更新日:2022年1月5日 / 公開日:2022年1月5日
作成した文章や提出した書類に不備があって失敗した!という経験はありませんか?何度確認しても後になって発覚する凡ミス…子供たちに口うるさく言う手前、自分は絶対に失敗したくない所ですが…
我が家には小学4年生と2年生の女の子がいます。毎日のようにテストプリントを持ち帰りますが、よくある間違いが「書き間違い」。内容を理解しているのに書き間違えて減点されているのを見ると、口をついてでるのが「ちゃんと確認しなさい」というセリフです。
送り仮名がなかったり、書く欄を間違えていたり、そもそも名前がなかったり…きっと他にも同じようなテストを前にして、同じような指摘をしながらため息をついている親御さんもいらっしゃると思います。
しかし、「確認する」という行為は、小学生に限らず、大人になっても完璧にこなす事は難しい作業であると私は常々感じています。
私は仕事柄、書類や名簿、文章の作成を日常的に行っています。
基本的にそれらは外の目に触れる事になる「提出物」なのですが、作成に付随して行っているのが「校正」です。作ったものが間違っていないか確認して渡す。これは当たり前の工程ですが、この当たり前の足をひっぱるのはいつも決まって「校正」の甘さです。
実際にしたヤバい失敗はここでは書けませんが、ソフトな…みなさんも「あるある」と言っていただけそうなやらかしで言えば、
例えば
・テンプレの文章を使って代表者が前任の人物の宛名だった
・漢字の誤変換
・「申し込み」、「申込」などの表記ゆれ
・「ございます」の後に「る」を追加で入力して時代錯誤になった
などなど…提出前に気がつき、未遂に終わる事が殆どとは言え、背筋が凍る思いを幾度となくしてきましたし、現在進行形で繰り返してしまいます。
このmichillの文章にしても、何度も何度も確認したつもりで校了するのですが、送信した瞬間「あ」と思う事が得てしてあります。
仕事をしている上で失敗する事は数あれど、この「校正ミス」が一番ショックで引きずってしまう…という方も多いのでは?私はそうなので、普段校正する時は以下の事を心掛けています。
・データの場合は画面ではなく紙に出して読む
・一度作った文書は時間をあけて読む
・数字、固有名詞は「確認した」事をいちいちチェックを入れる
・「間違いない」という固定観念は捨てて、「絶対にどこか間違っている」という前提で読む
・自分以外の誰かにも見てもらう
以上、あげた項目は校正作業におけるスタンダードな方法だと思います。校正を日常的に行っている方にとっては「当たり前」の話。要はいかにこの作業を集中してできるかが「真の校正」を遂行するキモだと思います。
「絶対に間違えない校正方法」があるとすれば、自分が「確認しているかを確認する」という確認。ややこしいですが、今確認した!という事をしっかり確認できれば絶対に間違いは見逃さないはず!…なのです。
大人でも難しい事を、小学生の子供たちが完璧にこなすことはさらに難しいでしょう。
しかし、今「確認する」という癖を付けることはきっと大人になってからも役に立つので、少し口うるさくとも、テストや学校の準備等、ことあるごとに、「確認しているかを確認」したいと思っています。
この記事のライター
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