更新日:2022年6月1日 / 公開日:2022年6月1日
『ヤンデレ』という言葉を聞いたことはありますか?なかには、「あなたってヤンデレだよね」と言われた経験がある人もいるかもしれません。この記事では、ヤンデレの意味やヤンデレ女子の特徴、ヤンデレにならないための方法を詳しく紹介します。
まずは、ヤンデレの意味や由来から見ていきましょう。
また、間違われやすい『メンヘラ』『ツンデレ』との違いも解説します。
ヤンデレとは『病み』と『デレデレ』を省略した言葉で、特に恋愛においてよく使われています。
病んでいるというのは病気のことではなく、『精神状態が普通ではない』こと。
またデレデレは、『デレデレしている』というように、甘えた態度のことを表します。
つまりヤンデレとは、好きな相手への思いが強すぎて、精神的に不安定な状態にある女性のことを指すのです。
ヤンデレという言葉が使われるようになったのは2000年頃からです。
由来となったのは、アニメ『School Days』といわれていて、ヒロインである桂言葉(かつら ことのは)の、メンヘラっぷりが当時話題になりました。
それ以来、アニメやゲームではヤンデレの兆候が見られるキャラクターが度々登場するようになり、次第にヤンデレという言葉が大衆化したのです。
ヤンデレと同じように使われる言葉として、『メンヘラ』『ツンデレ』などの言葉があります。一見、類語のように思えますが意味合いはそれぞれ異なります。
▪️メンヘラ
メンヘラの語源はメンタルヘルスです。心の健康に問題を抱えていて、感情の起伏が激しいのが特徴。
メンヘラとヤンデレは、精神的に不安定という点で同じですが、ヤンデレは、好きな人への愛情表現が行動の起点になるのに対し、メンヘラは自己中心的に自分の欲求を満たすことが行動の起点となります。
▪️ツンデレ
ツンデレは、一見ツンツンしていて冷たく見えるけれど、恋人の前ではデレデレ甘える人のことを指します。
ツンデレは、ヤンデレやメンヘラのように精神的に不安定という意味合いではなく、小悪魔系女子といえるでしょう。
ヤンデレは、女性だけではなく男性にも当てはまることがあります。
そこでヤンデレの見分け方と5つのタイプを解説します。
「もしかして私ってヤンデレ?」「私の彼氏がヤンデレっぽい」など気になることがあるなら、ぜひ普段の行動と照らしあわせてみてください。
恋人や好きな人に依存する方は、ヤンデレの可能性が高いでしょう。
恋人と片時も離れることなくベッタリしていたい人や、恋人と少しでも連絡が途絶えると不安になってしまう人は、この依存型に該当します。
「とにかく相手を束縛したい」というのが独占型の特徴です。
彼氏が他の女子と連絡していることはもちろん、男友達にまで嫉妬心を抱くこともあります。
妄想型のヤンデレは、基本的に自分に自信がありません。そのためなんでもマイナス方向に考えてしまう傾向があります。
たとえば「今週の日曜は仕事」と恋人に言われると、「きっと浮気だ...。」と、ありもしない妄想をし、精神的に不安定になってしまうこともあります。
思い込みが激しく、ネガティブ思考の性格の人に多いタイプです。
崇拝型のヤンデレは、恋人に対し「あなたがすべて正しい!」という崇拝の気持ちが強く出ます。強引な男性に惹かれる傾向があり、交際するとひたすら尽くします。
恋愛をすると周りの声が届かなくなるほど、盲目になってしまうのも特徴です。
攻撃系のヤンデレは、攻撃することで相手を試します。
あえて喧嘩を吹っ掛けることで、「それでも自分のことを嫌いにならないか」を確かめるのです。幼少期に愛情に飢えていた人に多いタイプです。
ヤンデレの気質を持つ方には、いくつかの共通した特徴があります。
ヤンデレの共通点を7つ紹介するので、当てはまるものがないか確認してみてくださいね。
ヤンデレの人は、独占欲が強いのが特徴です。
女友達はもちろん、男友達との遊びも制限することも。
独占欲も嫉妬心も愛情ゆえのものですが、それが原因でもめるケースも多いのでご注意ください。
ヤンデレは、心を病むほどに相手のことを想います。一途といえば聞こえがよいのですが、実際はただの依存ということも。
