更新日:2024年8月9日 / 公開日:2021年8月15日
友人やお世話になった大切な人の結婚式。そんな大事なお呼ばれシーンこそ、装いやマナーはいつも以上に気を付けたいところ!今回はお呼ばれコーデを3つのタイプに分けてご紹介。今さら聞けないお呼ばれシーンの常識も一緒にスタイリストの永岡美夏さんに教えていただきました!
雑誌をはじめ、広告や著名人のスタイリングも数多く手掛ける人気スタイリスト。大人の可愛さと上品さを兼ね備えた着こなしを得意とし、セレモニーマナーやTPOに沿った提案も定評がある。
正統派のネイビーは「コンビネゾン」で差をつけて
コンビネゾンで遊び+感度高めに仕上げるのがおしゃれ。一見地味に見えがちなネイビードレスは、小物をゴールドでまとめたり、ボリュームのある大振りアクセサリーを添えて華やかにまとめるのが◎
ゆとりがありながらストンとしたシルエットが、体のラインをカバーし綺麗に見せてくれるのも嬉しい1枚。
コンビネゾン¥12,474/Dress Lab(ARMARIA)、パンプス¥15,400/ダイアナ、ネックレス¥14,300/アンテプリマ(ヴァンドームヤマダ)、その他スタイリスト私物
デイリーにも着られる「プリーツワンピース」が優秀
ボリューム袖が可愛いプリーツワンピースは、ワンピース自体がシンプルだからデイリーにも着られるのが嬉しい◎
ただし、普段着感を払拭するために、レースやキラキラの小物を添えることが必須!ベルト無しでも着られて、アクセサリーを変えれば会食や入学シーンなどにも使えます。
ワンピース¥28,600、ネックレス¥8,580/ともにストラ、パンプス¥22,000/タラントン by ダイアナ、その他スタイリスト私物
新・大人フェミニンな「ベージュワンピース」
首もとのチュールを活かして、あえてのノンアクセサリーの引き算が素敵に決まるワンピース。揺れるものや光りを感じるピアスをプラスしても◎
小物はピンクベージュのワントーンでまとめてぶりぶりさせないのがポイント。オトナ女子の上品な可愛さが引き出せます。腰位置高めのAラインならスタイルもよく見える♡
ベージュワンピース¥22,000/ラグナムーン、バッグ¥14,300、パンプス¥17,050/ともにダイアナ
技ありデザインで差をつける!大人の「グレーワンピース」
大人っぽくモードな服が好きな人におすすめなのは明るいグレーの品のあるワンピース。肩から二の腕の部分が落ちるタックが効いたデザインなら気になる肩回りが出すぎず自然に盛れます。
淡いグレーはのっぺりしすぎないように、黒小物で占めるのが◎ベロアやキラキラ、パールなどの華やか素材や装飾のあるデザインを意識しましょう。
グレーワンピース¥6,124/Dress Lab(ARMARIA)、パンプス¥17,600/ダイアナ、その他スタイリスト私物
スモーキーなミントが好感度大な「カラーコンビネゾン」
レストランウェディングなどのカジュアルシーンやパーティ向けのおしゃれコンビネゾン。肩部分がちょっとカットされたような、出し過ぎずいやらしくない大人の肌見せが◎
ベルト無しでそのままストンと着る時は長めのネックレスをプラスしてメリハリをつけて。
コンビネゾン¥22,000/ラグナムーン、パンプス¥22,000/タラントン by ダイアナ、ネックレス¥16,500/ランバン オン ブルー(ヴァンドームヤマダ)、その他スタイリスト私物
レース×ラベンダーカラーで華やかさ最上級の「カラーワンピース」
藤色は古くから高貴な色として扱われているカラー。お祝いの席でおすすめのこのカラーは、バツグンに華やか♡
首もとが詰まっているワンピースは、ネックレス無しでも十分素敵に決まります。もしプラスするなら上品なパールのネックレスを添えて。
ワンピース¥22,000/Dress Lab(ARMARIA)、パンプス¥15,400/ダイアナ、その他スタイリスト私物
男性も黒いスーツが定番のお呼ばれシーン。だからこそ女性は黒を避けるのがベター。
もしも黒ドレスを選ぶなら、総レースやチュールなど式に華を添えるような贅沢な素材のものを選んで。また、ストンとしたデザインものは地味に見えがちなので、どこかにボリュームのあるデザインが◎
手持ちの小物が豊富なおしゃれさんなら難易度の高い黒もいいけれど、アクセサリーやバッグがあまり揃っていない人はネイビーやカラードレスを選ぶのがおすすめです。
写真左から、ワンピース¥22,000/ラグナムーン、ハイネックワンピース¥22,000/MERCURYDUO
× セットアップはNG
上下別になっているセットアップは「別れ」を連想させるのでお呼ばれシーンには向いていません。
× つま先の出るシューズはNG
つま先が出るデザインの靴もカジュアルな印象が強いのでお呼ばれシーンには不向きです。パンプスなどつま先やかかとの出ないデザインを選びましょう。
× ひざ上丈や深いスリットなどの高い露出はNG
カジュアルなレストランウェディングなどでは大胆なカットやひざ上丈など、肌を見せる装いもおしゃれですが、基本的には肌の露出は控えめにするのが◎
× ファーやレザーはNG
「殺生」を連想させるファーやレザーの素材は、ドレスはもちろん、小物でも選ぶのはNG!つい忘れたら恥をかいてしまう基本なので、間違えないように注意しましょう。
△ 素足はNG!ストッキングならベージュがベター◎
これも基本ですが気温の高い夏場でも素足は絶対にNG。シンプルなベージュやラメ・パールなどの装飾がされたものがおすすめですが、冬場であれば透け感のある黒でもOK。
素材であればチュールやレース、サテン、ベロアなど、光沢があったり見るからに贅沢なものを選ぶのが◎正統派なパールもドレスやバッグ、アクセサリーでポイント使いすると装いを格上げしてくれるお役立ちアイテムです。
華やかなシャンデリアや花嫁と比べると地味になりがちだからこそ、贅沢素材やキラキラで輝きを添えましょう。
結婚式・披露宴は、手堅く振袖や訪問着などで祝福ムードを最大限に盛り上げて。新郎新婦や親族にも喜ばれること間違いなしです。
着物の色は、白を選ばないなど、当たり前の所に気を付ければ大丈夫◎普段は着物に慣れていない人でも、レンタルから着付けまでプロにお願いできるサービスもありますよ!
近頃は人気ブランドの新作から自分では手が出せない憧れブランドまで、いま着たいドレスを揃えた「レンタルドレスショップ」も充実。
気心知れた仲間が集う場面だからこそ、新鮮なドレスをレンタルしてみるのも賢い選択かも!
大切な人の最高の日を祝福するお呼ばれシーン。見た目はもちろんマナーもおさえた素敵なコーディネートで、特別な一日に華を添えましょう。
記事協力:ARMARIA/アンテプリマ(ヴァンドームヤマダ)/ランバン オン ブルー(ヴァンドームヤマダ)/ストラ/ダイアナ/タラントン by ダイアナ/MERCURYDUO/ラグナムーン
※記事内の商品詳細は撮影時点の情報、記事協力の表記は五十音順です。
カメラマン/米玉利朋子(G.P.FLAG)
スタイリング/永岡美夏
企画/michill編集部
この記事のライター
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