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今年もいよいよ残りわずか。忘年会やクリスマスなど、特別なイベントを大切な仲間やパートナーと過ごすのに、普段とは違った特別な空間で食事をしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。そんな場所にぴったりなのが今回ご紹介するお店「蔵六三三〇」です。
お店の場所は千葉県の船橋市。ららぽーとTOKYO-BAYから車で30分くらいの場所にあります。
最寄り駅は東葉高速線の「飯山満駅」になりますが、駅からは遠いのでタクシーを使うといいでしょう。
車がないと不便な場所ではありますが、ここが都心からほど近いとは思えないほどの大自然の中にぽつんと建つお店の外観を車窓から見つけたとき、みなさんの心はきっと踊るはずです。
お店外観。周りには他の建物はなく、眼前に広がるのは田んぼや樹木のみ。
特別なのは店のある場所や外観だけではありません。
お店の名前を見て変わった名前だと思われた方は多いと思います。
実はこの名前、牛乳の殺菌方法からつけられているのです。
現在流通している牛乳の9割は120度から150度の超高温で数秒間殺菌しています。
対して蔵六三三〇で使用している牛乳は、生乳を食品衛生法で定められている最も低い温度である「63度」で「30分」という長い時間をかけてじっくりと殺菌しています。
どちらも牛乳の栄養は変わりませんが、超高温瞬間殺菌では牛乳に含まれるたんぱく質が熱で一部変性し、それがあの牛乳特有の臭いになるのだそうです。
「63度」で「30分」。低温で丁寧にじっくりと殺菌された牛乳は牛乳特有の臭いがしません。
牛乳が本来無臭であることを私はこの店を訪れるまで知りませんでした。
そしてこのお店はなんと、牧場から仕入れた生乳をわざわざ店舗横にミルク工房を構えて、低温保持殺菌を自前で行っているのです。
自家製のチーズだけではなく、そのチーズづくりに使う牛乳から手作りしている特別なお店なのです。
蔵六三三〇牛乳を使った数々のメニューを想像しただけでワクワクしませんか?
さっそくご紹介していきますね。
お店のメニューは豊富にあり、日替わりのメニューもあるので初めて行かれる方は迷ってしまうと思います。
はっきりいってどれを食べても美味しいのですが、行ったら必ず食べておきたいオススメしたいメニューをいくつかご紹介します。
チーズの元となる牛乳から手作りしている蔵のチーズを堪能するにはやっぱりコレ! 野菜類も地元船橋で朝採れたばかりのものを使うこだわりです。
蔵焼きも蔵特製チーズを存分に楽しめるメニューの1つ。
外見はピザのようですが、ピザよりは生地はナンに近く、もっちりとしています。
蔵焼きの主役はもちろん、自家製のチーズです。
ここでしか味わうことができないできたてのチーズメニュー。
自家製ブッラータチーズ (1,500円)
乾いたモッツァレラを生クリームに浸し、さらにモッツァレラの中に包み込んだチーズ。
日持ちしないので出回ることが無いため、「モッツァレラチーズの王様」、「幻のチーズ」などと称されるこのチーズもお店で作っているからこそいただくことができます。
軽くナイフを入れただけで中から溢れ出す生クリーム
今できたて!!蔵の自家製ボッコンチーニ (1,150円)
お店横のチーズ工房でまさに出来てたて。一度も冷蔵すらしていないフレッシュチーズの中のフレッシュチーズ。他では決して味わうことのできないミルク感溢れるチーズです。
チーズを作る工程で生まれるホエーを使用したメニューや、生チーズをたっぷりと使ったメニューなど、蔵はパスタも特別です。
自家製生チーズたっぷりの国産牛豚合挽のスパイシーボロネーゼ (1,250円)
粉チーズをたっぷりかけたボロネーゼは美味しいですよね。こちらはその上にさらに生チーズがたっぷりと乗っています。熱々のパスタソースで溶けた生チーズとソースがたっぷり絡んだパスタは、どんなにお腹がいっぱいでもするすると入ってしまいます。
手作りの牛乳、チーズと聞いてスイーツを期待してしまうのではないでしょうか。もちろん、その期待は裏切りません。
使用している生クリームからして特別感を余すことなく感じることができます。
蔵のおすすめばかりを集めたよくばりプレート (850円)
しっとりふわふわで牛柄模様がかわいい「うしふぉん」
蔵六三三〇牛乳を使ったなめらか「ジェラート」
蔵自家製カッテージの「レアチーズケーキ」のセット。
一度に蔵のスイーツが楽しめて値段もお手頃な一押しデザートです。
自家製リコッタムースと完熟マンゴーの蔵焼き (850円)
デザートの蔵焼き。チーズの代わりに蔵自家製のリコッタムースがたっぷりと乗っています。
蔵六三三〇牛乳を使ったチーズや食事メニューの紹介をしてきましたが、自家製の蔵六三三〇牛乳そのものを味わいたくなりますよね?
