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キリンホールディングス(以下、キリン)と日本サッカー協会(以下JFA)は共催で、「<JFA×KIRIN>キリンフレンドチャレンジカップ」を開催。同イベントの開催は2回目で、9月21日(土)に栃木県那須烏山市立境小学校にて行われた。
キリンは、JFAと価値共創を通じた社会課題解決を目指すとともに、持続可能な社会に向け、キリンのCSVパーパスの一つである「コミュニティ」に取り組んでいる。
昨今、少子高齢化が進み、日本全体の人口は減少傾向にある。中でも過疎地域の人口は、都市部への人口流出などを背景に、全国と比較しても引き続き減少率が高いことが予想されており、地域コミュニティの活性化が求められている。
そのような地域の社会課題を解決するべく、昨年より「キリンフレンドチャレンジカップ」を始動。地理的条件などによりつながる機会の限られている子どもたちが、サッカーを通じた新たな仲間との「つながるよろこび」や地域交流を体感できる場となっている。
今回の第2回目開催にあたり、サッカーを通じた地域の活性化や自治体間の交流と連携強化を目的とする団体「日本サッカーを応援する自治体連盟」加盟の全国435市区町村に声をかけた。そして、応募のあった全ての自治体にヒアリングを行った。
そこで今回は、同取り組みに強く共感した、少子高齢化が進む栃木県那須烏山市の中でも、全校生徒51人という那須烏山市立境小学校に、全国の中でも2番目に小さな市である東京都狛江市の小学生を招いて開催した。
開会式では、キリンのマーケティング戦略部の泉さんが「遠くに住んでいて、普段は交流する機会がないお友達とサッカーをしたり、お話しできる貴重な機会。ぜひみんな楽しんで、お友達をいっぱいつくってください!」と挨拶を行った。
その後、元サッカー日本代表の松井大輔さん、元サッカー日本女子代表の岩渕真奈さんが登場すると、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。
松井さんが「今日は笑顔で、楽しみましょう!」、第1回に引き続き参加した岩渕さんが「みんなでチームになって、つながる楽しさを感じながら、サッカーを通して良い時間にしましょう!」と挨拶し、イベントがスタートした。
最初は緊張が見られた子どもたちも、試合前のアイスブレイクにて松井さん、岩渕さんを交えて皆で円陣を組み、緊張がほぐれた様子。
サッカーの試合がスタートすると、互いに声を掛け合い、「ボールいったよ!」「ナイスパス!」「やったー!」など新たな仲間との「つながるよろこび」を感じながら、楽しく身体を動かすことで、徐々にチームに絆が生まれていった。
参加した子どもたちからは「友達がたくさんできた!」「緊張したけど、思い切って声を掛けたら笑顔で応えてくれて嬉しかった」「サッカーをみんなでできて、とっても楽しかった!」等、イベントを楽しむ様子が多々見受けられた。
そんな中、松井さん、岩渕さんも、子どもたちと笑顔で積極的に交流し一緒にサッカーを楽しんでいた。
サッカーが終わった後は教室に移動し、「今日友達に言われてうれしかった言葉」「思い出に残ったこと」「自分の夢」などを書き込み、それをもとにみんなでトークをする時間を過ごした子どもたち。サッカーとは違った形での交流を通し、より仲が深まっていった。
さらに、今日1日の思い出を形に残すため、子どもたちが感じた素直な気持ちを作文や絵に残したり、大きなフラッグに相手の小学校に向けたメッセージを書き込んだりした。
子どもたちが夢中になりながら思い出を語り、形に残す過程を楽しむ様子が見受けられ、たくさんの笑顔が溢れていた。
松井さん、岩渕さんも積極的に子どもたちと交流を図り、「あの時のパスよかったよね!」「ゴールした後の笑顔がとっても素敵だったよ!」など声を掛け、すっかり溶け込んでいる様子だった。
プログラム終了後は、境小学校の子どもたちが、東京に帰る子どもたちを見送り。名残惜しそうに握手やハグをしながら、最後の交流を行ったあとは寂しそうな表情で見送る姿も見られ、1日で育まれた絆を感じるシーンとなった。
サッカーを通じた新たな取り組み「キリンフレンドチャレンジカップ」に注目しよう。
キリン公式サイト(サッカーの取り組み):https://www.kirin.co.jp/soccer
(佐藤 ひより)
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