更新日:2023年1月3日 / 公開日:2023年1月3日
整理収納アドバイザーむらさき すいこです。出張片付けサポートで、数々のご家庭に伺う私が知っている「散らかった家にたくさんあるモノ」。ドキッとする方がいるかもしれませんが、大丈夫!解決法も書いていますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
「〇〇専用住宅洗剤」や「新発売の洗濯洗剤」など、店頭で見かけるとつい試したくなるもの。
ところが買ってみたものの、「専用洗剤の使い分けが面倒」「香りが好みじゃない」などといった理由で、結局は慣れているものを使っていませんか?
開封したものの使いきれず、かと言って、捨てるのは忍びなくて洗面所の収納に押し込んでいるケースをよく見ます。
洗剤の使用期限は「未開封で3年が目安」ともいわれています(※全てがこの限りではありません)。
時間の経過とともに洗浄力が落ちてしまうこともあります。
長年放置していた洗濯洗剤で肌に触れる衣類を洗うのは気持ちのいいものではありませんよね?
まだ使用できるものは、目につく場所に置いて日常的に消費していきましょう。
古すぎて使えないものは、お住まいの自治体の廃棄方法に従って処分しましょう。
このような事態を防ぐのは「目新しいモノを安易に買わない」ということ。
自分が気に入って使っている「定番品」を決めて、それ以外は買わない、あるいは買った場合は必ず「使いきる」ことを意識するのが大切です。
片づけに苦手意識のある方ほど、片付け本をたくさん持っています。
いつも「散らかった状態を解決しなければ」という意識が働いているのでしょう。
買ったものの「この方法は私には合わない」といった理由でお蔵入りになったり、本を読んだことで片付いた気持ちになるケースが多いようです。
「片づけたい」と思ったり「収納テクニックを知りたい」と思ったりして片付け本を読むことは前向きな行為ですからとても良いことです。
でも、世の中には無限の情報が溢れています。
片付け本は数ある情報の一部と捉えてリサイクルショップに持ち込むなど、溜め込まずに循環させていきましょう。
「掃除に使えるから」と使い終えた歯ブラシを大量に保管していませんか?
歯ブラシを交換するたびに家族分を取っておくと、INとOUTのバランスが崩れてしまい、溜まってしまうことは想像に難くありません。
また、まな板を汚さなくていいように、肉や魚の調理用に取ってある「飲み終えた牛乳パック」。
それらがキッチンを圧迫していませんか?
歯ブラシは洗面所のシンク下などに、広げた牛乳パックはキッチンの片隅などに山積みになっているご家庭をよく見ます。
どちらも再利用できるものですから取っておくのは良いことですが、場所を取られることによって快適な生活が送れないようでは本末転倒です。
そのような場合は、使い終えた歯ブラシなら中サイズのジッパー袋に入るだけ、飲み終えた牛乳パックは10枚だけといった具合に、保管する「枠」や「数」を明確にすることをおすすめします。
もしも足りなくなっても生活はしていけるから大丈夫!
少し足りないかな?と思うくらいでじゅうぶんです。
弁当や総菜を買うとついてくる「割りばし」や「おしぼり」。
カトラリーの入っている引き出しに、日常的に使っている箸の何倍もの量の割りばしを保管しているケースをよく見かけます。
それら割りばしの「所有する意味」を考えたことはありますか?
例えば、来客用に保管しているなら、1度に招く人数分プラス予備があればじゅうぶん。
防災用に取り置いているなら、ある程度まとめた量を防災用品を備えている場所で保管しましょう。
おしぼりは、いざ使おうと思ったら乾いていたなんてことはありませんか?
保管する量を決めて、余る分は掃除でどんどん消費していきましょう。
足りている場合は、「もらわない」という選択肢もあります。
「もらったから」「なんとなく」とモノを取っておくと増える一方です。
「いくつあれば足りるのか」を考えてみましょう。
モノが増えるたびに収納ケースや収納棚を増やしていませんか?
気軽に買える安価なカラーボックスやスチールラックが所狭しと並んでいる家庭をよく見ます。
色もサイズもちぐはぐな中途半端な収納棚により、落ち着かない部屋になっていませんか?
片づけサポートに伺ってモノを整理すると、収納ケースや収納棚が余ってしまうのはよくあることです。
モノが増えたからと、次々と収納を増やすのではなく、まず整理(必要・不必要に分ける)をすることが大切です。
整理をすると、大抵は収納を増やさなくて済みます。
また、整理をして余った収納ケースや収納棚を「何かに使えるかも」と取っておいていませんか?
これでは、いつまで経っても住まいがスッキリしません。
再活用の見通しの立たない収納用品は一刻も早く家から出しましょう。
今回は「散らかった家にあるモノ5選」を書きました。
いくつか思い当たる方はいましたか?
モノを溜め込まずに循環させる・適正量を決めることで、モノと上手に付き合うことができますよ。
今回の記事が、皆さまの暮らしのお役に立てたら嬉しいです。
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