更新日:2023年7月13日 / 公開日:2023年7月13日
整理収納コンサルタントの春名陽子です。よくお片付けの現場でも耳にするのが「家族が片付けてくれない」という言葉。一緒に住んでる以上、自分だけが片付け役を担う必要は全くありません。家族をうまく巻き込みながら、改善できるところは至ってシンプルに。心地よく暮らす為に、無理なく実践できる方法をご紹介します。
家族に片付けて欲しいと思った時、「自分だけが片付けてる」という気持ちになったことはないでしょうか?
でも、いきなり「片付けて」と言っても、残念ながら家族には響きません。
家族が「片付けの必要性」を感じているとは限らないからです。
性格も片付けへの意識も違うのに、相手の行動を変えるのは至難の業。
まず、第一段階として「価値観の違い」を受け入れましょう。
「自分の当たり前は、家族にとって当たり前ではない」と意識しておくと気持ちがラクになりますよ。
とはいえ、スッキリした家を目指したいですよね。
そんな時は、家族のモノを片付ける前に、自分のモノから片付けましょう。
相手が片付けない事にイラッとしてしまうのは、自分にも心当たりがあることも。
家族を変える前に、まずは自分から。
片付けるその姿を見せる事で家族の意識も変わってきます。
行動以外に言葉で伝えることも大切です。
■何で片付けたいと思っているか
■片付けの重要性はどういったところか
■片付けた先にどんな未来が待っているのか
ここを家族で共有しておくことが大切です。
片付けの鉄則ともいえますが、家族のモノを勝手に捨てるのはNGです。
「少しだけなら分からないだろう」と思っても、案外気づくもの。
【片付け=勝手に捨てられる】という意識が家族に根付く為、効果的ではありません。
どんどん片付けから遠ざかる要因になるので、勝手に捨てることはやめておきましょう。
家が散らかる理由に、片付けの仕組みが面倒なことが挙げられます。
面倒な仕組みになっていると、モノがそのまま放置され、結果散らかった家になるのです。
散らかった家は、家中の「面倒くさい」が放置された結果。
家中の面倒くさい仕組みをなくし、徹底的にシンプルな仕組みにしましょう。
自分だけで、収納場所や収納方法を決める必要はありません。
■どこに置いたら使いやすいか
■どんな方法が出し入れしやすいか
家族に意見をもらう事で、家族も片付けに対する意識が高まります。
自分は苦にならない収納方法でも、家族には苦になっていることもあります。
収納は、苦手な人に合わせましょう。
家族が集まる場所といえばリビング。
遊ぶ・寛ぐ・家事をするなど、多様な目的が混在する場所なので散らかりやすい部屋の代表と言えます。
リビングをスッキリ保つ方法の1つに、「個人コーナーの確保」という方法があります。
個々人のモノの置き場所がリビングに確保されていないお宅は案外多いのです。
自分の部屋に適宜戻すというのも無理があるので、家族の意見も聞きながら置きたいモノの量に応じたスペースを確保しましょう。
いかがでしたか?
ここまで、家族が心地よく暮らす為に実践したい5つの事をご紹介しました。
皆様のお役に立つことができれば嬉しいです。
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