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賃貸の部屋探し、開始から契約までの期間が過去3年で最短に!

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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賃貸の部屋探し、開始から契約までの期間が過去3年で最短に!

リクルート住まいカンパニーが「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」(2017年5月実施)の結果を発表した。詳しく調査結果を見ると、部屋探し開始から契約までの期間は、平均18.7日。これは過去3年で最短だという。賃貸の部屋探しの現場は、今どうなっているのだろう?【今週の住活トピック】
「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」/リクルート住まいカンパニー半数近くが10日未満の期間で契約に至っている!

調査は、首都圏で2016年4月~2017年3月に賃貸に入居し、物件選びに関与した人を対象に行われた。部屋探しを始めてから契約するまでの期間は、平均すると18.7日。過去3年で最短になった。

詳しく見ていくと、「20日以上30日(1カ月)未満」が23.7%で最も多く、「5日以上10日未満」が22.6%と僅差で続く。「1日」で契約が10.9%、「2日~5日未満」が11.6%いるので、実際には半数近く(45.1%)が契約まで10日もかけていないことになる(画像1参照)。

しかも、10日以上かけて決めている人の割合が年々減少しで、10日もかけていない人の割合が年々増加している。明らかに、部屋を探し始めてから契約するまでの期間が短縮化に向かっている。

家族構成によっても異なり、特に「ひとり暮らし」(平均期間16.0日)で短縮化が目立つ。「2人」や「ファミリー」では平均期間が20.9日であるなど長めの傾向が見られるが、長めとはいっても、3年前の平均期間22.8日より短いので、賃貸の部屋探しでは、全体的に早く物件を決める傾向が強くなっているのだろう。

【画像1】探し始めてから契約までの期間(全体/単一回答+実数回答)(出典/リクルート住まいカンパニー「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版))より転載)

【画像1】探し始めてから契約までの期間(全体/単一回答+実数回答)(出典/リクルート住まいカンパニー「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版))より転載)

また、部屋探しのために訪問した不動産会社の店舗数を見ると、平均店舗数は1.6店舗。内訳は、「1店舗」のみが48.6%と最多で、「2店舗」は23.9%、「0店舗」という回答も9.9%あった。

部屋探しの際に見学した物件数を見ると、平均は3.1件。こちらの内訳は、「1件」~「5件」がそれぞれほぼ横並び(「4件」がやや少ない)で分かれているが、「0件」という回答も8.8%あった。

訪問した店舗数・見学した物件数のいずれも、短縮化の影響が色濃く表れている結果だ。

見た目がよければ駅からの距離も我慢できる?

では、何を重視して部屋探しをしているのだろうか?

通勤している人を対象にした通勤時間の平均は40.5分と過去3年で最も短くなった。通勤先や通学先に近いということは、部屋選びでは譲れない点だろう。

ならば、住み替えのときに「駅からの距離」より重視するものがあるのだろうか?

今回の調査では、駅距離より優先する度合い(完全に、かなり、ややの回答の合計)も調べている。
・「間取りが自分好み」
・「住宅設備がキレイ・もしくは自分好み」
・「内装がキレイ・もしくは自分好み」
の3項目が、「駅からの距離」より優先度が高いという結果になった。

「耐震性の高さ」という重要な住宅の性能でもってしても、駅距離には優先度が下がるのに、である。

「間取り」「設備」「内装」といった見た目が自分好みであれば、駅距離より優先してもよいというのが、今の消費者ニーズなのだろうか。

【画像2】住み替え時に優先する特徴(全体/単一回答)(出典/リクルート住まいカンパニー「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版))より一部抜粋して転載)

【画像2】住み替え時に優先する特徴(全体/単一回答)(出典/リクルート住まいカンパニー「2016年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版))より一部抜粋して転載)

検索による簡便さが重視される風潮? 実際に見学するメリットも多い

スマホで部屋探しをするのがスタンダードになりつつある時代。間取図や設備、内装の写真画像も数多くスマホの画面に表示されるようになった。今は、スマホの中だけで物件を探したり、絞り込んだりすることも可能になった。

しかし、自分だけでネット上で物件を絞り込んで、現地見学を効率的に進めるという探し方が一般化しているとしたら、本当にそれでよいのだろうか?

駅からの距離も実際に歩いてみないと分からない。坂道があったり、歩きやすく歩道が整備されていたり、商店街の中を通るので、ネット上に書かれた分数より短く感じたり、いろいろな可能性がある。

優先度の高い間取りや設備、内装についても、使い勝手やテクスチャーなどは実際に見てみないと分からないものだし、手持ちの家具を配置したらどうなるのかも、実際のサイズで体感しないとイメージしづらいだろう。

いずれにしても、実際に物件を数多く見て、比較検討して決めることの重要性を忘れてほしくない。

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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