もちろん、蔵六三三〇牛乳そのものも、その牛乳を使ったドリンクメニューもいただくことができます。
蔵六三三〇アイスミルク (420円)
この店のすべての味の源である自家製低温殺菌蔵牛乳をアイスで。
手間はかけても手は加えない、ありのままの牛乳。
かわいいバケツで冷やされて登場するのも特別感があっていいです。
オトコのコーヒー牛乳 (450円)
季節によって変化する蔵六三三〇牛乳の相性を考慮して、季節によって使用するコーヒー豆の産地や銘柄も変えているというこだわり。甘さは極度に抑えられたビターな味わいはまさにオトコらしさ。
もちろん、女性でも注文できます。
どちらの牛乳もキャップをあけると驚かれると思います。
手を加えず、濃厚である牛乳の証である上質な生クリームが瓶の上部にできています。
ホエードリンク (各550円)
ホエーとはチーズのを作る際に固形物と分離された上澄みの部分のこと。
高タンパク、低脂肪であっさりした味わいはフルーツソースとよく合います。
女性に嬉しいドリンクです。
その他アルコールにもホエーを使用したドリンクメニューが豊富に用意されています。
蔵六三三〇で過ごす時間のことをお店の方は蔵時間と呼んでいます。お店の方はゲストである我々に、より蔵時間を満喫してもらうための努力を惜しみません。立地やメニューだけではなく、このお店で過ごす蔵時間もまた特別なのです。
大人がゆっくりと寛げるようにと、店内はとても落ち着いた感じになっています。
そして小さいお子様はお店に入ることができません。
予約をすると手書きのメッセージがテーブルに置かれています。
こうした嬉しい心遣いもまた蔵時間の魅力です。
特別な日のお祝いなど、お店の方は喜んで協力してくれます。
事前に細かな要望にも応えてくれますし、当日は素敵な音楽とともに、忙しいスタッフの方全員が、手を止めてテーブルまで来てくれて一緒にお祝いをしてくれます。他のテーブルのお客さんからも拍手をいただき、店内は一気に幸せなムードに包まれます。そうした私たちに感動を与えてくれる特別な蔵時間ですが、お店の方にとってはそれがあくまで「日常」なのです。
蔵時間をゆっくりと楽しみたい方は、ぜひランチではなくディナーに訪れてみてください。
ディナーの蔵時間に時間制限はありません。あなたが予約した席はあなただけのものです。その席に当日他のお客さんが座ることはありません。ディナーのオープン時間からお店の閉店まで時間の許す限りじっくりとお楽しみください。
ここまで十分に蔵六三〇〇の魅力をお伝えしてきたつもりですが、お役立ち情報なくして私の記事は成立しないと考えておりますので、今回もお届けいたします。もちろん、今回もこれからがメインコンテンツだと考えていますが、どうか肩の力を抜いてからお楽しみください。
当記事をご覧いただき、お店に興味をもたれたり、実際に行ってみてお気に入りのお店に加えていただけたとしたらそれはとても光栄なことです。
お気に入りの店ほど人を連れていきたいけれど、その後教えた人が自分以外の人と勝手に行くのはおもしろくないと思うのが人の性です。そんな風に思わないのはジブリ映画の主人公か今回お店を紹介している私くらいのものです。
そんなときは、「今日はサプライズだから着くまで秘密ね」などといってアイマスクをしてもらってから連れていきましょう。
幸い、前述の通りお店の周りにはなにもないのでお店についてアイマスクを外してもそこがどこだかバレてしまう可能性は低いです。
