整理収納のプロが教える「家が散らからなくなる3つのルール」

更新日:2023年3月21日 / 公開日:2023年3月21日

せっかく片付けたのに、夫や子供達が帰宅するとすぐに元通り!毎日の片づけに嫌気がさして最近は部屋が散らかりっぱなし…。そんな悩みはありませんか?今回は整理収納アドバイザーFujinaoが、帰宅後もすぐ片付く「3つのルール」をご紹介します。

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散らかり防止には定位置作りのルールが大事!

毎日散らかる部屋の中。

特に家族の帰宅後はリビングがモノだらけになってしまい、イライラしてしまうこともありますよね。

我が家も少し前までそんな光景が当たり前でした。

ですが、定位置作りのルールを知ってからはかなり状況が改善されたんです!

もし、家の中がすぐに散らかる状況に悩んでいるのであれば、これからご紹介する3つのお片づけルールを意識してみてくださいね。

片づけルール①私物は各自のエリアに置き場を作る

ちょっと学校の教室を思い出してみてください。

日中、子供達が活動している時には教室も散らかっていますが、放課後には私物を各自のロッカーや家に持ち帰り、スッキリとした空間になりますよね。

実は、家のリビングも教室と一緒。

家族みんなで使う共有空間なので、私物は各自のお部屋やロッカーエリアで管理するのが基本なのです。

自分のお部屋がある人は自分の部屋で、お部屋がない人はクローゼットや寝室などに自分の私物エリアを作り、極力そこで一括管理するようにします。

特に定位置をはっきりとさせたいのが、帰宅と共に持ち帰る上着やバッグ類。

定位置がしっかりと決まっていないとつい上着を椅子の背もたれにかけたり、バッグを床に直置きにしてしまいリビングの散らかりの原因になります。

上着は玄関やクローゼットに定位置を作り、鞄は各自のエリアの棚の上などに定位置を作り、極力床に直置きするのは避けます。

床に直置きのモノが一つあるとどんどん直置きのモノが増えがち。

どうしても直置きにしたい場合はカゴを用意してその中に入れるなどして「ここだけは特別エリア」という扱いにしましょう。

片づけルール②使用中の散らかりはOK。ただし後始末はきっちりと

再び、学校の教室を思い出してみてください。

日中、教室内は片付いていたでしょうか?

散らかっていましたよね。

そう、「人が活動中に散らかる」ことは当然のことなんです。

特に子供がいる家庭ではお子さんが起きている間散らかるのは当然のこと。

それは良好な散らかりなので問題ありません。

ですが、今度は幼稚園や保育園を思い出してみてください。

先生が歌を歌いながら「お片づけ」をする時間がありませんでしたか?

そう、大切なのは場面が変わるごとに片づけの時間をとることなのです。

例えば夕食前や寝る前など「活動」に一区切りがつく時に使ったモノを定位置に戻す。

この小さなリセットが習慣づけできるようになると、家の中は大きな散らかりにならないのでいつでもサッと片づく家を維持することができるようになります。

片づけルール③平面をモノの定位置にしない

最後に、モノの定位置決めについての注意点です。

みなさんは「割れ窓理論」をご存知ですか?

とある空き家の一枚の割れた窓ガラス。

これを放置しているとさらに割られた窓ガラスが増えて、いずれは街全体が荒廃してしまう、というアメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論です。

実はこれと同じ現象は片づけにおいても起きやすいもの。

例えばキッチンカウンターにモノがいくつか置いてあると人はそこに違和感なくモノを追加して置き始めてしまいます。

その散らかりの悪循環を断ち切るためには「平面に何も置かない」という潔さがおすすめです。

こちらの写真は我が家のキッチン。

キッチンカウンターには電気ケトルだけ。

テーブルの上にはティッシュとウエットティッシュだけが定位置として置かれています。

平面というのはただでさえ人が「ついモノを置きたくなる」場所です。

そこを住所にするモノはできるだけ最小限にすることでモノが無造作に集まることを防げます。また場面が変わるリセットタイムには「平面の上に何もない状態」という分りやすいゴールを設定することができて家族間での片づけルールが共有しやすくなります。

いかがでしたか?

帰宅後もすぐに片付く3つのルールのおさらいです。

①私物は個人のエリアに定位置を作る

②場面の転換ごとにリセットタイムを設ける

③平面にモノの定位置を作らない

お片づけの参考になれば幸いです。

整理収納アドバイザーFujinaoでした。



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