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地方から上京し、東京で一人暮らしをしたことがある人にとって、「東京って!!」と驚くことはたくさんあります。前回は電車に関して驚いたことを聞きましたが、今回は生活全般について。みんなどんなことに驚いているの? 上京を経験した男女300人に、地元との違いを感じたことを聞いてみました。
人口密度は日本一! 驚いた1位は「どこに行っても人が多い」こと
ぶっちぎりの1位は「どこに行っても人が多い」(61.3%)で、5人に3人が回答しました。
東京の人口は2017年1月現在で約1364万人、2位の神奈川県(約914万人)を大きく引き離しています。人口密度も日本一。電車の混雑もそうですが、店に入るのにも混雑していて、人の波に酔ってしまうという人もいました。
2位は「物価が高い」(48.0%)。東京は、物価もそうですが、家賃も地方に比べれば高い相場となっています。しかし、同じ東京でも場所によって家賃や物価にも違いがあります。同じ広さ、設備であっても場所が違えば家賃がこんなに違うの?ということもあるので、家賃相場などを事前に調べておくといいでしょう。
3位は「高層ビルなど高い建物が多い」(35.0%)。公共施設や企業のビルはもちろん、都心に行けば行くほど高層マンションも多く、30階に住んでいるなんてこともざらにあります。ちなみに、東京一高い建物は、東京ミッドタウンのミッドタウン・タワーで248m、2番目は虎ノ門ヒルズ、3番目は東京都庁第一本庁舎です。
4位は「夜遅くまでお店が開いている」(34.7%)。東京には24時間営業、深夜3時や朝5時まで営業といった飲食店やアミューズメント施設が多数あります。コンビニやスーパーも営業時間が長く、夜遅くまで仕事をしたり、お酒を飲んだ後に気軽に寄ることができるのはありがたいことですね。
5位は「人の歩くスピードがはやい」(30.7%)。これはよく言われることですね。特に朝、電車の乗り降り、乗り換えなどで急いでいる人が多いからかもしれません。
以下、「みんな標準語で話している」(東京では当たり前!?)、「歩いていると人とぶつかる」(本当に!?)、「コンビニがたくさんある」(確かに!)といった内容が挙がりました。
東京のココに違いを感じた! 「夜中一人でもこわくない」「コンビニが多い」など地元との違いを感じたエピソードを聞いてみました。
■どこに行っても人が多い
・人が多い。どこに行っても、平日休日関係なく人がいっぱい。人の波で酔ってしまうほどだった(東北エリア・30歳・女性)
・夜遅くまで外に人がたくさんいるので、夜中一人で歩いていても大通りであれば怖くない(中部エリア・31歳・女性)
・ただスタバやマックに入るだけでも並ぶ。時間つぶしができない(九州エリア・24歳・女性)
■物価が高い
・家賃が高すぎる(北海道エリア・33歳・男性)
・スーパーの野菜が高い。ついつい安い野菜ばかり買ってしまっていた(中部エリア・22歳・女性)
・物価、特に外食費が高く、お金がないと遊べない街だと思った(中部エリア・36歳・男性)
■高層ビルなど高い建物が多い
・高層ビル群を見ると東京に来た感じがした(北海道エリア・36歳・男性)
・高層ビルが多くて、初めのころは上を見上げて歩いていた(中部エリア・28歳・女性)
■夜遅くまでお店が開いている
・スーパーが遅くまで開いている。田舎は夜8時には真っ暗(中部エリア・37歳・女性)
・夜遅くでも人がたくさんお店にいたり、歩いているので、自分が遅くなっても心配は少ない(北関東エリア・32歳・女性)
・地元は夜10時ぐらいになるとお店が大体閉まるのに、東京は朝までやっている(中国エリア・35歳・女性)
■人の歩くスピードがはやい
・周りの歩くスピードがはやくて疲れた(四国エリア・38歳・男性)
・歩くスピードがはやいのに、さらに階段になると小走りになる(近畿エリア・37歳・女性)
・歩く人のスピード自体もはやいが、それ以上にみんなが自分の目的地をきっちりと決め、そこに向かってそれぞれが猪突猛進している感じがした(九州エリア・34歳・男性)
■その他
・自動車不要。基本的に電車のみでなんとかなる(中部エリア・35歳・男性)
・雪が降ることがほとんどなく、1年中自転車に乗れた。 スコップなどの除雪道具や、作業が不要で快適でした(中部エリア・38歳・男性)
・標準語を話していることと、九州男児と雰囲気が違うせいか、男性がみんな女性的に見えた(九州エリア・39歳・女性)
・とにかくコンビニが多い。徒歩5分以内にいくつもコンビニがある(東北エリア・32歳・男性)
・夜、周囲が明るいので星が全然見えない。流星群などが来ていても、その辺で観測ということができないのは残念だった(九州エリア・29歳・女性)
・人が多いので、すれ違うときについよけてしまって進まない。水道水がおいしくなかった(中部エリア・31歳・男性)
・エスカレーターで右側をあけるのを知らなかった(中部エリア・33歳・女性)
・エスカレーターで歩く人を見たとき(北海道エリア・31歳・男性)
・コンビニやお店がコンパクトで駐車場がない。カラオケのお部屋が狭い(北関東エリア・38歳・女性)
東京出身者にとっては当たり前なことも、地方から上京した人にとっては驚くことがたくさんあるようです。夜遅くまでお店がやっているというようなプラス面もあれば、人の混雑に疲れたり、物価が高かったり、生活をする上でマイナスな面もあるようで……。さまざまな面で、地方出身者にとって東京は地元とは全く違う街として映っているようです。
住めば都といいますが、慣れるまでにはちょっと時間がかかりそう。これから東京での生活を予定している人は、既に東京に行っている友人などに情報収集をしてから上京すると、スムーズに生活がスタートできるかもしれませんよ。
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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