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最近スパイスカレーが大人気。スパイスの効いた本格的な味わいにハマる人が続出しています。東京にはさまざまなスパイスカレーのお店が点在。下町情緒あふれる路地裏から、ミックス文化が息づく若者の街まで、さまざまな個性を放つ名店が存在します。今回は、そんなスパイスカレーの名店の中から、スパイスカレーマニアの筆者が独断と偏見で選ぶ、おすすめ名店ランキングをご紹介します!
スパイスカレーとは、カレー粉に加えてさまざまなスパイスを使用したカレーのこと。その歴史は古く、インド亜大陸が発祥の地とされています。
スパイスカレーの魅力は、様々なスパイスを組み合わせることで生まれる奥深い風味。また、体に嬉しい効果もあるんです。
スパイスカレーに使われる主なスパイスとしては以下のようなものがあげられます。
【クミン】
香り:ナッツのような香り
効果:カレー独特のエスニックな香りづけ
効能:整腸作用、消化を助ける
【コリアンダーシード】
香り:レモンのような爽やかな香り
効果:料理の風味を高める
効能:抗酸化作用、便秘改善
【カルダモン】
香り:すっとした清涼感と柑橘のような甘い香り
効果:香りづけ
効能:食欲増進、鎮静作用
【ターメリック】
香り:香りはあまりない
効果:油と合わせて使うと黄色く色づく
効能:抗酸化作用
【クローブ】
香り:甘くてスパイシーな香り
効果:肉の臭み消し
効能:抗菌作用、消化促進作用
さまざまなスパイスを駆使したスパイスカレーは、本場インドの香り豊かな味わいが楽しめるのが特徴です。
中でも東京は本格的なスパイスカレーが食べられる名店が多数あり、スパイスの魅力を堪能できるエリアとなっています。
今回は数々のスパイスカレーを食べ歩いてきたスパイスカレーマニアの筆者が独断と偏見で筆者的おすすめランキングを発表します!
行列必至ですが記帳制なので敷居はそこまで高くありません。古民家風の店内や、優しい接客に癒されます。
出汁の効いた味と和の食材を取り入れたカレーは辛すぎず、和のテイストながらしっかりスパイスも感じられます。
旧ヤム邸シモキタ荘
東京都世田谷区代沢5-29-9 ナイスビル1F
オープンキッチンで店主自らスパイスに火を入れて最後の仕上げをしてくれるのを見られるのが醍醐味のお店。
しっかり華やかなスパイスの香りを感じながら楽しめるカレーには、定食と銘打つ通り愛情のこもった副菜が添えられるのですがこれがまた絶品!
ホールスパイスカレー青藍
東京都杉並区高円寺北2-41-15
和食器に盛られた出汁の効いた和風スパイスカレーはスパイスをしっかり感じられつつ癒される味。
お二人で切り盛りされる店主夫婦の接客も癒しの空気感を盛り上げてくれます。
月と亀
東京都江東区新大橋3-7-3
所沢の名店の高円寺店ですが、本家と変わらぬ味を楽しめます。(画像は所沢本店のもの)
特に添えられたホールスパイスが爽やかなラムキーマは店を代表する味。極粗挽きのラムが風味豊か!
negombo33 高円寺
東京都杉並区高円寺南4丁目44-3 マーキュリービル1F
スパイスの効き具合や副菜も含め、ツボをしっかり押さえた完成度の高い一皿は渋谷の老舗とも真っ向勝負していける味。
辛すぎることもなく安心して食べられます。
カレーショップ初恋
東京都渋谷区道玄坂1丁目17-11 ミナミビルB1F
日替わりのカレーに豆カレーとキーマカレーをセットで楽しむのがおすすめ。
辛すぎず安心して食べられるカレーはちょこっとパクチーや漬物などと一緒に味変しながら食べるのもGOOD。
フィッシュ 新宿店
東京都新宿区西新宿7-5-6 新宿ダイカンプラザ2F
スパイスカレーと聞いて尻込みする必要のない、とにかく優しい味のカレーは店主の人柄が滲み出ているようにすら感じます。
温かい接客もセットで味わうお店。
キッチンアンドカリー
東京都世田谷区羽根木1-21-24 亀甲新い52
スープカレーに近いサラサラしたスパイシーなカレーは、インパクト強めなスパイスの複雑な味を楽しめます。
ヘンドリクス カリー バー
東京都渋谷区神宮前2-13-2 ユハラアネックスビル1F
なかなかスパイスカレーを食べに行く機会がない!という方はおうちでスパイスカレーを作ってみませんか?
