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【臙脂(えんじ)】とは、黒みがかった濃い赤色のことです。日本の伝統色である【臙脂】にどのような由来があって、どのように愛されてきたのか、子どもにそのまま教えてあげられるよう、やさしい言葉で解説します。海外の方に英語で説明できるよう、英語での解説も紹介しています。
臙脂とは、黒みがかった濃い赤色のことです。
色の名前 臙脂 読み方 えんじEnji 英語 dark red, deep red WEBカラーコード #9f263d CMYK C=44/M=98/Y=76/K=0 RGB R=159/G=38/B=61
※色は環境等により見え方が異なります。各種カラーコードは絶対のものではなく、あくまで参考値です。
【臙脂】とは、黒みがかった濃い赤色のこと。
【臙脂】が誕生したのは、奈良時代。中国から伝わった色で、染色には紅花(べにばな)や虫が使われていました。
名前の由来にはいくつかの説があり、中国の紅花の産地である「燕支山(えんしざん・えんじざん)」、または古代中国でのヤギの脂を使った燕(えん)産の化粧紅などがもとになったといわれています。
臙脂えんじ 茶色ちゃいろ
【臙脂】に合う色のひとつに、【茶色(ちゃいろ)】があります。
【臙脂】は青みが控えめで【茶色】に近い印象もあるため、【茶色】の系統の色は合うものが多いです。ファッションの世界でも、【茶色】の系統であるベージュやキャメルなどの組み合わせをよく見かけます。
A traditional Japanese color “臙脂 En-ji” refers to a dark red color with a hint of black.
This color was introduced from China in the Nara period (710-794). Safflower and insects were used for dyeing.
There are several theories about the origin of the name “deep red. One theory is that it was derived from the Chinese safflower-growing region of “Enshizan” (燕支山). Another theory is that it is based on the ancient Chinese cosmetic safflower from En(燕), which was made from goat fat.
奈良時代から伝わった黒みがかった濃い赤色の【臙脂】。赤色よりも渋く落ち着いた印象があり、男性のファッションでも親しまれていますよね。
(マイナビ子育て編集部)
参考文献・『色名がわかる辞典』(講談社)・『366日 日本の美しい色』(三才ブックス)・『くらしを彩る 日本の伝統色事典』(マイナビ)
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