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【沿線調査】新型車両に沿線再開発、新駅など話題! 東京メトロ日比谷線沿線の住み心地

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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【沿線調査】新型車両に沿線再開発、新駅など話題! 東京メトロ日比谷線沿線の住み心地

中目黒駅から北千住駅までを走る東京メトロ日比谷線。今年3月、新型車両・13000系が導入されたことでこれまでバラバラだった車両の扉や設備も、相互直通運転している東武鉄道の車両(70000系)と統一された。また、2022年の最終完成を目指す「虎ノ門新駅(仮称)」(霞ヶ関駅~神谷町駅間)など、話題になることも多い。今回は、そんな東京メトロ日比谷線沿線で暮らす人々にアンケート調査を実施し、その住み心地を探った。
交通利便性はもちろん、駅ごとに異なる魅力が味わえるところがお気に入り!

中目黒駅や恵比寿駅といったオシャレスポットや、六本木駅や銀座駅などの“ちょっと大人な繁華街”、近年じわじわと人気を上げている北千住駅など、それぞれ魅力の異なる停車駅を抱える東京メトロ日比谷線。まずユーザーたちは、どんなところが気に入っているのかを聞いた。

●好きなところ(複数回答)
1位:どこに行くにも便利(87.9%)
2位:ほかの沿線に乗り換えしやすい(53.6%)
3位:運行本数が多い(48.6%)
4位:好きな駅やスポットがたくさんある(19.3%)
5位:乗車運賃が安い(17.1%)
6位:都心のターミナル駅に出なくても沿線上に栄えた駅があって便利(15.7%)
7位:遅延が少ない(15.0%)
8位:家賃や物価が安い(12.1%)
9位:座れる頻度が高い(7.9%)
10位:駅やホーム、トイレが清潔(6.4%)
10位:電車内がキレイ(6.4%)

1位は、約9割のユーザーが回答した「どこに行くにも便利」の項目。一般的に、通勤や通学のしやすさで住まいを選ぶ人が多いため上位に来るのは当然のことなのだが、それでも87.9%という数値はかなり高ポイントといえよう。

また、以前は東急東横線と乗り入れていたため横浜方面から都心へ移動できる代表的な路線の一つであったが、2013年に中目黒駅~菊名駅間の直通運転が終了。直通運転が打ち切られた理由として、「東急東横線の車両を4扉車両に統一し、ホームドアを整備する」ということが挙げられていたが、これまで混在していた東京メトロ日比谷線の3扉・5扉車両は、冒頭で触れた新型車両13000系が導入されたことにより4扉車両に。そのため、東急東横線のホームドアにも対応可能となったため、ネット上では「両社の乗り入れが復活するのでは」と噂されている。あくまでまだ噂だが、もし実現すればさらなる交通利便性の向上が見込めるだろう。

「好きな駅やスポットがたくさんある」の項目では、「広尾や恵比寿、中目黒、銀座、六本木など、大人が楽しめる街が多い」(31歳・女性)、「六本木や恵比寿、中目黒など、多様でそれぞれ個性のある観光・ショッピングスポットがあり、刺激的」(56歳・女性)といった意見が散見された。

「あえて街中に出なくても、買い物や通院に困らず、文化施設も多い」(51歳・女性)との意見もあり、個性豊かで、普段の生活にも事欠かない便利さを兼ね備えた街が多いのが、東京メトロ日比谷線沿線の魅力なのかもしれない。

混雑もイヤだけど……老朽化した設備の一新を熱望!?

一方で、改善してほしいと感じるところはないものだろうか。そこで、東京メトロ日比谷線沿線への不満を聞いてみることに。

●改善してほしいところ(複数回答)
1位:通勤ラッシュ時の混雑が激しい(41.3%)
2位:あてはまるものはない(30.7%)
3位:駅のエレベーターやエスカレーターが少ない(16.7%)
4位:駅やホーム、トイレが清潔ではない(15.3%)
5位:終電が早いもしくは始発が遅い(9.3%)
6位:悪天候時や事故など、遅延が多い(8.0%)
7位:乗客のマナーが悪い(6.7%)
8位:乗車運賃が高い(6.0%)
9位:車両内が汚い(4.7%)
10位:ほかの線との乗り換えが不便・面倒(3.3%)

1位は、「通勤ラッシュ時の混雑が激しい」(41.3%)。「東武線と相互乗り入れしているためラッシュ時は混雑しているので、北千住駅始発になってほしい」(54歳・女性)や「(乗り込むときすでに)いっぱいで乗れないことがある」(54歳・男性)、「ホームで待っている列が長い。待っているのが苦痛」(35歳・女性)といった不満が相次いだ。