問題は帰りですが、「実は帰りもサプライズがあるんだ」などといってまたアイマスクをしてもらって帰りましょう。
そして最後に「サプライズがあるといって何も無いのがサプライズ」といえば問題ありません。
あなたにもし意中の男性が居たとして、蔵六三三〇はその彼のハートを射止める格好の場所に成りえます。
特別な空間で過ごす蔵時間は二人の気分を高揚させ、いい雰囲気になるチャンスが訪れる可能性が高まるでしょう。
メニューの「ホエー」が会話を弾ませるキーワードになる可能性も高いです。
そのときに、当記事で得たホエーについての情報を話したくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢してください。
男性はプライドが高い生き物ですので、自分好みのルックス、スタイル、性格の女性であったとしても、自分より頭が良い女性だと一気に冷めます(あくまで個人的な見解です)。
男性は基本的にプロテインが大好きですから、原材料の一つであるホエーについて勝手にペラペラと語りだすと思います。
その時あなたは少年少女のような好奇心で満ちた瞳で彼を見つめ、時には深く頷きながら最後まで聞いてあげてください。
そして男性が得意げに語り終えたときに、思い切り感情を込めて「ほえー」と声に出して驚いてあげてください。
自分の話をきちんと関心をもって最後まで聞いてくれ、最後にユーモアのある返事が返ってくる、そのギャップに男性はキュンとします(効果には個人差があります)。
2とは逆のパターンです。苦手な人なんて居ないという方ならいいのですが、そんな人はジブリ映画の主人公くらいです。大切な人と行くことが今回のテーマなので必要ない情報かもしれませんが、人生とは思うようにはいかないもの。
若干空気を読むことが苦手なご友人や、おせっかいなご友人が、意図せず苦手な男性に声をかけて連れてきてしまうかもしれません。2のテクニックを逆手にとって、先にホエーについて語り尽くし、男性のプライドをへし折る方法もあるのですが、グループでの会食ですと場の空気が悪くなるので、あからさまには使えません。
難しい立ち振舞いを強いられそうですが、実は2のテクニックの最後の「ほえー」を「そうだねプロテインだね」に変えるだけで、場の空気も壊さず、相手に対して自分の興味が無いことをそれとなく伝えることができます。
蔵六三三〇では名物の牛乳などの商品を販売しており、お土産に買って帰ることができます。
蔵六三三〇牛乳やオトコのコーヒー牛乳、チーズなど名物品がそろいます。
焼き立てマフィンや生のプリンなども大人気です。
ご家族やご友人に蔵で過ごした素敵な蔵時間のおすそ分けにいかがでしょうか。
きっとあなたがお店で過ごしたときと同じような笑顔になることでしょう。
もし、お土産を渡した相手からお店に行きたいと頼まれた場合、そのときはもちろんアイマスクで!
この記事のライター
ぽんけ
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DTP&デザイン製作会社「ぽんけカンパニー株式会社」代表取締役。グルメ好き(主に食べ放題)。平均月10回訪問している食べ放題の記事をアメーバブログ「ぽんけのグルメブログ ~たのしいごはんが いいごはん~」にて公開中。スイーツマニアランキング最高位5位。
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