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2006年以降に住宅を購入したママ2075人にウィメンズパーク(ベネッセコーポレーション)と共同でアンケート調査を実施。前回はマイホームを手に入れたことによって、増えたストレス、減ったストレスについて、リアルな声を紹介しました。(http://suumo.jp/journal/2015/02/16/77766/)
そして今回は、「ご近所さんへの引越しのごあいさつ」事情について調べてみました。
「引越し先で、同じマンション内、同じ区画内のご近所さんへ、新居のあいさつには行きましたか?」の質問に対して、90.9%の人が「行った」と答えています。やはりマイホームとなると、賃貸とは違って、ご近所さんとは長いお付き合い。当然、ごあいさつはマストとなるようです。
また、種別ごとにみていくと、「新築マンション」と、「所有していた土地に家を建てる」ケースのみ、あいさつに行った割合が低いという結果になりました。
後者の場合、もともと親が所有していた敷地に家を建てるなど、周囲がすでに顔見知りで、改めてあいさつする必要がないのかもしれません。
一方、新築マンションの場合は、一斉入居のために、お互いに自分からあいさつするタイミングがないという場合も。Aさんのように「私たちが引越したときは、お隣さんはまだ入居していなかった」という場合もあるようです。
また最近の大規模マンションの場合、管理会社主催で入居者同士が顔合わせするイベントなどが開催され、引越しのあいさつの代わりになっているケースもあります。
あいさつする範囲は、マンションは上下階、一戸建ては区画で判断では、具体的に、どこまであいさつをしているのでしょうか。マンションと一戸建てに分けてみてみました。
マンションの場合は、顔を合わせる機会の多い隣り合う住戸にはあいさつするケースが9割以上。また生活音でトラブルになりやすい上下階にもあいさつをしているようです。一戸建ての場合は、隣り合う住戸は7割以上なのに対し、向かいの住戸は半数弱。敷地配置にもよりますが、音問題や視線が合いやすい隣の住戸のほうが優先順位は高いようです。
その他の回答のなかには、「町内会や自治会で同じ班の人」、「同じ区画の家すべて」、「自治会長さんにも」、「ゴミ当番でまわる区画は全部」「玄関から見える範囲ですべて」と、かなりの数をまわっているケースも。なかには「所属することになる班全員にあいさつが強制の地域だったので20戸まわった」という人もいました。
あいさつ時に持参するのは「お菓子」「タオル」「洗剤」が定番あいさつ時に持参する物ランキングでは、1位は「お菓子」で28.4%。2位は「タオル」、3位は「洗剤」という結果に。持参するものの平均金額は837円で、最高金額は5000円の「風呂敷」「お米券」、最も多かった「お菓子」を選んだ人の平均金額は1046円でした。
ほかに持参したものは、「市の指定ゴミ袋」「ラップ」「入浴剤」「油」「調味料」など、あっても困らない日用品が定番のようです。
また、「とてもおいしいと有名な最中を取り寄せた」、「妻の地元の名産品である海苔」「以前住んでいた街で有名だった銘菓」というものを持参した人がいる一方、一斉入居のためなのか「取り決めで持参しないことになっていた」、「不動産会社が贈呈用のお茶を用意してくれていた」というケースもあるようです。
マイホームを買った以上、ご近所さんとは、ほどよい距離感で付き合っていきたいもの。特に子どもがいる場合は防犯の意味でも地域住民とのかかわり方は重要になりつつあるご時世です。今後、引越した場合の参考にしてください。
●SUUMO×ウィメンズパーク『妻から見た住まい購入に関する意識調査』調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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