更新日:2021年6月16日 / 公開日:2021年6月16日
妻は大の猫好き。夫は筋金入りの猫嫌い。猫カフェも、ペットショップを横切るのもダメ。しかし、今や猫2匹の世話を率先してやってくれる夫。夫が、猫嫌いを克服した理由とは…?
私は物心ついた時から、猫と一緒に生活していました。猫がいるのが当たり前の生活で、一緒に遊んだり、一緒に寝たりするのが、何よりの癒しでした。
大学生時代は、猫を飼えない環境にいたため、定期的に猫カフェに足を運ぶほど、猫が大好きでした。
一方、夫の雪さんは猫が嫌いです。
雪さんは、幼い頃三毛猫の「ポン」を飼っていました。しかしポンは、雪さんの祖父にしか懐いておらず、祖父以外の家族があまり好きではなかったようです。小学1年生の時に、めずらしくポンが足にすり寄ってきたので、撫でようとすると、強烈な猫パンチがとんできました。もちろん手は血だらけ。
それ以降、雪さんは、猫はもとより動物全般受け付けなくなってしまったそうです。
私と出会ってからも猫嫌いが治る事はなく、猫カフェもペットショップの中を歩くことでさえ、拒否されていました。
では、なぜ雪さんは猫嫌いを克服できたのか。
それは、私の祖母の家で飼っている茶トラの「ピーコ」のお陰なのです。
雪さんとお付き合いをしていた時、よく2人で祖母のお家に遊びに行ってました。みんなで団欒をしていると、ピーコは必ずその部屋に入ってきました。
その時、雪さんはいつもピーコと距離をとっていましたが、ついにピーコの方から行動にでました。
ピーコはお客さんが大好きで、来客があるたび抱っこをせがんでいた様ですが、雪さんの膝に乗りたがるとは思ってもみませんでした。
最初は引いていた雪さんでしたが、逃げるに逃げられず、そのままピーコを抱っこする羽目に…。しかし、ピーコの人懐っこさ、おおらかさが可愛かったようで、この後もずっと膝の上で抱っこしていました。
この一件以降、猫が嫌いと言っていた雪さんでしたが、案外すんなりと猫を受け入れるようになり、画像検索で猫の写真を見るほどにまでなっていました。
思いがけない形で猫嫌いを克服でき、今では私に負けないくらいの猫好きになっています。
人は、何がきっかけで、苦手を克服できるかわかりませんね。
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