子どもの看病や通院があると、共働きもなかなか難しくなりますよね。今回ご紹介するのは、子どもの病気が次から次へと発覚し、パート通いが難しくなってしまったという40代ママKさんから頂いたエピソード。勤務継続を諦め、退職を決意したKさんですが……。
3歳と5歳の息子がいます。妊娠・出産で離職しましたが、ふたりともそれなりに大きくなってきたため、私も仕事に就こうと近所のスーパーで働き始めました。
長男を妊娠して以来、ずっと専業主婦だった私。久々のお勤めは少々不安でしたが、店長も職場の人もみんなやさしく、また、自分でお金を稼げるといううれしさもあり、毎日はりきって出勤していました。
勤め始めてから2か月ほど経った頃、長男が繰り返し体調を崩すようになり、病院で検査をしてもらいました。すると、ある病気が発覚。重篤ではありませんが、しばらく通院が必要とのことでした。
夫とふたりで交代しながら看病できればよいのですが、夫は毎日残業しなければならないほど忙しく協力は期待できそうにありません。
私はパートのシフトを減らし、なんとか仕事と長男の看病・通院を両立させていました。
週に1~2度病院に行き、その合間にパート勤務。病院の予約状況によりシフトに入れる時間も変わってくるので、急なシフト変更をお願いすることもしばしばで、心苦しく思っていました。
そんな生活を送っていたとき、次男も体調を崩してしまいました。
2人分の通院・看病で心身ともにぐったり。せっかくはりきっていたパートも、もはやほとんど入ることができない状態です。
私は「これ以上職場に迷惑をかけることはできない」と、退職を決意しました。
次の出勤日、退職願を店長に提出しました。
自分で決めたことなのに、やはり「仕事を続けたかった」と悔しい思いがこみ上げてきます。退職願を差し出しながら、私は涙ぐんでいました。
そのとき、店長が「今は人員が揃っているから、シフトに入れなくても辞めなくても大丈夫」と。「子どもが落ち着いたとき、また就職活動するのも大変でしょ?」と、私に無期限の休暇をくれたのです。
すっかり継続を諦めていたので、店長のやさしさに驚くとともに、思わず涙がこぼれました。
聞くと、パート仲間のみなさんも快く賛成してくれたとのこと。
現在、まだお休みを頂いている状態ですが、子どもの体調が安定したら必ず復帰し、長く働きたいと思っています。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
3453
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント