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全国に30店舗以上展開中の「アクセアカフェ」を運営するアクセアが、Ayumiのバリアフリー総合支援サービス「バリアフリー認証」の導入を決定した。
身体障害者や高齢者が年々増えていることに伴い、店舗やオフィスのバリアフリー対策や障害者の受け入れを求める声も年々増えてきている。バリアフリー対策をすることで、結果的に身体障害者だけでなく、バリアフリー化を求めている高齢者も合わせた4,000万人以上の人達にアプローチができることがわかっている。
また、2024年4月に障害者差別解消法の合理的配慮の提供が民間事業者でも「義務化」される。コワーキングスペースや飲食店を中心とした店舗において「法律が改正されることを知らなかった」では済まされない状況になりつつある。
「アクセア」「アクセアカフェ」など、東京都を中心に80店舗以上展開するアクセアも、バリアフリー対策や障害者の受け入れの重要性を認識していたものの、具体的な取り組みがわからずにいたという。「1人でも多くの人が快適にビジネス利用のできる場所を増やす」という考えをもつアクセアにとって、障害者など1人でも多くの人が快適に利用できる店舗にしていくための行動が必要だと考えていた。
バリアフリー認証とは、物理的バリアフリーや、障害者への接客に関する調査・審査・認証を身体障害者と行い、店舗のバリアフリー対策を中心とした認知向上やリスク回避を総合支援するサービスだ。調査を通じて、接客や店舗の状態に適したバリアフリー化に向けたアドバイスを行うほか、他店舗との差別化策の提案やバリアフリー情報サイトへの掲載、SNS・公式LINE発信、2024年4月から施行される合理的配慮の義務化への対策となる知識提供や講習を行う。
アクセアも、Ayumiの「バリアフリー認証」の導入を決定。導入にあたって、障害当事者が店舗に訪問してバリアフリーに関する調査を行い、その調査をもとに当事者からバリアフリー化や障害者対応におけるアドバイスが行われた。
バリアフリー認証を導入する中で、車椅子利用者の方が出入りがしやすい場所に車椅子利用者専用マークをつけた上でテーブルに配置したり、手に麻痺がある人や車椅子利用者が自動販売機を使えるよう、店舗にある棒を自動販売機の横に設置したりと、バリアフリー対策を進めた。
アクセアは「アクセアカフェ」東京八重洲店からバリアフリー認証の導入を始め、実証実験を行いながら、今後導入店舗数を増やしていくための協議をしているという。
1人でも多くの人が快適に過ごせるバリアフリーな環境づくりを進める、アクセアの取り組みに今後も注目しよう。
「アクセア」公式サイト:https://www.accea.com/
「アクセアカフェ」東京八重洲店:https://www.accea.co.jp/map/tokyo_yaesu.html
(min)
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