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賃貸団地、転勤族の整理収納アドバイザー堀祐子です。あなたのおうちでは、どんな収納家具を使っていますか?意識していることやこだわりはありますか?今回は、転勤族で住む家によって間取りやサイズが変わるわが家が、収納家具選びで意識している5つのポイントをご紹介します。
まず1つ目は、家具やその周辺の掃除がしやすいかどうかです。埃やハウスダストが溜まるとアレルギーの原因となり、それらが湿気を吸ってカビの原因にもなりかねません。
築50年のわが家はすきま風が多く、特に梅雨時や結露の起きやすい冬は湿気が溜まりやすいため、溜まった埃を取り除きやすいよう、簡単に移動のできるコロ付きや、掃除機のかけやすい脚付きの家具を選ぶようにしています。
2つ目は、古さや狭さを感じる家でも圧迫感が出ないよう、地震や災害対策も兼ねて、極力背の高い家具や背面が覆われた家具を選ばないようにすることです。
家具の向こう側の壁が見えると抜け感が出て圧迫感が減り、風通しがよくなることで家具の裏側や壁にカビが生えてしまった…というようなことも防げます。後ろにモノが落ちても取りやすいというメリットもあります。
3つ目は、ライフスタイルや子どもの成長などに合わせて、色んな使い方のできる家具を選ぶということです。
例えば、現在子どもの学用品収納として使っている収納棚(写真上)は、以前は子どものおもちゃとタオル収納に使っていました。
子どもの本棚として使っている絵本棚(写真上)も、ゆくゆくは夫婦の本や雑貨を収納しようと思って購入したものです。
限りある資源を長く大切に使うためにも、迷った時は専用ではなく、色んな使い方が思い浮かぶ多用途な収納を選ぶことをおすすめします。
他にも、来客時の椅子や荷物置き場、高い場所にあるものを取る時の脚立、ちょっとした作業をする時のミニテーブルなど、1つで何役もこなせるスツール(写真上)は、わが家でとても重宝しています。
4つ目は、室内の生活動線を確保できるよう、大きすぎない収納を選ぶことです。
例えばわが家は社宅暮らしですが、毎回和室が多いため、畳のサイズや押し入れのサイズを基準にして選ぶようにしています。そうすると、たとえ引っ越しで住む家や間取りが変わったとしても、基本的なサイズ感は変わらないため、向きや並びを変えれば使うことができ、入らない!置けない!というようなことを防ぐことができるからです。
参考までに…わが家の畳は1畳が縦約84cm、横約168cmですが、子どもの学用品収納棚は幅100cm、本棚は80cm、息子の衣類収納棚は60cmと、どれも畳1枚に収まるモノを選んでいます。
ちなみに押し入れは、たたんだ布団の奥行き約80cm、クローゼットはハンガーに掛けた衣類の幅約60cmが目安となっています。収納家具や収納グッズを購入する時は必ず測定することが基本ですが、クローゼットと押し入れ、どちらの家に住むことが多いのか考慮して選ぶと失敗も少ないです。
最後5つ目は、収納家具などインテリアの色やテイストを揃えるということです。インテリアの黄金比と言われるベース70%(壁面や天井)、メイン25%(家具やインテリア)、アクセント5%(小物)を意識し、色を3色程度に絞ると、部屋をすっきり見せることができます。
わが家は白、木目、緑の3色に決めていますが、脱衣場は白、木目、シルバーにするなど、場所ごとに変えたりもしています。すっきり見えるだけでなく、古さや狭さもカバーできるため、色やテイストを揃えることは整理収納サポートでもおすすめしています!
いかがでしたか。今回はわが家が収納家具を選ぶ時に意識している5つのポイントをご紹介しました。
一度買うとなかなか買い直したりしないモノだからこそ、安さやその場の勢いだけで購入したりせず、長く大切にできるものを慎重に選びたいなと思っています。
これから新たに収納家具を購入しよう!と思っている方の参考になると嬉しいです。
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堀祐子
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賃貸団地、転勤族の整理収納アドバイザー。古くて映えない家でも家族みんなが心地よい暮らし。築40年の賃貸社宅に、家族4人で暮らしています。元高校教員、整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級、ナチュラルフードコーディネーター。
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