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障がい者施設専門BPO(アウトソーシング)事業を行っている「ミンナのシゴト」代表の兼子文晴氏が書籍「障がい者を生かすと会社が儲かる!~ AI社会で活躍する人材の発見 ~」¥1,650(税込)を11月1日(火)に発売した。同書は、全国の書店・Amazon等で購入できる。
これまで障害者雇用促進法により、43.5人以上を雇用する企業に対し、従業員数の2.3%以上の障がい者を雇うよう義務付けられてきた。しかし実際にその数値を達成している企業は47%で、未だ5割にも満たない状況だ。
そんな中、今年4月、厚生労働省は雇用率の算出方法を見直し、週20時間未満の短時間勤務も0.5人分として算出できるよう方針を決定。さらに、5月には障害者雇用が一般的に難しいとされる業種を対象に雇用義務の軽減を認める「除外率制度」の見直しも提案されている。
このような取り組みは、企業にとってもメリットがある一方で、様々な情報が飛び交う現状に、企業の障害者雇用の導入が足踏みされることも懸念される。
同書では、これまでの様々な実例やエピソードを豊富に紹介し、「価値のある戦力」として戦略的に障がい者を活用するビジネスノウハウを提案する。
「SDGs」という言葉をよく聞くようになってきた今、少しずつ障がい者に対するイメージは変わりつつあるが、同書著者の兼子氏は、未だに「パンやアクセサリーを作っている」というイメージを持つ人はまだまだいると感じるそうだ。
兼子氏は、同書を通じて、障がい者の今までの価値観を変え、また、日々“ミンナ”を近くで見てきた同氏だからこそ分かる、突き抜けた強みを持っている人材が沢山いることを伝えたいという。
兼子氏は、同書を通じ、“企業の戦力となる人材”を世の中が受け入れてくれるよう、「障がい者の可能性」を発信し続けていきたいと思っているという。
著者の兼子文晴氏は、1979年11月3日生まれ。東京都大田区出身。
国士館大学 政経Ⅱ学部政治学科卒業後、月間1億円を売り上げる営業マンとして働いていた矢先、うつ病を発症し、現在もパニック障害を抱える精神障がい2級の障がい者社長。
うつ病発症の際、主治医の勧めで「就労支援施設」に初めて見学へ。働く人が、不自由や困難がある中でも生き生きと仕事をしている姿に衝撃を受ける。
事業所が圧倒的に足りない課題を知り、使命感で2013年に就労継続支援A型事業所「ミンナのミライ」を創業。企業の戦力となる障がい者“ミンナ”のミカタとなり日々奔走している。
障がい者の今までの価値観を変えたいと思う人は「障がい者を生かすと会社が儲かる!~ AI社会で活躍する人材の発見 ~」を手に取ってみては。
ミンナのシゴト公式サイト:https://minnanomikata.com/
(角谷良平)
この記事のライター
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