長野県軽井沢町で、重い障害や医療的ケアがある子どもたちが楽しめるイベント開催！

更新日：2024年9月30日 / 公開日：2024年9月30日

STRAIGHT PRESS

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「キッズケアサミット2024」について

このイベントは、重い障害や医療的ケアのある子どもたちと家族が交流や意見交換をする場として、また子どもたちのことを多くの人に知ってもらい、みんなで子どもたちの未来を考える場として、2015年より毎年実施されてきた。2019年以降は新型コロナウイルスの影響で開催を中止しており、今回5年ぶりの開催となる。

重い障害や医療的ケアがある子どもと家族はもちろん、医療・介護・福祉関係者、観光事業者、医療的ケア児や障害児の支援団体の人、学校の先生、一般の人も参加できる。

イベント開催への思い

重い障害や医療的ケアのある子どもたちの多くは、生まれた時から病気や障害によって入退院を繰り返すことが多く、「行き先で体調が変化したら…？」「普段と違う環境で何かあったら…？」といった不安を抱いている家族が多くいる。そのため、家族で外出する時間を持てない、友達と遊ぶ機会が少ないまま過ごしている、という現状がある。また、障害があるから、医療のサポートが必要だからと、新たなチャレンジに踏み出しづらいこともある。

しかし、障害があっても楽しみたい、いろいろなことにチャレンジして成長につながる機会がほしいと思う子どもたちや家族がいる。

Orange Kids’Care Lab.は、そのような想いに応えるべく、最初の一歩を踏み出すためのきっかけを作り続けたいと考えている。また、専門職だけでなく、多くの人に重い障害や医療的ケアのある子どもたちについて理解を深めてほしいとしている。

10月5日(土)の企画内容

10月5日(土)の開催場所は、軽井沢72ゴルフクラブ北コース向かいの広場。開催時間は14:00〜17:00。当日は、「熱気球の搭乗体験」「ジャグリング体験」「ふわふわ遊具」「物販ブース」が楽しめる。

「熱気球の搭乗体験」では、車椅子やバギーでも乗れる窓のついた大きなバスケットが用意されており、年齢も身体の状態も関係なく空飛ぶ体験ができる。設営時には、どんどん膨らんでいく熱気球の様子も見ることができる。

なお、3m以上の風がある時、荒天時は中止となり、「バーナー体験」などに内容が変更となる。「熱気球の搭乗体験」が中止となっても、「ジャグリング体験」「物販ブース」は場所を変更して実施される予定。当日の運行状況については、Orange Kids’Care Lab.の各SNSにて発表される。電話での問い合わせは受け付けない。

各SNSは、Orange Kids’Care Lab.のホームページで確認を。

10月6日(日)の企画内容

10月6日(日)の開催場所は、軽井沢風越学園体育館及びあさまテラス。開催時間は10:00〜12:00。

10:00〜11:00には、滑川すみれさんをゲストに迎え、「ゲストと一緒に！！トークタイム」を実施。滑川さんは医療的ケアがありながら、きょうだいと同じ地域の小学校の通常学級に通う小学三年生。トークタイムでは、滑川さんの日頃の学校生活やこれまでのチャレンジ、今感じている彼女の想いなどを聞く。

11:00〜11:30には、手話教室や福祉講演等、幅広く活動する安里友希さんをファシリテーターに迎え、楽器と手話を活かした「みんなで感じて、やってみよう！音楽ワークショップ」が実施される。

左：岩崎元春さん／右：千葉哲也さん

11:30〜12:00には、「オリジナル楽曲を披露！音楽コンサート」を開催。今回のイベントのために、医療的ケア児と、そのきょうだいたちがオリジナル楽曲の制作にチャレンジした。音楽プロデューサーの千葉哲也さんのバックアップもあり、この音楽コンサートにてオリジナル楽曲を初披露する。岩崎元春さんは、もともとドラムを習い、作曲が趣味。作曲はほぼ独学で取り組んでいる。医療的ケア児をきょうだいにもつ。