更新日:2024年10月3日 / 公開日:2024年10月3日
片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。毎日の暮らしの質を上げて、快適なホテルのような暮らしにしたい!と思うけど、今の状態からどうすればいいのか分からない、という人はいませんか?子どもがいても、狭いマンションでもちょっとした工夫で毎日の暮らしが上質になり、ホテルライクな暮らしに近づくポイントをお伝えします。
ホテルは洗練された空間で、無駄な物がなく、心地よく過ごせる場所です。
自宅には暮らしに必要な物もたくさんあるし、ホテルみたいにはできない…、と思う人も多いです。
確かに自宅はホテルにするのは無理ですが、ホテルライク(ホテルみたい)にすることは可能です。ホテルライクにすることによって、毎日の暮らしが少し快適になり、気分も上がり日々の暮らしの質がアップするはずです。
今回は、今の暮らしをホテルライクに近づける簡単なポイントをお伝えします。
ホテルライクな収納はインテリアの邪魔をせず、無駄な物がなく、必要な物が取り出しやすい機能的な収納です。
収納技の中で、突っ張り棒やS字フック、壁にフックを付ける、などいろいろな吊り下げる収納もあります。もちろん吊り下げる収納も便利で良いのですが、どこを見てもフライパンやキッチンツール、服やバッグが吊り下げられていると、とてもゴチャゴチャして見えてしまいます。ダメな訳ではありませんが、ホテルライクを目指す人は注意しましょう。
無駄な物を詰め込んだ収納は見た目だけでなく、使い辛く、どこに何があるか分からなくなるのでやめましょう。
収納グッズにも気を付けましょう。濃いピンクやグリーンのプラスチック系の収納ケースもよくお見掛けします。また、空き箱や段ボールで収納してしまうと、ホテルどころか、物置や倉庫のようになってきてしまいます。収納グッズはシンプルで統一感がある物を選びましょう、
物を買う時はしっかりと好みに合うか、インテリアに合うかしっかりと吟味して選ぶ必要があります。特にしまう物ではなく、常に目に入ってくるような出しておく物はこだわって選びましょう。
また、普段は収納している物だとしても、それを使うシーンが必ずあります。何気なく出ている時も暮らしの雰囲気になじむかどうかを考えながら、丁寧な物選びをしてみて下さい。
できる限り物は収納することが基本ですがティッシュは出しておいている人がほとんどではないでしょうか。我が家はLDK内に1つだけティッシュを置いていますが、できるだけコンパクトなサイズでお部屋になじむデザインの物を愛用しています。
私が様々な機会にタオルは大事、といつもお伝えしているのですが、タオルの統一はホテルライクな暮らしの原点とも言えます。
タオルは収納内に収納するから、見えない、と思う人もいるかもしれませんが、タオルは毎日の暮らしの中で、使う、洗濯、干す、たたむ、など目にする機会も多く、ボリュームもとても多いです。
もちろんタオルは肌に直接触れて使う物でもあるので、肌触りも含めてお気に入りの物で統一できたらいいですね。
お家の中でまずホテルライクにチャレンジしやすい場所は寝室です。
寝室には日常のゴチャゴチャした物も少ないですし、キレイな状態をキープしやすい空間です。
また、人に見せない部屋だからと気を抜いている人も多いですが、寝室にいる時間は案外長いですし、1日の終わりと始まりを迎える大切な部屋でもあるのでぜひ快適な空間にしてほしいと思います。
家具の配置は、できればシンメトリー(左右対称)にすることが望ましいです。ベッドをいずれかの壁の端に寄せて置いてしまう場合もありますが、できればシンメトリーを意識して配置しましょう。また、ベッドサイドにはサイドテーブルやテーブルランプなどを置けば便利で快適になります。
もちろん寝室だけでなく、リビングなども同様ですが、整える事が大切です。特に寝室は布団がグチャグチャになりやすいので、整える習慣にしましょう。(私も自分に言い聞かせてやっています。)
またホコリや髪の毛がたまりやすいので、毎日お掃除することも大切です。
ホテルライクな暮らしはできるだけ生活感のある物は収納して見えないようにする、とお伝えしました。では何も物がなく、無機質な事務所のような場所がいいわけではありません。余計なノイズはなくしてから、自分が見てうれしくなる物、素敵だな、と感じるアイテムを足していくようにしましょう。
最後に香りにこだわってみて下さい。余計な物はきっちり収納され、シンメトリーな配置に整ったベッド。目に入って何だかいいな、と思えるアイテムを飾り、仕上げは香りです。眠る前に目を閉じても幸せを感じる事ができると思いますよ。
(香りは好みが多いのでもちろん無しでも大丈夫です。)
今回はホテルライクな暮らしにするための『収納』、『物選び』、『部屋作り』の観点から私も日常的に意識している事をお伝えしました。
いきなり全てを変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ意識を変えていくと暮らしは必ず変わってきます。
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