更新日:2018年7月24日 / 公開日:2018年7月24日
今、まさにブーム到来中の「かき氷」。最近では変わり種メニューを扱う店や、メインの商品よりも力を入れて販売する店など、さまざまな店を街中で見かけます。今回は東急沿線沿線のお店をピックアップ。IENAKA編集部が今年行くべきイチオシのかき氷店を紹介します。
まず最初にご紹介するのは、東急大井町線・東急池上線「旗の台」駅徒歩1分の「ブン ブン ブラウ カフェ ウィズ ビーハイヴ」。実はこのお店、普段はラーメン店として営業しているのですが、デザートとして提供していたかき氷にも人気に火がつき、週末になるとラーメン、かき氷を求めて80人待ちも当たり前という超人気店なんです。
2014年に旗の台にオープンした同店
オーナーシェフの斎藤直樹さんは、もともとサーフボード作りの職人で、約20年間サーフボードを削り続けてきました。千葉・九十九里にラーメン屋を開業し、さらに本格的なラーメンとかき氷の店をオープンするために旗の台にお店を移したそう。
斎藤さんいわく、旗の台は都内でも数少ない「今もなお栄えている商店街」がある街。
「美味しいものを提供できる店なら残れる」と確信したことから、この地に店を構える決断をしたそう。「美味しさ」を追求し、健康志向の食材や調味料を使った店になっていったといいます。
カウンター席、テーブル席が共に6席設置されている店内
同店のかき氷は、氷を削っていく際に中に空洞を作ることで、シロップをかき氷全体に染み込ませていきます。また、溶けにくく仕上げられているため、友達とお喋りしながらゆっくり食べても安心なのが嬉しいですね。
これまでに提供してきたのは、なんと約160種類。通常は9種類をメイン(&限定メニューも1品)に提供し、メール会員限定で2種類を入れ替わりで提供しています。
そんな同店のおすすめメニューは、「いちごエスプーマーソース」(800円)です。
クリーミーで真っ赤な見た目がインパクト大の「いちごエスプーマソース」
エスプーマとは、スペイン語で「泡」を意味します。「いちごエスプーマーソース」には、比較的酸味の強いいちごが使われており、カットしてそのまま使っているそう。
シロップは血糖上昇指数が低いといわれているアガベシロップを使用し、生クリーム、牛乳、スキムミルクを混ぜ合わせてとろみを出しています(練乳だけで一日約20リットル、全シロップ合わせると35リットル作っているとか!)。
生クリームのコクといちごの甘みと酸味がベストマッチの「いちごエスプーマーソース」。いつもの「イチゴシロップ」とは一味もふた味も違う贅沢なかき氷をご賞味あれ!
続いてご紹介するのは、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩6分の「はいむる珈琲」。もともとはカフェとして営業したのですが、現在はラーメンとかき氷を提供する店として営業しています。
武蔵小山駅から徒歩6分の「はいむる珈琲」
オープン当初は、コーヒーのほか、カレーやスパゲッティといった軽食がメインでしたが、今では年間を通じて、季節の旬な食材を使ったかき氷を提供するカフェとして注目されています。
春はいちごや柑橘類、夏はメロン、すいか、桃。秋から冬に掛けては芋やかぼちゃなどを使っています。
また、季節の食材以外にも、クリスマスや節分といった「企画もの」の商品も用意します。
氷に使われているのは和歌山県・古座川の水です。のどごしの「さっぱり感」がかき氷にぴったりだといいます。味はもちろん、見た目の美しさ、形にもこだわっています。
テーブル席15席を用意する店内
そんな同店のおすすめかき氷は、「しゅわしゅわミントとチョコレート」(1,069円)です。
人気の「しゅわしゅわミントとチョコレート」
「しゅわしゅわミントとチョコレート」は、チョコミルク、チョコチップ、棒ちょこ、チョコソース、果物、生クリームのほか、炭酸入りのミントヨーグルトエスプーマで構成されています。一口食べると炭酸の「しゅわしゅわ」が口の中で広がっていきます。
ミントヨーグルトの炭酸と生クリームの甘さが非常にマッチしており、チョコミルクが全体のバランスを整えているので「甘過ぎないミント」の味が実現しています。
ミント好きはもちろん、清涼感ある「しゅわしゅわミントとチョコレート」を暑い日にぜひ味わってみてください。
最後にご紹介するのは、「目黒ひいらぎ」。東急東横線「学芸大学」駅から徒歩3分です。
学芸大学前駅から徒歩3分の場所に佇む同店
店主の野中聖之さんが28歳のときにオープンした同店。野中さんはもともと自分の店を持ちたいという夢があり、たい焼き店で働いていた経験を活かしてオープンしました。学芸大学エリアの雰囲気が気に入り、縁もあってこの街に店を出すことを決めたそうです。
たい焼きのシーズンといえば寒い冬場です。
そこで、売れ行きが下がる暑い夏の時期に、たい焼きに代わる商品として扱いをし始めたのがかき氷だったといいます。冬はたい焼き、夏はかき氷の2つの軸で今は営業を行っています。
扱うかき氷の種類は、全部で4種類。毎年、ゴールデンウィークになるとまず「抹茶金時」と「苺ミルク」(各400円)の2種類の販売を始め、6月に入ってからはさらに「あずきミルク」と「酒粕シロップ」(各450円)の提供を始めます。
純氷を使用し、柔らかい食感と、口溶けの良さを表現するため、氷の温度管理をしっかりと行っているそうです。かき氷を作る際は、空気を含んで氷を削っていくことを意識し、食べるときに口に入ったらすぐに溶けるように仕上げているといいます。
白で統一されたシンプルな内装となっている店内
そんな同店のおすすめメニューは「抹茶金時」です。
「大人な味」に仕上げた「抹茶金時」
「抹茶金時」には、静岡から仕入れた抹茶が使われており、「甘み」と「苦味」のバランスが絶妙。抹茶だけで食べるとややビターですが、あずきと合わせてちょうど良い感じに整えられています。
実はこのあずき、同店のたい焼きで使用している、こだわりの北海道産のものです。昔ながらの製法が用いられ、手間暇かけて作られている粒あんで、素朴で甘さ控えめなのが特徴です。
糖度は市販のあんこよりも半分ほど低く、甘いものが苦手という人でも美味しく味わうことができます。
濃いめでビターな抹茶と、甘さ控えめなあずきのバランスが絶妙な「抹茶金時」。白玉を上に乗せれば(プラス100円)より和の雰囲気が楽しめます。
ちなみに、同店で提供しているたい焼きですが、種類はあずき(150円)のみ。30分間じっくりと焼き上げ、パリッとした食感となっています。時間をかけて焼き上げた分、あんこが中でとろっとするので、「外はパリッと、中はとろっと」という食感を楽しめます。かき氷を食べに訪れた際は、お土産に買って帰るのもありですよね。
以上、東急線沿線でおいしいかき氷が食べられる3店を紹介しました。この夏はいろいろな味を比べてみては。
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