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笠倉出版社は、認知機能改善に効果の認められる「エルゴチオネイン」の効果に注目した書籍「タモギタケで記憶の達人に!」を5月11日(水)に全国書店で発売した。
古くから北海道・東北地方で自生し、「幻のキノコ」と呼ばれていたタモギタケ。
困難だった栽培法の壁を乗り越え、北海道では食卓によく並ぶキノコとなり、全国的には学校給食でよく食されるまでになった。キノコの中でも類を見ない、旨味成分の豊富さ、栄養素のポテンシャルの高さなどに今注目が集まっている。
そのタモギタケの最も特徴的な成分である「エルゴチオネイン」。
同書は、エルゴチオネインが持つ、脳内に蓄積した活性酸素を消去する解毒作用、更には失われた脳内神経細胞の修復までしてくれる効果に注目した一冊となる。
超高齢社会を迎えもはや避けて通れなくなった、認知症問題、日常の認知機能の回復、コロナ禍のメンタルケアの回復について一石を投じるものと信じているという。
同書を監修したお茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二氏は、「長年アルツハイマー病の研究を続けてきて、強く感じたのがアルツハイマー病の最大の要因は『年をとること』であり『老化を予防すること=脳を老化させないこと』が、アルツハイマー病の予防にもっとも大事であるという事実です。
日々最先端の検査機器を用い、神経回路再生治療を行っていますが、多くの患者さんの治療にあたり、改めて感じているのが生活習慣の大切さです。健康で長生きするには、『食事』『運動』『生きがい』が必須だと考えられています。そのなかでも食事の割合が大きいと私は思うのです。何をどう食べるかが、脳や体の老化に影響していることは間違いありません。
海外の最新論文を読み、これまで赤ワインのレスベラトロール、カレーのクルクミン、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(ケトン体)など、脳に役立つ食材や機能成分を紹介してきました。ここに新しく加わるのがタモギタケとエルゴチオネインです。
まだ一般には知られていませんが、タモギタケには健康長寿に役立つ機能性成分が複数含まれています。特に、エルゴチオネインは強力な抗酸化力はもとより、神経細胞を増やす、神経細胞のつながりを強くするなど、従来の機能性成分にない作用があり、私も注目しています。
本書では現在わかっている、エルゴチオネインの働きを紹介していますが、ほかにも体内で重要な働きを担っているのではないか、そんな期待を抱かせる可能性を秘めています。本書がタモギタケやエルゴチオネインを知る一助となることを願っています」とコメントしている。
興味のある人は、「タモギタケで記憶の達人に!」を手に取ってみては。
笠倉出版社公式サイト:https://www.kasakura.co.jp/
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