厄年とは?女性が厄年を迎える年齢に気を付けるべきこと・過ごし方を解説

更新日:2023年12月28日 / 公開日:2023年12月28日

女性は男性よりも厄年が多く、30代では2回厄年を迎えます。今回は、厄年の基本知識と、女性が厄年を迎える年齢に気を付けるべきこと・過ごし方について解説します。2023年・2024年の厄年一覧も紹介しますので、自分が当てはまるか調べてみてくださいね!

1.厄年とは?

厄年は、災難が起こりやすいといわれる年齢のことです。

前厄・本厄・後厄があり、この3年間は注意を払って身を慎むべきといわれています。

<前厄>

前厄は『厄入り』とも呼ばれ、本厄の前の年を指します。

変化の兆しが現れやすい年といわれています。

<本厄>

もっとも厄が現れる年といわれています。

<後厄>

後厄は厄年の翌年を指します。

厄が薄れていく年とされることから、『厄晴れ』とも呼ばれています。

一生のうちに女性は4回、男性は3回厄年を迎えます。

厄年の年齢は一般的に数え年で数え、女性の本厄は19歳・33歳・37歳・61歳、男性の本厄は25歳・42歳・61歳です。

厄年の考えは、平安時代には貴族の間で広まり、江戸時代から庶民に広まったといわれています。陰陽道が起源とされていますが、厄年の由来ははっきりとわかっていません。

厄年の由来には、以下の説があります。

<語呂合わせからできた説>

「19歳=重苦(じゅうく)」「33歳=惨々・散々(さんざん)」「42歳=死に」など、語呂合わせからできたという説。

<役年という習わしが起源という説>

本来は『役年』と書き、神事にお仕えする役目につける年齢になったことを祝う習わしだったという説。

現在では厄年は悪いことが起こるイメージが強いですが、厄年に災難が起こるという明確な根拠はありません。

2.男女別|厄年一覧表

ここでは、2023年・2024年の男女別の厄年を一覧で紹介します。

厄年に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

厄年は現在の年齢(満年齢)ではなく、数え年で数えます。

数え年は生まれた時点で1歳とし、正月を迎えるごとに1歳ずつ増えていく数え方です。

数え年の簡単な計算方法は以下の通りです。

【数え年の計算方法】

・現在誕生日を迎えている人:満年齢+1歳

・現在誕生日を迎えてない人:満年齢+2歳

<2023年(令和5年)厄年表>

女性

【前厄】
2006年(平成18年)生 18歳
1992年(平成4年)生 32歳
1988年(昭和63年)生 36歳
1964年(昭和39年)生 60歳

【本厄】
2005年(平成17年)生 19歳
1991年(平成3年)生 33歳 大厄
1987年(昭和62年)生 37歳
1963年(昭和38年)生 61歳

【後厄】
2004年(平成16年)生 20歳
1990年(平成2年)生 34歳
1986年(昭和61年)生 38歳
1962年(昭和37年)生 62歳

男性

【前厄】
2000年(平成12年)生 24歳
1983年(昭和58年)生 41歳
1964年(昭和39年)生 60歳

【本厄】
1999年(平成11年)生 25歳
1982年(昭和57年)生 42歳 大厄
1963年(昭和38年)生 61歳

【後厄】
1998年(平成10年)生 26歳
1981年(昭和56年)生 43歳
1962年(昭和37年)生 62歳

<2024年(令和6年)厄年表>

女性

【前厄】
2007年(平成19年)生 18歳
1993年(平成5年)生 32歳
1989年(昭和64年/平成元年)生 36歳
1965年(昭和40年)生 60歳

【本厄】
2006年(平成18年)生 19歳
1992年(平成4年)生 33歳 大厄
1988年(昭和63年)生 37歳
1964年(昭和39年)生 61歳

【後厄】
2005年(平成17年)生 20歳
1991年(平成3年)生 34歳
1987年(昭和62年)生 38歳
1963年(昭和38年)生 62歳

男性

【前厄】
2001年(平成13年)生 24歳
1984年(昭和59年)生 41歳
1965年(昭和40年)生 60歳

【本厄】
2000年(平成12年)生 25歳
1983年(昭和58年)生 42歳 大厄
1964年(昭和39年)生 61歳

【後厄】
1999年(平成11年)生 26歳
1982年(昭和57年)生 43歳
1963年(昭和38年)生 62歳

3.女性が厄年にやってはいけないこと