ここからは、スパイスの利いた味わいを楽しめるお手軽スパイスカレーレシピを2つご紹介します。
鶏手羽元に焼き目を付けたら、あとは材料を鍋に入れるだけ。程よいトマトの酸味、カレー粉の風味が効いたレシピです。
材料(3~4人分)
鶏手羽元 6~8本
白菜 1/4個
Aカットトマト缶 1缶(400g)
Aすりおろしにんにく 1かけ分
Aすりおろし生姜 1かけ分
A固形ブイヨン 2個
A純カレー粉 大さじ1
Aクミンシード 小さじ1(あれば)
A乾燥バジル 小さじ1
A砂糖 小さじ1/4
塩こしょう 適量
オリーブオイル ひとまわし
作り方
① 鶏手羽元は、まんべんなく塩こしょうをして、やや強めの下味を付ける。
② 鍋にオリーブオイルをひき、1の表面がこんがりするまで焼いたら、一旦取り出す。(中まで火を通す必要は、ありません。煮込んだ時に臭みが出ないよう、表面だけこんがりさせます。)
③ 白菜は、芯ごと縦4等分に切る、または、3~4cm幅のざく切りにし、鍋に入れる。
④ ②を戻し、Aを入れたら水200ml(分量外)を上からかけ、フタをして沸々するまで中火にかける。
⑤ 弱火にして30分煮込んだら、塩小さじ1~適量を入れ、味を調えたら出来上がり。
スパイスで有名なS&Bの通称「赤缶」を使えば、スパイシーで風味豊かに。ルウとは違い余分な油脂が入っていないのでヘルシー!炊飯器で炊くターメリックライスを添えれば完璧!
キーマカレーの材料(4人分)
合いびき肉 200g(またはお好みのひき肉)
なす 2本(可食部160g)
玉ねぎ 中1個(220gくらい)
トマト 中1個
にんにく ひとかけ
しょうが ひとかけ
カレー粉 大さじ1
クミンホール 小さじ1/2(あれば)
しょう油 小さじ1
塩 適量
オリーブオイル ふた回しくらい
ターメリックライスの材料(2合分)
米 2合
ターメリックパウダー 小さじ1
有塩バター 10gくらい
作り方
① 研いだ米を炊飯器に入れ、2合のメモリまで水を入れ、ターメリックパウダーと有塩バターを入れ、普通炊きモードで炊く。
② フライパンに、薄切りにした玉ねぎとオリーブオイルを入れたら火を点け、中火で7~8分またはあめ色になるまで炒める。
③ フライパンに隙間を作り、みじん切りにしたにんにくとしょうがを入れて、香りが出るまで炒める。
④ 合いびき肉と塩を少々入れ、半分くらい色が変わるまで炒める。
⑤ 小さめのひと口大の乱切りにしたなすと塩少々を入れ、なすに油が回るように炒める。
⑥ 1~2cm角切りにしたトマト、カレー粉、お好みでクミンホールを入れ混ぜたら、フタをして2~3分煮る。
⑦ しょう油を入れ、塩で味を調えたら、出来上がり。
東京には独自の進化を遂げたスパイスカレー専門店が数多く存在します。エリア別に見ても、下北沢や高円寺、新宿などのカレー激戦区に加え、最近では都内各所で新規出店が相次いでいます。
おすすめのお店以外にも人気のスパイスカレー店がたくさんあるので、ぜひお気に入りのお店を見つけてくださいね!
レシピ:茂木奈央美
この記事のライター
michill グルメ・おでかけ
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