更新日:2022年10月15日 / 公開日:2022年10月15日
おしゃれ好きなmichill読者の皆さんは、クローゼット収納に自信がありますか?そろそろ衣替えの時期となりましたが、「面倒くさいな…」と後回しにしてしまいがちですよね。そこで今回は、整理収納アドバイザーに学ぶ洋服の収納術と、収納に便利なお役立ちグッズをご紹介します!お気に入りの洋服のみだけのクローゼットにすれば、衣替えがもっとラクになりますよ!
いつか着るかも…と着ない服を長い間キープしていませんか?
それが積もりに積もって大事な服が埋もれて行方不明に…!なんて悲劇を経験したことのある方も多いはず。
そろそろ衣替えのタイミング。この機会にクローゼットの棚卸しをしてみましょう。着る・着たい服とそうでない服を仕分ければ、めんどうな整理もはかどりますよ。
ファッションが好きな女性にとって、クローゼットの整理は頭の痛い問題。
ほとんど着ないものの、買ったときに高かったからなどの理由で「いつか着るかも…」とつい取っておいてしまう洋服はクローゼットの肥やしになりがち。
今シーズン一度も着なかった服や、手に取ったときにイマイチしっくり来なくなってしまった服は、結局取っておいても再度出番が来る可能性は低いです。
衣替えのタイミングで手持ちの洋服の棚卸しをしっかりして、着たくなる服だけが詰まったクローゼットにアップデートしましょう!
では、どんな基準で洋服の見直しをするのが良いのか、というポイントについてご紹介します。
まず、手持ちの服を「トップス」「ボトムス」など種類ごとにざっくり分けます。もし手持ちの洋服の量が多い場合は、「トップス」をさらに「シャツ」「ニット」など細かく分けてもOKです。
そこで分類した洋服を、「好きかどうか」「着ているかどうか」の2軸で分けていきます。
どうしても「いつか着るかも」と執着してしまいがちですが、一度袖を通してみて、やっぱりしっくり来ないようであれば思い切って手放すのが得策です。
そもそも「衣替えをしない」という考え方もあります。着ない服は潔く手放して、洋服をジャンルごとに仕分けたら、服の管理が驚くほどシンプルになりますよ。
みなさんはどんな風に服を分けていますか?
春夏服・秋冬服…のようにオンシーズン・オフシーズンで分けている方が多いかと思います。
しかし季節ごとに服を分けていると、『暖かくなったと思いきや寒さが逆戻りで、あのトップスしまわなければ良かった〜』だとか『夏にキャンプに行きたいけれど虫よけの為に長袖を奥から出さなきゃ…』なんていうことがありませんか?
特に最近の気候は読めないことが多いので、なかなか服装の調整が難しいところですよね。
そこでおすすめするのが、“季節ごと”ではなく、“カテゴリーごと”に服を管理する方法です。手持ちの服たちを、半袖トップス・長袖トップス・ボトムスに分けています。
そうすることで季節ごとに衣替えをする必要が無く、気候の変わり目やレジャー時の服選びもスムーズに行うことができます。
半袖トップス・長袖トップス・ボトムスのように服を分けたら、カテゴリーごとにそれぞれ収納スペースを割り当てます。
1つのカテゴリーにつき1つのケースを使用すると、どこに何があるかすぐにわかるので管理がしやすいです。
奥行きのあるケースや引出しの中は手前に“今よく使うもの”を収納しておくこともポイント。
長袖トップスのケースでは“厚手のものor薄手のもの”、ボトムスケースでは“春夏素材or秋冬素材”のように奥行きを分けて使用しています。
気候に合わせて前後を入れ替えることで簡単に服が選びやすくなりますよ。
このアイテムごとに分ける方法だと季節ごとに衣替えをする必要はなくなりますが、収納スペースに通年の衣服を常に収めておくことになります。
そのため収納スペースに入り切るよう、オールシーズンの服の量を調整する必要があります。
オンシーズンの服ですでに収納スペースがいっぱい…という方はこの機会にぜひお手持ちの服を見直してみましょう。
いざ服を減らそうと思っても、どこから手を付けようか迷ってしまう時には、まず今シーズン着なかった服について考えてみましょう。
よほど思い入れのある服は“思い出の品”ということで無理に手放す必要はありませんが、今シーズン着なかった服を来シーズン着る可能性は極めて低いです。
『まだ着られるのに…』と捨てるのに抵抗があるのであれば、リユースにまわして本当に着たい方・着る方に譲りましょう。このままクローゼットに眠らせてしまうよりは、その方が服にとっても嬉しいことかもしれません。
お気に入りでよく着たけれど、生地がヘタってしまったり、傷みの激しいものは潔く処分しましょう。
『もったいない…』と思ってしまうのであれば、小さく切ってお掃除の時にウエス代わりにすると◎『最後までありがとう』と使い切るのもおすすめですよ。
その他、判断に迷うものは一度鏡の前で実際に着てみましょう。
年齢とともに似合う服も変わります。『思っていたのと違う』『似合わなくなった』と感じるものは手放して、今の自分に合うファッションを楽しみませんか。
洋服の仕分けが済んだら、クローゼットに収納していきましょう。
クローゼット内での仕分け方・畳み方を工夫すれば、さらにユーザビリティが上がり快適な生活が叶いますよ!