厄年は、心身のバランスが崩れやすく、災難や不幸に見舞われる可能性がある年齢とされています。

そのため、転職・起業・引越し・家の購入など、新しいことを始める、大きな決断をすることは避けた方が良いといわれています。

しかし、女性の場合、厄年を迎える30代は結婚や出産の適齢期にあたるため、タイミングが重なることもあるでしょう。

結婚や出産は大きな出来事のため、不安を感じる人もいるかもしれません。

しかし、厄年に結婚することは問題ありません。

女性の厄年は30代に2回あり、前厄・後厄を含めると30代のうち6年が厄年にあたります。

厄年を避けようとすると結婚のタイミングが難しくなってしまうため、2人の気持ちを優先するのがおすすめです。

また、厄年に出産することは、「大仕事をすることで厄落としになる」「子供が厄を祓ってくれる」といわれています。

そのため、厄年の出産は縁起が良いことと考えられています。

気にならなければ、厄年にやってはいけないといわれることも無理をして避ける必要はありません。

4.厄年の過ごし方

厄年を過ごす上でのポイントをご紹介します。

4-1.気にしすぎない

厄年にあたる年齢になっても、気にしすぎないことが大切です。

気にしすぎると憂鬱な気分になり、なんでも悪い方向に考えてしまうことがあります。

「身の回りに気をつけよう」という心構えを持つことは悪いことではありませんが、我慢や無理はしすぎないようにしましょう。

4-2.生活を見直す

厄年にあたる年齢は大学卒業や就職、結婚、出産などライフイベントがあり、社会的な立場や生活環境が変化しやすい時期です。

忙しくて不規則な生活になっていると体調を崩してしまったり、トラブルやミスが起きやすくなったりすることがあります。

栄養バランスの良い食事や良質な睡眠を心がけて、規則正しく健康的な生活を送るように心がけましょう。

4-3.自分の人生を振り返る

厄年は人生の転換期にあたる時期のため、自分の人生を振り返るきっかけにするのも良いでしょう。

仕事や恋愛、結婚、健康などについてじっくりと考え、これからの人生を良い方向に進められるように環境を整えていくのがおすすめです。

厄年は「飛躍の年」「人生を良い方向に変えるチャンス」と捉えている人もいます。

不安になりすぎず、前向きな気持ちで厄年を迎えましょう。

4-4.気になるときは厄払いや厄除けアイテムを身につける

どうしても気になるときは、神社で厄払い・厄除け祈願をしてもらったり、厄除けのお守りをつけたりすると気持ちが落ち着くかもしれません。

長寿の意味合いがある『長いもの』や幸運の意味合いがある『七色のもの』は、厄除けになるといわれています。

そのため、厄年の女性への贈り物には真珠のネックレスが選ばれることがあります。

真珠のネックレスはフォーマルシーンでも使うことが多いため、両親や大切な人から贈ってもらうのもよいでしょう。

また、掃除をすると厄が落とせるといわれているため、家をきれいに保つようにするのもおすすめです。

自分自身が落ち着く方法を見つけて、平穏な生活を送りましょう。

厄年は自分の人生を見つめ直す時!前向きに過ごすことが大切!

厄年は不吉なイメージが強いため、「何か悪いことが起きるかもしれない」と不安になってしまいがちです。

とくに、2回厄年を迎えるアラサー世代は、暗い気持ちになってしまうこともあるでしょう。

しかし、厄年は古い言い伝えで、人によって捉え方が異なる曖昧なものです。

必要以上に恐がりすぎず、自分の人生を良い方向に進めるチャンスと捉えると気持ちが楽になるでしょう。

自分の人生を見つめ直すきっかけにして、前向きに過ごしてくださいね!

まとめ

・厄年は災難が起こりやすい年のことで、前厄・本厄・後厄の3年間は身を慎むべきといわれている

・厄年に悪いことが起こるという明確な根拠はない

・厄年は数え年で数え、女性の本厄は19歳・33歳・37歳・61歳、男性の本厄は25歳・42歳・61歳

・2023年の女性の本厄は【2005年生まれ・1991年生まれ・1987年生まれ・1963年生まれ】、2024年の女性の本厄は【2006年生まれ・1992年生まれ・1988年生まれ・1964年生まれ】

・厄年は新しいことへの挑戦や重大な決断をするのは避けた方が良いといわれているが、結婚や出産は問題ないと考えられている

・厄年は気にしすぎず、生活の見直しや人生の振り返りを行って前向きに過ごすのがおすすめ



この記事に関連するキーワード

この記事のライター

新着

ログイン・無料会員登録