フランスの老舗ランジェリーブランド“Aubade”

Aubade（オーバドゥ）は1950年代にパリでうまれた高級ランジェリーブランドです。

「女性をいかに官能的に魅せるか」を追求してきた野心的なブランドで、今ではめずらしくない「ブラジャーとショーツの色を合わせる」といった楽しみかたを世界ではじめて打ち出したのもAubadeなのだそうです。

「Boite a Desir（欲望の箱）」

このAubadeがここ数年展開しているシリーズに「Boite a Desir（ボアット ア デジール）」というものがあります。

フランス語で「欲望の箱」という意味で、こちらはずばり「パートナーと二人で楽しむためのツール」のコレクションです。

黒く繊細なリボンだけでできたショーツや総レースのアイマスクなど、デイリーユースではないけれど恋人を美しく魅せる「おあそびの道具」が黒い箱におさめてられています。価格はだいたい1万円前後です。

上質で絶妙なサイズ感

基本的に色はすべてシックな黒で統一されています。素材はやわらかく織られたレースやオーガンジー。

このシリーズは質の良さだけでなくサイズ感も秀逸で、すべてフリーサイズなので試着は不要です。どんな体型の人にもなじんで楽しめるアイテムばかり。

試着が要りませんから、そっとオンラインで買えますし、ギフトとしてパートナーが内緒で買うこともできます。一部の商品はAubadeを取り扱う専門店や百貨店で買うこともできます（どの店員さんも優しくて信頼できます）。

素直にセクシーさを楽しむこと

パリの老舗デパートのランジェリー売り場ではAubade以外のブランドでも「鞭」や「アイマスク」を身に着けたマネキンがごく自然に飾られていました。びっくりしつつも“アムールの国”の本気をかいま見た気がします。

セクシーな事柄に対してここまで率直な人たちの真似をすることは難しいかもしれません。でも、カップルを楽しく長続きさせるうえで良いヒントになるはずです。

なにより、美しく繊細なものたちが明るくスタイリッシュに販売されていると、アダルトグッズ特有の「裏路地感」がなくなります。ここに感動しました。
まるでアクセサリーを選ぶような気持ちで手に取れます。ほがらかに自由に楽しんで大丈夫なのだなと心強く思いました。

それでいて箱を二人で開けた時の「共犯者」な気分はなかなかのものです。

使いかたはその人たち次第。たとえばアイマスクをしてお気に入りのスナックや果物を口にはこんでもらうゲームも楽しいかもしれません。

そんな遊び心をかきたてられるシリーズです。

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