こちらのウォークインクローゼットに掛けているのはコートやジャケットなどの上着類、ボトムス、ワンピース、トップス類です。そのほかの仕事着や、普段着、趣味のサッカー着などは、全て中のチェストに畳んで収納しています。
このように仕事着は、夏物と冬物をブックエンドで仕切って分けたり、
Tシャツ類は、色が同じだと分かりづらいので、ロゴが分かるように縦横三つ折りにして、立てて収納。
これで同じようなトップスも一目瞭然、すぐに分かります。また色別に分ける事で、コーディネートがしやすく、また手前がロングTシャツ、奥が半袖Tシャツのように入れれば、夏には手前と奥の列を入れ替えるだけで衣替えができます。
これなら同じ引き出しの中で衣替え出来るので、オフシーズンの服を別に置く場所を確保しなくても良くなり、季節の変わり目の寒い日や暑い日の温暖差がある時も、半袖、長袖両方の服を選ぶ事が出来るのでオススメです。
賢い断捨離方法とプロの収納術が分かったところで、実践に使える超便利な収納グッズをご紹介していきます!これらを活用すればクローゼットの中がワンランクアップすること間違いなしですよ!
ニトリのフラッテならクローゼットやタンスの上にも置ける
ニトリのフラッテハーフサイズ。
変わった形をしていますが、正面の蓋を上に上げて使います。中身を確認したい時、このような構図になっているととても便利。 本体は蓋が外せるようになっているので、出し入れもスムーズ。
このサイズはちょうどクローゼットの上段部分の棚にぴったり。 縦長のデザインはこのようにクローゼット収納に適しています。
フラッテはプラスチックなので軽く、衣替え時の作業も楽です。
気になるのはどの程度の衣類が収納できるかですよね。
ハーフサイズですが、深さはかなりあります。その深さを利用して、畳んだものは5〜6枚程度入ります。
また衣類はものによっては丸めて収納する場合もありますが、こちらも2段にすればかなりの量が入りました。(画像では2段に収納して12枚入っています) クローゼットには4つ並べていますが、現在は少し余ってしまうくらいです。
ホームセンターで買うと1枚500円ほどする衣類圧縮袋は100均で買うべし! かさばる大量の服を小スペースで収納できるので、たくさんストックしておいて損なしです。
100均ダイソーの最強「衣類圧縮袋」
実はダイソーではさまざまな衣類圧縮袋が販売されています。掃除機を使わずに圧縮できるもの、バルブ式ではないものなどもあります。
衣替え時の長期保存を前提とした場合は、こちらの「バルブ式」「スライダー付き」のタイプの商品がおすすめです。
理由は、
・バルブ式だと口を締めるときの空気漏れが起こりづらく、保存中に空気が入ってしまう恐れが少ない。
・スライダーがついていると口を締めるのがカンタン。
実際にmichill編集部のライフスタイル担当は毎年同タイプの圧縮袋を使用して衣替えを行っていますが、今年の衣替え時にもぺちゃんこのままでした。
更には頑丈なのか、また袋を使い回すことができました! 100均のアイテムの中ではかなりの優秀アイテムとしておすすめできます。
100均ダイソー「衣類圧縮袋」の実力は...
このようにぺったんこに!上手に圧縮するコツは、洋服部分のシワを袋の上から手で伸ばしながら徐々に空気を吸わせることです。 大切な衣類は捨てないで来年も着たい!上手に収納して長く使いましょう♡
ごちゃつきがちな引き出しの中や小物類は、仕切りを使って整理すると◎ わざわざ購入しなくても、家にあるもので自作できますよ!早速作り方を見てみましょう。
牛乳パックのおすすめポイントは、2つ。
それは、「お金がかからない」ことと、「直角である」ことです。ムダのない収納を作るためには、直角が大事になります。
この2種類のケース、並べてみると有効的に使える空間に差があるのがよく分かります。
ケースを何個か使って収納を作った場合、隙間の面積がケース1つ分くらい費やしていることも。
直角でムダのない収納ケースは、重ねた時に場所を取るので安価で売られていることがほとんどありません。
しかし、牛乳パックならどこでも手に入ります!
クタッとして立ちにくい下着を、1枚1部屋に収めれば、どこにいったか分からなくなることもありません。
立ちにくいものは、クルクルと巻いて牛乳パックにINすると良いですね。
こんな風に、ベルトやネクタイだって収納出来ちゃいます。是非、タダでムダのない収納を作ってみてください。
地震対策にテレビや家具の下に耐震ジェルを貼りつけていらっしゃる方は多いのではないかと思います。最近は、100均にも透明の耐震ジェルが売っています。
テレビや家具が動かないのだから、カゴやケースなんて、びくともしません。
使い方は簡単。まず、カゴやケースの裏に耐震ジェルをペタッと貼ります。
この耐震ジェルを貼ったケースを引き出しの中に置くだけ。
引き出しを開け閉めしても、ケースが中でカタカタ動いてしまうことはありません。
この耐震ジェルを使った仕切りのオススメポイントは、それだけではありません!
ケース1つで引き出しの中を3つに仕切れちゃいます。しかも、ケースを置く位置で左右の幅が自由に決められます。
耐震ジェルなので剥がした時に、跡が付くこともありません。何度も繰り返し使うことも出来ますね。
こちらも、使い方は簡単。引き出しの中に突っ張るだけ。
しっかり仕切ることで、隣の列と混ざってしまうことも防げます。
それだけでなく、仕切りがあると畳む幅が多少違ってしまっても、収納したときに綺麗に見えます。 もちろん、自由な幅で仕切ることができるので、収納する洋服の厚さによって幅を変えても良いですね。
いかがでしたか?
今日からすぐに真似できそうなアイディアがたくさんありましたね。難しい工程はないので、ぜひ実践してみてください。
無駄を省き、「ときめく服」だけで満たされたクローゼットなら、お気に入りの服が見つからない…なんてこともなくなりますよ!
プロの収納術とお役立ちグッズを賢く取り入れて、上手に衣替えをしましょう。
記事協力:七尾亜紀子/青山あきよ/ A organize/きゅう/大塚奈緒
この記事に関連するキーワード
この記事のライター
新着