【横浜】三溪園の見どころや楽しみ方は?横浜からのアクセスも紹介!

更新日:2024年1月15日 / 公開日:2023年12月29日

横浜・本牧にある『三溪園』は、歴史的建造物が多くあり、自然と歴史を楽しめる癒しスポットとして注目を集めています。横浜や桜木町、元町・中華街など周辺の人気スポットからも近く、観光やお散歩デートにぴったりの場所です。今回は、三溪園の基本情報やアクセス、見どころ、楽しみ方について詳しく紹介します。

1.三溪園とは

画像出典:三溪園

『三溪園』は、明治時代から昭和時代にかけて生糸貿易で財を成した実業家の原三溪によって造られた国指定名勝の日本庭園です。

敷地面積は175,000万平方メートル(東京ドーム約4個分)と広く、園内には京都や鎌倉などから集めた古建築が配置されています。

見どころが多くあり、お散歩デートや家族でのお出かけにぴったりの場所です。

日本文化を体感できることから外国人観光客の人気も高く、結婚式や披露宴、パーティー会場としても利用されています。

【基本情報】

住所:〒231-0824 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1

電話番号:045-621-0634

営業時間:9時~17時(最終入園 16:30)

休園日:12月26日~31日

<公式サイト>https://www.sankeien.or.jp/

<公式SNS>Instagram:@sankeien_garden、X:@HSankeien

【料金】

<入園料(個人)>

大人(高校生以上):900円

子供(小学生・中学生):200円

横浜市内在住65歳以上:700円

<年間パスポート>

大人(高校生以上):2,500円

子供(小学生・中学生):700円

横浜市内在住65歳以上:2,000円

【アクセス】

三溪園の最寄駅はJR京浜東北線・根岸線『根岸駅』で、バスに乗って10分程度で到着します。

『横浜駅』『桜木町駅』『関内駅』『元町・中華街駅』からも三溪園行きのバスが出ているので、周辺の観光地からも気軽に行きやすいでしょう。

<根岸駅からの行き方>

・根岸駅 7番のりば→横浜市営バス54・97系統(約10分)→『三溪園南門入口』下車・徒歩7分→三溪園南門

・根岸駅 1番のりば→横浜市営バス58・101系統(約10分)→『本牧』下車・徒歩10分→三溪園正門

<横浜駅からの行き方>

・横浜駅東口 2番のりば→横浜市営バス8・168系統(約40分)→『三溪園入口』下車・徒歩5分→三溪園正門

・横浜駅東口 2番のりば→ぶらり三溪園BUS ※土日祝限定(約35分)→三溪園(三溪園駐車場内)下車・徒歩すぐ→三溪園正門

<桜木町駅からの行き方>

・桜木町駅前 2番のりば→横浜市営バス8・168系統(約30分)→『三溪園入口』下車・徒歩5分→三溪園正門

・桜木町駅前 2番のりば→横浜市営バス58系統(約30分)→『本牧』下車・徒歩10分→三溪園正門

・桜木町駅前 11番のりば→横浜市営バス101系統(約30分)→『本牧』下車・徒歩10分→三溪園正門

・桜木町駅前 2番のりば→ぶらり三溪園BUS ※土日祝限定(約25分)→三溪園(三溪園駐車場内)下車・徒歩すぐ→三溪園正門

<関内駅からの行き方>

・地下鉄関内駅→横浜市営バス101系統(約20分)→『本牧』下車・徒歩10分→三溪園正門

<元町・中華街駅からの行き方>

・元町・中華街駅 4番出口そば山下町→横浜市営バス8・168系統(約15分)→『三溪園入口』下車・徒歩5分→三溪園正門

2.三溪園の見どころ

ここでは、三溪園の見どころについて紹介します。

2-1.10棟の重要文化財

画像出典:三溪園

三溪園は正門を入ると大池と蓮池があり、原家が私庭として使用していた内苑と、1906年(明治39年)に一般公開された外苑に分かれています。

外苑・内苑にはあわせて17棟の建造物があり、そのうち10棟が国の重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。

