更新日:2024年2月11日 / 公開日:2024年2月11日
東京・大手町の日本旅館「星のや東京」で、「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」が開催中です。茶の湯の茶事に倣って点心にあたる押し寿司、主菓子と干菓子にあたるミニャルディーズを味わえます。東京の真ん中で、非日常を体験したい人におすすめです♡
東京・大手町の日本旅館「星のや東京」では、2024年1月7日〜4月30日の期間、「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」が提供されています。
幕府を支えた名門・酒井家の上屋敷跡に建つ星のや東京。この土地の歴史や文化を織り交ぜたおもてなしで、優雅なひとときを過ごしてほしいとの思いから、3年前よりアフタヌーンティーの提供が開始されました。
星のや東京独自の料理様式「Nipponキュイジーヌ」の流れを汲んで、日本食材とフレンチの技法を融合している点、従来のイギリス式のものとは一味異なっている点などに対して多くの反響を受け、今年も開催に至りました。
武士の嗜みであった茶の湯の茶事に倣って味わえるのは、点心にあたる押し寿司や、主菓子と干菓子にあたるミニャルディーズ。10種類のすべてのミニャルディーズに旬の苺が用いられています。
専属のスタッフが提供するスパークリング日本酒やオリジナルコーヒーなどのペアリングの妙と合わせて堪能でき、和の心を体感できるアフタヌーンティーで優雅なひとときを過ごせます♡
「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」は、江戸文化を代表する茶の湯を現代に表現し、茶事の流れに沿って点心・主菓子・干菓子を楽しめるアフタヌーンティーです。
主菓子と干菓子にあたる10種類のミニャルディーズすべてに、旬の苺を使用。シューの中に苺のクリームを入れて重ねた、フランスの伝統的なお菓子「苺のルリジューズ」や、甘酒を練りこんだ生地に苺のコンフィチュールを入れて焼きあげた「苺のフィナンシェ」など、甘みと酸味を生かしたお菓子で、それぞれ異なる苺の食感や味わいを楽しめます♡
点心、主菓子、干菓子とそれぞれに合わせたペアリングが提供されるのも特徴的です。
点心にあたる押し寿司には、苺のシロップとスパークリング日本酒のカクテル、主菓子には茶事のメイン・濃茶と同じように分け合って楽しめるフレンチプレスで淹れたオリジナルコーヒーを合わせます。
スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」の協力の元、このアフタヌーンティーのために、豆や焙煎度合いを選定。
最後の干菓子は、香ばしい薪火(まきび)晩茶と一緒に味わいます。
濃茶の菓子器には、古くから縁高(ふちだか)のお重が使われてきました。本アフタヌーンティーでは、玉虫細工を施したオリジナルの重箱で提供されます。漆塗りのお重には、1mm四方にカットされた玉虫の羽が散りばめられ、目を奪われるほどの輝きを放ちます。
玉虫細工は、古代の日本建築を知る上で重要な遺品である法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)にも使われ、推古天皇の御物(ぎょぶつ)と言われてきました。約1300年もの時を越えて人々を魅了する玉虫の羽をあしらったこだわりの重箱を前に、優雅なひとときを過ごせますよ。
「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」の対象となるのは星のや東京宿泊者で、1日1組(2名)限定。料金は1名12,000円(税・サービス料込み)。3日前までに公式サイトからの予約が必要です。
星のや東京の「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」で、優雅なひとときを過ごしてみませんか?
「星のや東京」の公式サイトをチェック ><住所>〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目9番1
<TEL>050-3134-8091
<客室数>84室
<アクセス> 東京駅丸の内北口出口から徒歩10分、東京メトロ大手町駅A1、C2出口から徒歩2分
星のや東京では、食材の力強さや繊細な味わいをフレンチの技法で引きだした、きらめきのある料理を味わえます!
星のや東京には、客室から畳続きの各階専用のセミプライベート空間があり、お茶を飲んだり読書をしたり、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
※2024年2月時点の情報です。詳細は、「星のや東京」の公式サイトにてご確認ください。
文:岡村幸治
この記事のライター
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