相手がマメなタイプならうまくいきますが、恋人がマメでないと『病み』が増幅してしまうので注意が必要です。
ヤンデレは恋人に尽くすことに生きがいを感じます。
しかし相手によっては、強すぎる愛情表現が重く感じることもあるので要注意。
『都合の良い女』にならないよう、ほどほどの距離感を意識するのがよいでしょう。
ヤンデレにとって、恋人は世界で一番の存在。
そのため、すべての時間と愛情を恋人に注ぎます。
常に恋人しか見えていないので、悪気はなくても、恋人以外にはあからさまにドライな態度を取ってしまいがち。それがきっかけで友人を失くしかねないので気をつけましょう。
ヤンデレには、寂しがり屋で、かまってちゃんの人が多いです。
常に恋人と通じあっていたいので、LINEやメールを四六時中送ってきます。
少しでも気に食わないことがあると、スクロールしても末尾が見えないほどの長文メールを送ってくることも。
愛情ゆえの行動ですが、「怖い」「めんどくさい」と思われがちなので注意が必要です。
ヤンデレは自己肯定感が低いため、「人が自分のことをどう思っているのか」を過剰に気にします。
学校や仕事では、自分の意見を堂々と主張することはほとんどなく、相手の顔色を見たり空気を読んだりするので、トラブルにはなりにくいでしょう。
ヤンデレは恋人の存在が何よりも大事。
恋人から「今日急に予定が空いたんだけど」と連絡が入れば、友人との約束をキャンセルしたり有給休暇を使ったりして、なんとしてでも恋人に会おうとします。
恋愛をすると周りが見えなくなってしまうので、もう少し物事を俯瞰(ふかん)して見るよう心がけましょう。
恋愛すると誰もが不安定になるので、「私にもヤンデレ」の気質があるのかも...。と不安になる人もいるでしょう。
ここからは、ヤンデレにならないための具体的な対策を3つ紹介します。
日頃から意識して、健康なメンタルバランスを保ってくださいね。
「私の世界には彼しかいない!」と思い込むと、執着や束縛などのヤンデレ行為を引き起こします。
コミュニティーを広げて、「世の中には彼以外にも良い人はたくさんいる」と知ることが、ヤンデレ回避の第一歩です。
趣味や習い事などなんでもよいので、彼以外の居場所を作るようにしましょう。
ヤンデレの人は自己肯定感が低く、自分に自信がない人が多いです。
それゆえに、「この人を逃したら、自分を好きになってくれる人がいないかも...」という思考回路に陥りがち。自分に自信がないため、相手を束縛するヤンデレ行為をしてしまうのです。
ヤンデレになりたくないなら、まずは自分磨きや習い事で、自信をつけることが大切です。
自分の時間を大事にして、人に依存しない自立した女性を目指しましょう。
「24時間365日彼氏と一緒じゃなきゃイヤ!」という方は、一人でできる趣味を探しましょう。
最初は「彼に会えないなんて!」と寂しく感じるかもしれませんが、1日2日……と趣味を続けていくうちに、少しずつ慣れてくるはずです。
自分の時間を楽しめるようになると、心にも余裕が生まれ、恋人との関係も良好になるでしょう。
ヤンデレには、『病み』という心理的特徴があります。
恋人や好きな人への愛が強すぎて、精神状態が普通でなくなってしまうのです。
ヤンデレに陥らないためには、身体と心のバランスを取ることが大切。
・自分磨きをする
・一人でできる趣味を見つける
・コミュニティーを広げる
など、『彼100%』の脳内スペースを少しずつ空けていきましょう。
病むほどに相手を想い続ける、ヤンデレ。
その愛情をほどよい距離感で向けられれば、恋人とも良い関係で恋愛ができるでしょう。
・ヤンデレ女子だけではなく、ヤンデレ男子やヤンデレ彼氏など、誰でもヤンデレになる可能性がある
・ヤンデレとメンヘラは精神的に不安定な面は同じだが、行動起点が恋人か自分かの違いがある
・ヤンデレ回避のためには、自信をつける、自分の時間をつくる、コミュニティーを広げるとよい
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