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tayoriは、もしものときに、想いや死後に必要となる情報を残すことができることばの保険「tayorie」を公開した。
「tayorie」は、ユーザーがもしものときに備えて生前に登録したメッセージや情報を、ユーザーのエンディング判定が行われた際に、指定の相手に自動送信するサービス。
最後に残したい想いや必要な情報は、人それぞれ異なる。「tayorie」では、相手ごとに、個別の想いや死後に必要となる情報を残すことができる。
日々「生存確認」を行い、ユーザーから権利を付与されている第三者からのエンディング申請を受け付け、エンディングが判定されると「tayorie」に預けられている便り(想いや情報)が、最短48時間で大切な相手に自動で届けられる。また、自動確認機能によって、頼れる第三者がいなくても自動でエンディングを判定し、便りを届けることができる。
さらに、LINE上で利用できるため、専用アプリのインストールや会員登録が不要で、わかりやすい操作性を提供している。
楽天プレスリリース(※)によると、「終活を行いたい」と考えている人は約7割に上り、また「終活は家族に迷惑をかけないために必要である」と感じている人は71.5%にのぼる。
しかし、実際に終活を実施している人は1割にも満たないのが現状であり、まだ終活が「身近なもの」として認識されていない課題が浮き彫りになっているという。
厚生労働省の人口動態データによると、2040年には日本の年間死者数がピークを迎えると予測されている。こうした状況の中で、デジタルの力を活用し、大切な人との別れに備える文化を広めることは、「tayorie」の重要な使命の一つとなるだろう。
大切な人との突然の別れは、残された人の心に大きな負担を与える。しかし、生前に大切な想いや必要な情報を残しておくことで、その負担を少しでも軽減することができる。
「tayorie」は、残された人たちが安心して未来を歩めるよう、「頼り」になる存在でありたいと願っているという。
tayori代表取締役・小松実咲氏は、以下のようにコメントしている。
「サービス開発のきっかけは、私(代表:小松)が幼少期からお世話になっていたご夫婦の旦那さんが突然亡くなったことでした。いつもそばにいると思っていた人が突然いなくなった悲しみを感じる中で、奥さんがこう言いました。
『夫からの言葉が何か一つでも残っていたら、気持ちの持ちようも違ったのにね』その言葉と彼女の表情を、私は一生忘れることができません。『残された人の気持ちに少しでも寄り添うことができるサービスを作らなくては』と強く感じ、サービス開発に取り組む決意を固めました。
(中略)大切な人との突然の別れに直面したとき、tayorieが少しでも心の支えとなり、前を向いて生きていく力を届ける。そんな未来を目指して、これからもtayorieを進化させていきます。」
「tayorie」の公開にあたり、GOKKOが運営するショートドラマクリエイター集団・ごっこ倶楽部によって、「tayorie」を題材にしたショートドラマが制作された。
このドラマでは、結婚を考えていた恋人が不慮の事故で突然音信不通になり、絶望する彼女に対し、「tayorie」を通じて彼からの最後の想いが届き、彼女はその想いを受け取ることで前を向く、というストーリーが描かれている。視聴後、誰にでも平等に訪れる「死」について考えるきっかけを与える内容となっている。
ごっこ俱楽部は、今回制作したショートドラマについて、以下のようにコメントしている。
「私たちは『日常で忘れがちな小さな愛』をテーマに縦型ショートドラマを作り続けています。プロダクトに込められた『残された大切な人にも笑って生きてほしい』という想いに深く共感しました。この想いを、私たちはドラマという形で届けたいと思いました。
ドラマを通じて『tayorie』のメッセージがもっと広がり、大切な人のために“今”できることに気づくきっかけを得る方が一人でも多く生まれることを心から願っています。」
「tayorie」のショートドラマは、ごっこ倶楽部のYouTubeアカウントをチェックしよう。
誰もが気軽に終活の第一歩を踏み出すきっかけとなる、ことばの保険「tayorie」を利用してみては。
tayorie ホームページ:https://tayorie.jp
※:楽天プレスリリース https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2024/0304_02.html
(yukari)
この記事のライター
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