通勤・通学時のラッシュも気になるところではあるが、今回は「駅のエレベーターやエスカレーターが少ない」(16.7%)などの設備面に関する項目に注目したい。

コメントを見ると、「階段しかない改札で降りたとき、階段が狭く1列で上らなければならず、後ろから煽られて自分のペースで上れない」(54歳・女性)や「エレベーターが少なく、ベビーカー利用時などに不便を感じる」(57歳・男性)、「古い路線なので、バリアフリー化が遅い」(62歳・男性)といった不満が漏れ聞こえる。

また、「日比谷線は歴史のある路線のため駅の設備が大変古く、全体的に暗い。水漏れ箇所も多い」(56歳・男性)、「古いので仕方がないが、できれば新しくしてほしい」(54歳・女性)などのコメントを見て分かるように、1961年に開業した地下鉄ゆえの課題はまだまだ多そうだ。

有栖川宮記念公園やかっぱ橋道具街など……ユーザーお墨付きのスポット多数!

続いて、「今住んでいる沿線は好きですか?」と質問してみたところ、「とても好き」28.7%、「好き」43.3%、「あまり好きではない」6.0%、「嫌い」0.7%という結果に。「好き」の合計が72.0%と、今回SUUMOジャーナルが調査を行った全15路線の平均値74.9%には及ばず、満足度は少々低め。

しかし、今後、東京メトロ日比谷線沿線を住まいの候補としている人に向けて、沿線のオススメポイントを聞いてみたところ、さまざまな回答が得られた。

「再開発されている街が多く、これからもっと公共施設や教育施設、商業施設が充実してくると思う」(41歳・男性)
「老舗のお店が意外と多く、オフィス街にも近いので通勤も楽」(39歳・男性)
「郊外へも都心へも車がなくても便利にアクセスできる」(50歳・男性)
「都心部でありながら公園などは充実しており、思いのほか子育てしやすい」(41歳・女性)
「今と昔が混在した街が多く、同じ顔をもつ駅がないと思うので、ひとつずつ制覇していく楽しみがある」(42歳・女性)

さらに、「デート」「子連れ」「穴場」の3つのシチュエーションに合わせた沿線ユーザーがオススメのスポットを聞いたところ、以下のような意見が挙がった。

●デートするなら?
・築地駅周辺「築地市場が近く、場外が楽しい」(33歳・男性)、「活気があるし、朝早起きしてその後の時間が有効に使える」(56歳・女性)
・人形町駅周辺「大きな街ではないけれど、独特な良い雰囲気があり、落ち着いた感じでゆったり散策できる」(41歳・男性)、「明治座など江戸の雰囲気を感じ、老舗のお店も多い」(54歳・女性)
・広尾駅/有栖川宮記念公園「都会とは思えない静かな感じとほのぼのさがある。はす向かいのナショナル麻布スーパーマーケットは、インターナショナルな感じで公園とのギャップがあり楽しい」(48歳・女性)
・中目黒駅/高架下「アパレル・飲食・本屋など、楽しめるお店がたくさん軒を連ねていて場所選びに困らない」(41歳・女性)

●子連れでお出かけするなら?
・日比谷駅/日比谷公園「とても広い公園で遊具もあり、子どもがのびのびと遊べる。イベントをしていることも多いので、それに合わせた楽しみもある」(41歳・女性)
・南千住駅/汐入公園「都内なのに大きな公園。バーベキュー広場もある」(48歳・女性)
・上野駅周辺「国立科学博物館は、恐竜の骨標本をはじめ、動植物のことを楽しく学べる。子どもだけでなく、大人も楽しめる」(54歳・男性)、「上野動物園は、動物と触れ合える貴重な場所」(60歳・男性)
・入谷駅/かっぱ橋道具街「子どもの社会科見学になる」(54歳・男性)

●穴場なスポットは?
・南千住駅/隅田川貨物駅「JRの貨物操車場があり、マニアにはたまらない」(63歳・男性)
・八丁堀駅/湊湯「リラックスできる」(53歳・女性)
・人形町駅周辺「甘酒横丁には、色々なお店がある」(35歳・女性)、「せともの市などのお祭りがある」(56歳・女性)

設備の老朽化や混雑緩和など課題もあるようだが、それ以上にたくさんの魅力を聞き出せた。また、各駅周辺の再開発や新駅の誕生など、これからどう変化していくのか期待も高まる路線でもある。まずは手始めに、ユーザーオススメのスポットを巡ってみることで、さらに東京メトロ日比谷線沿線の魅力を実際に体験してみるのはどうだろうか。

●調査概要
[沿線に関する調査]より
・調査期間:2017年2月23日~2017年2月27日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:東京メトロ日比谷線沿線に現在住んでいる、20~60代の男女
・有効回答数:150名 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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