更新日:2022年9月10日 / 公開日:2022年9月10日
色鮮やかな花を咲かせるクレマチスは存在感のある植物です。『ツル植物の女王』としても知られる花ですが、花言葉にはどのような意味が込められているのか気になるところですね。そこで今回は、クレマチスの花言葉や怖い意味があるのかについて解説していきます。
この章ではクレマチスの花言葉を紹介し、色別や種類別の花言葉をまとめていきます。
クレマチスの花言葉は『精神の美』『旅人の喜び』『策略』の3つです。
パッと目を惹く華やかさと美しい花の姿から、花言葉も連想しやすいのではないでしょうか。
『精神の美』
クレマチスは細く長いツルが特徴的で、一見するとひょろひょろして頼りなさそうに見えます。
しかし、そんな見た目とは裏腹に鮮やかで大きな花を咲かせることから、芯の強さを感じさせる『精神の美』という花言葉を授かっています。
『旅人の喜び』
ヨーロッパの宿で『旅人に快適な一夜を提供するために』と、エントランスにクレマチスの花を植えた心遣いが由来となり、『旅人の喜び』の花言葉が託されました。
『策略』
クレマチスは葉や茎から抽出される液体に毒性があり、皮膚に触れるとかぶれるという危険な一面を持っています。
このクレマチスの特性をあえて利用し、わざと皮膚をかぶれさせ周囲の同情を誘ったフランスの物乞いの話が由来となり『策略』の花言葉が付けられました。
ちなみにクレマチスの英語の花言葉は、以下の3つ。
・mental beauty(精神の美)
・ingenuity(創意工夫)
・artifice(策略)
日本の花言葉とほぼ同じ意味ですね。
クレマチスは色や品種の展開を広く行っており、多種多様な花を咲かせる植物。
しかし、現在のところ色別や種類別での花言葉は付けられていません。
クレマチスの花言葉には怖い意味があるといわれますが、実際のところはありません。
強いて挙げるなら、中国原産の品種であるテッセンに『縛り付ける』『甘い束縛』といったネガティブな印象の花言葉があり、人によっては「怖い」と感じてしまうのかもしれませんね。
クレマチスはツル状の茎に花を咲かせる、キンポウゲ科の植物。
大きな花を咲かせますが品種によって花びらの形が違い、白やピンク、紫などさまざまな色があります。ツルは品種によって成長の差があり、中には10m近く伸びる種類もあるようです。
また、品種によって開花時期が違うのも特徴で、夏に咲くタイプから冬に咲くタイプまでさまざまで、多種多様な植物として広く知られています。
花名のクレマチスの由来はギリシャ語の『klema』から来ており、『つる』『巻き上げ』を意味します。
英語では『旅人の楽しみ(Traveller’s joy)』イタリア語では『ごま塩ひげ』、フランス語では『乞食草』など、ユニークな呼ばれ方が多いです。
鮮やかで華やかな花姿のクレマチスは、品種改良を重ね2000以上の種類があるといわれています。
ここでは、クレマチスの代表的な品種を紹介していきます。
ロマンチックな品種名の『白雪姫』は、純白な花びらにクリーム色の筋が伸びている花姿が特徴。
大輪の花を咲かせる品種で、開花時期は4月~10月頃です。
中国・ヒマラヤを原産としている『クレマチスモンタナ』は、高山に自生する品種で寒さに強いのが特徴。
4月頃を開花時期としており、小ぶりで控えめな花姿とは裏腹にたくさんの花を咲かせます。
香りが強く育てやすい品種としても知られています。
中国を原産とする『テッセン(鉄線)』は、家紋や着物の柄としても親しまれる日本でもおなじみの品種。
ツルが鉄線のように丈夫なことから命名されており、白い花びらに紫色のコントラストで可憐な印象の花でもあります。
花のサイズは小ぶりで可愛らしく、ツルの節々に花を咲かせる品種です。
鉄線蓮(テッセンレン)や鉄線葛(テッセンカズラ)の別名を持っています。
『白万重(しろまんえ)』の品種名が付けられた花は、前述したテッセンの枝変わり(えだがわり)品種として誕生しています。
八重咲きの大輪種で、白とクリーム色のコントラストが美しい品種です。
和風な品種名が付けられた『カザグルマ(風車)』は、日本や東アジアを原産としています。
花姿が風車のような形から名付けられたとのこと。
白や淡い紫色の花を咲かせ、テッセンに近い見た目も特徴です。
ガーデニングの花として世界中に愛されているクレマチスは、比較的育てやすいことでも知られています。
そのため、母の日のプレゼントとして贈る人も多いです。
そこで、最後にクレマチスの育て方を解説していきます。プレゼントする際、予備知識として受け取り主に伝えてあげてください。
クレマチスは寒さに強い植物ですが暑さにも強く、さまざまな環境に適応しやすいです。
そのため鉢植えと地植えどちらでも育てることが可能で、比較的育てやすい花です。
ツル性の植物なので、フェンスやアーチに絡ませるように育てれば、まるで外国のお城のような豪華な雰囲気になります。
クレマチスは日当たりのいい場所を好みます。
庭植えで育てる場合は日が当たりやすい場所に植え、鉢植えは時間にあわせて置き場所を変えるのがよいでしょう。
また、水はけや風通しのいい場所に置くことで根腐れの防止になります。
鉢植えでは底に軽石を敷き、水はけをよくしましょう。
クレマチスはツル性植物で、成長期になるとあちこちに茎を伸ばすため、手入れが難しいイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、育て方のコツを押さえておけば比較的簡単に育てることが可能な品種です。
ポイントは、季節にあわせた水やりと種類ごとの植え替えや剪定。
クレマチスは品種によって開花時期がさまざまなので、水やりや剪定に適した時期も異なります。
クレマチスを育てる際は、どの品種のクレマチスを購入したか確認し、開花時期を把握した上で育てることが重要です。
2000以上の品種があるため、花姿や色が多種多様なクレマチス。
品種によって可憐なものから豪華なものまでさまざまで、ガーデニングや鉢植えとしてパッと華やかな雰囲気にしてくれます。
花言葉もポジティブな意味なので、プレゼントにも最適な花といわれています。
特に5月開花の品種は、母の日のプレゼントとしても徐々に人気が高まっているようです。
今後、花束や鉢植えのプレゼントを考えている人は、華やかなクレマチスで思い出に残る演出をしてみてはいかがでしょうか。
・クレマチスの花言葉は『精神の美』『旅人の喜び』『策略』
・花言葉に怖い意味はない
・クレマチスは華やかなツル性植物
・クレマチスの品種は2000以上!
・クレマチスは比較的育てやすい花
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