更新日:2021年4月4日 / 公開日:2021年4月4日
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。皆さんは「何度片づけても散らかる」「綺麗な部屋を維持できない」などの悩みはありませんか?実は、綺麗を保てる部屋を作るには、3つのステップが必要なのです。今日は、実際に私がレッスンで教えているお片づけの3ステップをお伝えしたいと思います。
綺麗が長く続く部屋に必要なこと。それは、
① 選別
② 仕組み
③ 習慣化
この3ステップです。
このステップを飛ばして片づけを行っているとリバウンドしやすく、片づけが「面倒なもの」「億劫なもの」に感じるようになってしまいます。
ですが本来、片づけはあなたに心と時間の余裕を与えてくれるとても大切なこと。
何度も片付けでリバウンドを味わってしまった方はもう一度ステップ1から見直してみませんか?
いつもお家が綺麗な人、掃除や片づけがすぐに終わる人はこの「要、不要の選別」が徹底できています。
いつも綺麗を保てる家にするには、自分が「今」必要なモノを見極めてそれ以外のモノを手放すことが必要なのです。
お花の水を替えるときに、前日のお水に水を付け足すだけ、という人はいませんよね。必ず古いお水は捨てて入れ替えているはずです。
お家の中の環境も一緒。綺麗に循環した状態を保つためには古くなったモノを捨てる、手放すという工程が欠かせません。
「そうは言ってもなかなか手放せない」という方は実は自分よりモノの方が大切になってしまっていることが多いパターンです。
「不要なモノを手放して自分が身軽に、快適に過ごせる暮らし」と「何も手放さないので不安はないけれど、掃除や片づけに時間を取られる暮らし」のどちらが今の自分に必要なのか考えてみてくださいね。
手放しの第一歩は考え方を変えるところから始まります。
最初は手放すことが少し怖くても、馴れてくるとだんだん「手放して大丈夫なモノ」が自分で分かるようになってきます。そうなると要、不要の判断も早くなってきますので、選別のステップがグッと楽になりますよ。
しっかりと家中のモノの選別が終わったら次は仕組み作りについてです。
ここで大切なことは2つ。
・モノがジャンル別にしっかりと分かれている
・出し入れの手間が少ない
まず、モノがしっかりとジャンル別に分かれていることですが、例えばポケットティッシュが家中のあちこちから出てくる場合があります。
こうなると自分が一体どれだけの量を持っているのか分からない。そのうえ、必要になった時にどこを探したら良いのか分からない、ということになってしまいます。
ちょっとスーパーや図書館、本屋さんを思い出してみてください。
初めて行ったスーパーや図書館でもなんとなく「お目当てのモノはあの辺りかな」と目星をつけることができますよね。
それは、モノが同ジャンルでまとまって収納されているからです。
お家の中も同じ。
「同じ種類のモノ」は同ジャンルで一か所に集めて収納してあげると、在庫確認が一目でできますし、探し物がなくなります。
これは文房具のジャンルなのか、おでかけセットのジャンルなのか、救急セットなのか、お家のメンテナンスに使う道具なのかなどしっかりと「所属するジャンル」別に分けて収納するようにしましょう。
つぎに取り出すまでの回数です。
例えば、扉つきのこの収納。
扉を開ける、そして中の引き出しを引き出して、モノを取り出す。そして引き出しを閉めて、扉を閉める。
これでは1つのモノを取り出すまでに、5回もの動作が必要になります。
こうなると出し入れが面倒になり、段々とその辺にモノが出しっ放しになってしまいます。
散らからないお部屋にするためには「手間の回数」を減らしてモノを戻すのが面倒にならない仕組みにする必要があります。
例えば先ほどの収納ならば収納BOXの高さを低いものに変え、かつ棚の上部に空間を作ることによって引き出しを出し入れするという手間が減り3アクションになります。
このように、「出しやすく戻しやすい収納」には手間数の削減が欠かせません。
最後のステップは習慣化です。
1、2、と順調にステップを踏んできたならば片づけは「使ったモノを戻すこと」の状態になっているはずです。
ここで大切になってくるのがこまめなリセットです。1日に最低1回、できれば2〜3回のリセットタイムをとりましょう。
我が家では出かける前、そして寝る前にサッとモノを定位置に戻す習慣があります。
一回のリセットにかかる時間はほんの1〜3分。
モノを定位置に戻すのは面倒ですが、溜め込んでしまうともっと面倒になるので敵が小さいうちにやっつけてしまう感覚で小さく、小さく片づけをしています。
もちろん、最初の「選別」の習慣化も大切です。片づけというモノの出入りは一生続くことです。
お片づけの3ステップをしっかりと身につけて、スッキリとした暮らしを維持できるよう願っております。
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