園内最古の建物『旧燈明寺三重塔』は三溪園のシンボルになっており、桜や紅葉のイベント期間はライトアップした姿をみられます。

他にも、豊臣秀吉が母の長寿祈願で建てた生前墓を覆っていたとされる『旧天端寺寿塔覆堂』や、徳川家康が伏見城内に建てたとされる『月華殿』などがあります。

岐阜の白川郷から移築された古民家『旧矢箆原家住宅』は室内の見学が可能で、白川郷の暮らしを体感できます。

【重要文化財】

・旧燈明寺三重塔

・旧燈明寺本堂

・旧東慶寺仏殿

・旧矢箆原家住宅

・臨春閣

・旧天瑞寺寿塔覆堂

・月華殿

・天授院

・聴秋閣

・春草廬

【横浜市指定有形文化財】

・鶴翔閣

・白雲邸

・御門

2-2.季節によって姿を変える庭園

画像出典:三溪園

三溪園は、季節の花を楽しめるのも魅力のひとつです。

梅・藤・睡蓮・花菖蒲・紫陽花・蓮・水仙など一年を通して見頃の花があり、季節によって違う姿を楽しめます。

桜や紅葉の名所としても知られており、見頃の時期には営業時間を延長してライトアップも行われます。

3.三溪園の楽しみ方

三溪園は展示やイベントなどが開催されているため、散策以外も楽しめます。

ここでは、三溪園の楽しみ方を紹介します。

3-1.所蔵展・企画展

画像出典:三溪園

園内には、原三溪が集めた美術品や原三溪自身の作品などが収蔵・展示されている三溪記念館があります。

三溪園の歴史や原三溪の業績などがわかるパネル展示が鑑賞でき、時期・テーマに合わせた所蔵展や企画展が行われています。

園内の散策とあわせて、美術鑑賞も楽しみましょう。

3-2.ワークショップ

画像出典:三溪園

梅酒・梅ジュースを作る梅しごと、蓮の葉を使ったオリジナル扇子づくり、茶碗づくりと茶道体験など、さまざまなワークショップが開催されています。

特別な体験をしたい人は、ワークショップに参加してみるのもおすすめです。

3-3.季節イベント

画像出典:三溪園

三溪園では、『観梅会』『ザリガニ釣り』『菊花展』など季節に合わせたさまざまなイベントが開催されます。

お正月三ヶ日には原三溪旧宅の鶴翔閣が一般公開され、お正月をテーマにした催し物を鑑賞できるイベントを楽しむことができます。

また、過去にはクラシックコンサートや横浜芸者による演舞、謎解きゲームが開催されたこともあるので、イベント情報をチェックしてみましょう。

3-4.茶屋・食事処

園内には、食事や喫茶が楽しめるスポットもあります。

【三溪園茶寮】

画像出典:三溪園

だんごと抹茶がセットになった『ちょっと一服』や、3種のおそばが食べられる『三景わん』などを楽しめるお茶屋さんです。

夏季メニューでは、5種類の果肉入りフルーツソースと三溪園産の梅シロップ漬けをのせたかき氷『おさんぽ果樹園』が人気です。

写真映えすると話題なので、夏に訪れるときはぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

<基本情報>

営業時間:11:00~15:30

定休日:不定休

電話番号:045-621-1289

主なメニュー:おさんぽ果樹園 1,000円(税込)、ちょっと一服 600円(税込)、三景わん 1,200円(税込)

【雁ヶ音茶屋】

画像出典:三溪園

雁ヶ音茶では天ぷらそばやラーメンなどの食事メニューのほか、おしるこやおでん、ソフトクリームなど軽食やスイーツも楽しめます。

<基本情報>

営業時間:平日11:00~15:30/土日祝10:00~16:00

定休日:不定休

電話番号:045-621-1374

主なメニュー:天ぷらそば・うどん(温) 1,200円(税込)、抹茶ソフトクリーム 350円(税込)、おしるこ 600円(税込)

【待春軒(たいしゅんけん)】

画像出典:待春軒

『待春軒』は、落ち着いた雰囲気の中で食事やスイーツが楽しめるお茶屋さんです。

原三溪が考案したオリジナルメニュー『三溪そば』を食べることができます。

<基本情報>

営業時間:10:30~16:00(ラストオーダー15:30)※甘味 10:30~11:00・食事 11:00~

定休日:毎週水曜日

電話番号:045-623-9771

公式サイト:https://taishunken.jp/

主なメニュー:三溪そば 950円(税込)、きのこ餡かけうどん 900円(税込)、あんみつ(アイスクリーム付き) 950円(税込)

4.三溪園についての気になる質問

気になる質問について、三溪園の岩本さんに直接聞いてみました。

4-1.三溪園に来たら絶対に見るべき必見のモノはありますか?

どの世代の方にも、都会の喧騒から離れた広い庭園の中で古建築と自然の調和と昔懐かしい空間をお楽しみいただきながら日本文化に親しんでいただきたいと考えております。

4-2.世代別の三溪園の楽しみ方があれば教えてください

世代別のおすすめの散策コースは次のとおりです。

<カップル>

カップルの方には、「じっくり満喫コース」がおすすめです。

三溪園の起伏ある特徴的な地形を楽しみながら重要文化財や写真映えスポットを巡るコースです。ちょっとしたハイキング気分でたっぷり楽しめます。

<家族連れ(お子様)>

家族連れでお越しの方には、「本牧市民公園立ち寄りコース」がおすすめです。

隣接する公園もあわせて楽しみたい方向けのコースで、遊具やスポーツ、ピクニックなどもお楽しみ頂けます。

郷土の歴史を伝える八聖殿など、幅広い世代で楽しむことができます。

<シニア世代>

シニアの方には、「バリアフリーコース」がおすすめです。

車いすの方も園内を周遊しやすい段差の少ないエリアを中心としたコースなので、ご負担なくお楽しみ頂けます。三溪記念館と中央広場横のトイレはバリアフリー対応です。

4-3.三溪園一番のおすすめの甘味はなんですか?

三溪園茶寮の 「いろどりだんご」 350円です。

手焼きだんご の上に「かぼちゃ」「すんだ」「くり」「サツマイモ」の手作り餡がのった彩も美しく、インスタ映え 、お味ともに人気ナンバー1です。

ご来園の際は是非召し上がっていただきたい一品です。 

横浜の観光地からほど近い三溪園で日本文化を体験しよう!

三溪園は歴史を感じられる建物や季節の花が見どころになっており、美しい景観を眺めながらのんびりと落ち着いた時間を過ごすことができます。

時期によってさまざまなイベントやワークショップが開催され、園内にはかき氷やおだんご、おそばなどが味わえるお茶屋さんもあります。

今回紹介した情報を参考に、横浜の観光地からほど近い三溪園で日本文化を体験してみましょう!

まとめ

・三溪園は実業家の原三溪によって造られた大きな日本庭園

・『根岸駅』『横浜駅』『桜木町駅』『関内駅』『元町・中華街駅』から三溪園行きのバスが出ているので、周辺の観光スポットからも行きやすい

・国の重要文化財・横浜市指定有形文化財に指定されている古建築や季節の花々を楽しむことができる

・所蔵展や企画展、ワークショップ、季節イベントなどさまざまな楽しみ方ができる

・名物メニューが楽しめる茶屋・食事処もあるので、休憩しながらのんびりと過ごすのがおすすめ



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