cover interview　Niki

ファッション雑誌 4誌のレギュラーモデルを経て、「TOKYOGIRLSCOLLECTION」や「GIRLSAWARD」をはじめ「神戸コレクション」「関西コレクション」など、ステージやイベントにひっぱりだこのNikiさん。現在はモデル以外にも活動の幅を広げている彼女に、気になるスタイルキープ術や今後の展望についてを伺いました。

Profile

1996年10月15日生まれ、兵庫県出身。アメリカ人の父を持つハーフ。
2014年に開催された次世代のトップモデル &トップアーティストを発掘するオーディション「TOKYOGIRLS AUDITION 2014 AUTUMN/WINTER」をきっかけに芸能界入り。2年連続で「世界で最も美しい顔100人」にランクイン。モデル活動のほか、バラエティ番組やイベント出演など多方面で活躍中。

趣味とお仕事の境界線をなくして
自分の好きなことをお仕事にしたい

白のロングジャケットをワンピース風に着こなし、ルブタンのニーハイブーツで颯爽と登場したNikiさん。その圧倒的なプロポーションと存在感にスタジオから感嘆の声が上がった。シャッター音と共に次々と変わる表情、仕草。ときどき写真をチェックしながら、“お洋服の雰囲気に合わせてクールめがいいですよね”、“脚を組んだ方が綺麗かな...”と、自ら世界観を作り上げていく様に、スタッフ一同釘付けだ。

「現場の方たちから“いいね!”ってリアクションをもらえた時、達成感があります。今日のお洋服、雰囲気に私がハマったんだ、正解だったんだなって、嬉しくなります」とNikiさん。最近ではタレントとしての仕事も増えてきたが、やっぱりモデルのお仕事が一番好きだと話してくれた。

「まだ自分の中で女優やタレントというイメージがないんです。何度かお仕事をさせていただいたという感覚で...。自分はずっと『モデルです!』と言い続けることができたらいいなと思っています」

モデルの魅力はなんだろう?

「女優がひとつの役を演じる時、その撮影現場では、“その人”になることを求められると思うのですが、モデルは逆。なるべく違う表情で違うポーズ、衣装やメイクによって雰囲気を変えて、一瞬一瞬を違うものにした方が良いと思っています。その同じものを求められない感じが好きで、やりがいを感じていますし、スタッフさんやクライアントさんが喜んでくれるのを見ると本当に嬉しいです。衣装やメイクがたくさん替わる現場は時間もかかって大変ですけど、その分楽しみも大きいです」

ランウェイを歩くショーにはまた違った魅力があるとNikiさんは続ける。

「お客さんの反応が生で見られるのは、雑誌の撮影と全然違う楽しみがあります。お洋服を見に来ているお客さんも多いですが私を見に足を運んでくれる方もいらっしゃるので、その方がどうやったら喜ぶかを考えます。ランウェイからもファンボードやうちわってよく見えるんです。自分の名前が書いてあると嬉しくなっちゃいます。クールなステージを要求されるブランドでは笑ったりすることはできませんが、ハッピーでガーリーなブランドのランウェイなら、手を振ったりしてファンサを返したり。お客さんとのコミュニケーションも楽しいです」

1月には「東京ガールズコレクション in 静岡」が３年ぶりに開催。地方のステージに出演するときの楽しみを伺うと、「もちろん、ご飯！」と即答が（笑）

「地方に行ったら、ご当地グルメは絶対です。でも日帰りのときは、食べる時間があるかが何よりも心配(笑)。札幌や沖縄など、宿泊になるときは、しっかりと食事を堪能して帰ってきます」

食べることが大好きだと話すNikiさん。それでいてそのプロポーション。どうやってキープしているのだろう？

「我慢すると変えてストレスになってしまうので、基本的にノンストレスを心がけています。とはいえ、食べたいだけ食べるのではなくて、お腹がふくれたな、と思ったらそこでストップ。お腹がくるしくなるまで食べたりはしないようにしています。あとは、ジャンクフードを食べた次の日は少しライトな食事にするとか、バランスは一応考えます。でも何かを食べちゃダメというルールは作らないようにしているんです。栄養面を考えら食事を摂ったほうが良いのはわかるんですけど、ルールを決めるとそれがストレスになっちゃう。変に意識しないほうが自分に合っているのだと思います。」

毎日の運動や、美容のためのルーティーンは?と聞くと「えっ...」と気まずそうに笑う。

「トレーニングは苦手なんです。写真集の撮影の前にジムで追い込むことはありましたが、日常的に通うのは...。でも、基本はアクティブなので、夏は海で泳いで、冬はスノーボード。車も好きなのでカートに行けば全身運動になるんです。割とアクティブな遊びが好きなので、そこで体を動かしています(笑)。今年は、これらの趣味がお仕事にも繋がれば良いなと思っています。これまでは、趣味は趣味、お仕事はお仕事と分けていたのですが、せっかくなら一緒にしてもっともっと楽しみたいなと。旅をすることも大好きなので旅番組のレポーターとかも挑戦できたら嬉しいです。今年からはこれまでとちょっと違った一面もたくさんお見せできるようにがんばります！」

Photo / Ryuta Seki
Styling / EVI FUJII
Hair&Make /Yuko Hazama
Text / Satoko Nemoto

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