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日本屈指の繁華街・ビジネス街である新宿駅は、1日の平均乗降客数が世界で一番多いことで知られる巨大ターミナル駅。部屋探しの際は、通勤や遊びなどの便の良さが気になるところだ。そこで、新宿駅へ30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKを対象にした家賃相場が安い駅ランキングを分析。どんな駅があるか紹介しよう。新宿駅まで電車で30分以内、家賃相場の安い駅TOP15
順位/駅名/家賃相場/(沿線名/駅の所在地/新宿駅までの所要時間(乗り換え時間を含む)/乗り換え回数)
1位 京王よみうりランド 5.0万円(京王相模原線/東京都稲城市/27分/1回)
1位 生田 5.0万円(小田急線/神奈川県川崎市/22分/1回)
1位 稲城 5.0万円(京王相模原線/東京都稲城市/29分/1回)
4位 朝霞台 5.3万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/29分/1回)
5位 読売ランド前 5.4万円(小田急線/神奈川県川崎市/24分/1回))
6位 京王稲田堤 5.7万円(京王相模原線/神奈川県川崎市/28分/1回)
7位 朝霞 5.8万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/29分/1回)
7位 百合ヶ丘 5.8万円(小田急線/神奈川県川崎市/26分/1回)
7位 稲田堤 5.8万円(JR南武線/神奈川県川崎市/29分/1回)
7位 西国分寺 5.8万円(JR中央線・武蔵野線/東京都国分寺市/30分/1回)
11位 西調布 5.9万円(京王線/東京都調布市/26分/1回)
12位 飛田給 6万円(京王線/東京都調布市/27分/1回)
13位 国分寺 6.1万円(JR中央線・西武国分寺線ほか/東京都国分寺市24分/0回)
13位 武蔵野台 6.1万円(京王線/東京都府中市/29分/1回)
15位 中野島6.2万円(JR南武線/神奈川県川崎市/26分/1回)
15位 向ヶ丘遊園 6.2万円(小田急線/神奈川県川崎市/19分/1回)
1位は同額に3駅。京王よみうりランド駅と稲城駅は京王相模原線沿線の隣駅で、どちらも快速と区間急行が停車する。駅間距離は約2kmで、どちらも閑静な住宅街だ。
所在地である東京都稲城市は、東京都のベッドタウンで、多摩ニュータウンに含まれる。緑豊かで、都内であっても農業が盛んな地域、なかでもブランド梨の栽培で知られる。市と同名の品種「稲城」など、生産量が限られることから販売は地域の直売が中心で、わざわざ市外から買い求めにくる人も多いとか。梨以外の農作物も、市内のあちこちの農家の直売所で見かけることができる。
車を所有している人にとっては、道路の道幅が広く、コンビニや店舗などの駐車場が広い場所が多い点はうれしいところだろう。稲城インターチェンジも近いため、休日は自家用車での遠出を楽しみたい人は検討してもよさそうだ。
同じく1位の生田駅は、小田急線沿線の川崎市にある、各駅、準急、通勤準急の停車駅(通勤準急は上りのみ、準急は下りのみ運転)だ。明治大学の生田キャンパスの最寄駅であり、大学生の一人暮らしも多く、学生街の雰囲気も漂う。
周辺には大規模な商業施設などはなく、飲食店が充実しているとは言いがたいかもしれない。しかしその分、雰囲気は落ち着いていて、静かな環境といえそうだ。
スポーツや歴史、趣味との両立ができる街12位の飛田給駅は、京王線の快速停車駅。副駅名は「味の素スタジアム前」で、プロサッカーチームのFC東京と東京ヴェルディの2クラブがホームスタジアムにしている同施設の最寄駅だ。サッカー以外の競技でも国際試合など大きな大会がある際には臨時列車が運行する。
大規模施設があるとはいえ、駅周辺は閑静な住宅街といった風情。少し行くと、広々とした芝生のなかにアスレチック施設などがある野川公園がある。サッカーなどのスポーツ観戦を楽しみつつ、落ち着いた生活ができる街といえそうだ。
13位の国分寺駅は、JR中央線や西武国分寺線、西武多摩湖線の3路線が利用できる。駅周辺には大型商業施設が充実しており、非常ににぎやかなエリアだ。
駅周辺は再開発が進んでおり、2018年には駅直結で商業施設「ミーツ国分寺」などが入っている新しい施設「cocobunji WEST(ココブンジウエスト)」も誕生。駅前広場も整備中だ。老朽化した建物などが新しく生まれ変わりつつある一方で、レトロな書店や個人経営のオシャレな飲食店などは健在。昔ながらの街並みはそのままに、快適性が向上している。
国分寺の地名は、かつて聖武天皇が日本各地に建てた寺院「国分寺」に由来している。そのため、万葉集にうたわれた植物を収集した美しい日本庭園があり、当時の文化を知ることができる国分寺万葉植物園や水と緑にあふれた武蔵国分寺公園など、壮大な歴史に思いをはせることができるスポットも数多い。
新宿は巨大なターミナル駅だけに、ランキングも都内だけでなく埼玉県や神奈川県と、あらゆる地域からのアクセスの万能ぶりがうかがえる。選択肢がたくさんあると悩ましくなるものだが、だからこそ、自分のお気に入りの部屋探しの楽しさも増すはずだ。
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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