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マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!?

2006年以降に、住宅を購入したママ2075人にウィメンズパーク(ベネッセコーポレーション)と共同でアンケート調査を実施。前回では「マイホーム購入。エリアは変える?子どもの年齢と妻の職業で違いが」という結果について紹介しましたが(http://suumo.jp/journal/2014/06/10/63811)
今回は、家探しのエリア選びでも大きなポイントになる「実家との距離」についてデータと生声をもとに分析しました。

全体的に「妻の実家の近く」を重視する傾向が強い

どちらの実家の近くを重視したかを聞いたところ、「妻の実家に近いエリア」と答えた人のほうが「夫の実家に近いエリア」と答えた人より約7ポイント高いという結果に。

マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!?

【図1】実家との距離は、エリアを選ぶ際に考慮しましたか?

妻の実家の近くを選ぶ理由は、「子育ての協力」「共働きのため」を挙げる人が多く、なかには「共働きでなにかと手伝ってもらうことが多いので、母が半同居できるように実家の近くかつ母が住める部屋も用意した」という、べったりのケースも。

ちなみに「妻の実家からどれだけ近いか」に関しては、「徒歩15分以内」は1割強にとどまり、「公共の交通機関を使って15分以内」「30分未満」を合計すると2割以上でした。

マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!?

【図2】妻の実家との距離はどれくらいですか?

3歳の娘を持つワーキングマザーのAさんは、「電車で4駅離れたところに新築マンションを買いました。もちろんもっと実家の近くという選択もあったのですが、これくらい離れていたほうがお互いの生活に干渉せず、週に1度くらいのペースで会えるのでちょうどいい」といいます。

アンケートでも「近過ぎず遠過ぎず、がいい」、「車で30分程度なので、いざというときに安心」、「そこそこ近ければ、お互い泊まらなくて済むので、気を使わない」など、“スープの冷めない距離”の近居というより、何かあれば頼れる、いざというときに駆けつけられる距離に暮らすのが、今ドキの実家との関係なのかもしれません。夫の実家との関係も同様の傾向でした。

どちらの実家の近くでも揉め事アリ。対処法もあれこれ

また、妻の実家の近くにすると、「“養子に出したわけでもないのに”と嫌味を言われた」、「“私たちの老後はどうなるの”と詰め寄られた」、「そっち(妻)との繋がりが強くなってしまい、こちらの意見を聞かなくなるだろうと言っていたらしい」など、夫の実家とのやりとりがアンケートに寄せられたように、何かと揉め事の火種になりやすいもの。また、嫌味を言われることはなくても、「夫側の親戚には、新住所での年賀状を出しにくい」という声も。

もちろん夫の実家の近くの立地にすれば、自分の実家から「ご近所さんは、みんな娘が近くに住んでいるのにと、母からグチグチ言われた」、「“嫁がせたんだから仕方がないわよね”といいつつ、新居に関してはいつも不満顔」という声もありました。

しかし、なかにはそうした両家の不満をあれやこれやの策で乗り切った人も。

「結婚する際、“夫の実家の近く”で、“私の親と同居”を条件に出し、納得の上で結婚した」というケースや、「たった5分だけ、夫の実家の近くにしたら、文句を言われなくなった」、「車移動の夫の実家には“高速インターが近い”、電車移動の私の実家には、“駅から近い”で両方にいい顔をした」という体験談がありました。

「夫の実家からは遠くなる分 私の実家からも近すぎない場所にした」という配慮をする人や、「なにも気づかないふりして、事後報告」、「契約直前に話をして、有無を言わさない」などの強硬派もいました。

通勤アクセスや子どもの学区、予算、物件のあるなしなど、さまざまな事情で決まるエリア選び。どちらかの実家の近くが希望の場合はよいのですが、そうでない場合はその他の事情を言い訳に、のらりくらりと実家からの「近くに住んでほしい」攻撃を交わす方法もありそうです。

次回はマイホーム購入と密接に関係ある、「親からの金銭的援助」について紹介します

●SUUMO×ウィメンズパーク『妻から見た住まい購入に関する意識調査』調査概要
■調査期間: 2013年5月30日(木)~2013年6月8日(土)
■調査方法: インターネット調査
■対象: 日本在住の『ウィメンズパーク』会員のうち、2006年1月以降に住宅購入の経験のある既婚女性
■集計数: 期間内に回答のあったうち、25~49歳の既婚女性2075名(25~29歳:172名、30~34歳:678 名、35~39歳:773名、40~44歳:425名、45~49歳:27名)
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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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