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それ「命令」になってない?「YouTubeを見るのは○時まで」を守れない子どもに試したい2つの方法

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目次

「約束ね」と決めたルールを子どもが守れず、たとえばゲームや動画の視聴時間などが延びて困っているという親御さんは多いもの。「約束」を守らせるには、どうすればよいのでしょうか。

子どもと大人の「約束」は、子どもに対する「命令」でしかない?

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(※画像はイメージです/PhotoAC)

現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。

保育士としての日々の経験から、パパやママの気持ちに寄り添った子育てのポイントなどを積極的に発信しているてぃ先生。今回はYouTubeで公開した「子どもに約束を守ってもらえない」という悩みについて、てぃ先生のアドバイスを紹介します。

子どもと「ご飯の時間になったらお片付けをしてね」「YouTubeを見るのは○時まで」などと約束しても、まったく守ってくれず途方に暮れること……ありますよね。てぃ先生は、こうした状況を改善するためには「【子どもが守れる約束】を重ねていく」ことが大切だといいます。

そもそも子どもと大人の間で交わされているのは、お互いが納得した上での「約束」ではなく、大人から子どもに対する「命令」になっていることがほとんど。大人は子どもに対して「静かにしていてね、約束だよ」と言いつつも、少し時間が経ったら子どもが声を出してしまうことも理解しており、いうなれば一方的に「こうしてね」と要求しているのです。

ゆえに、その約束は子どもにとってそもそも守ることが難しい場合も多く、大人が子どもに無理なことを求めてしまっている状態。その結果、約束が守れなかった子どもは「自分は約束が守れないんだ」という気持ちが大きくなり、そんな自分に嫌気がさし、自尊心や自己肯定感が削れてしまいます。親に無理のある約束を求められ、やはりそれを守れず、その度に落ち込む……という負のループに陥ってしまうこともあるのです。

そうならないため、「子どもとの約束」に関する2つのポイントを、てぃ先生は提案。1つめは、子どもが必ず守れる約束を設定し、守ることができたという成功体験を積み重ねることです。

たとえば、「ご飯の後、おもちゃを片付けようね」という約束をしても、そもそも子どもは散らかしたおもちゃを全部片付けるのが難しいかもしれません。そのため、まずは「おもちゃを1つ片付ける約束ね」とハードルを下げるのです。それができたら、「約束守れたね!ありがとう」と褒めて自信をつけ、今度は「おもちゃを2つ片付ける」というふうに、子どもができる範囲で約束の内容をレベルアップ。それを繰り返すことで大きな自信につながっていきます。

2つめは、約束の設定をする際に子どもを巻き込むこと。「YouTubeを見るのは○分まで」という約束をする場合、スマートフォンなどのアラームやタイマーを子どもに設定してもらい、スタートボタンを子どもに押させます。すると子どもは、自分も約束に参加しているという認識が働き、約束が守りやすくなるそう。同じ要領で、「おもちゃを何個、お片付けする?」などと、約束の内容を子どもと一緒に決めるのもいいでしょう。

てぃ先生がこの方法を保育園で実践したところ、早い子どもでは3日で効果がみられ、約束が守れるようになったそう。もちろん人によって効果が現れるまでの時間は違うものでしょうが、まずは試してみると良いかもしれません。


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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