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【沿線調査】~つくばエクスプレス沿線~ 女性や子連れに優しく、今後の発展に期待!

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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【沿線調査】~つくばエクスプレス沿線~ 女性や子連れに優しく、今後の発展に期待!

「TX」の愛称で親しまれている首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(以下、つくばエクスプレス)は、東京都や茨城県だけでなく、南流山駅や柏の葉キャンパス駅など千葉県の駅や八潮駅、三郷中央駅といった埼玉県の駅も通り抜ける。沿線に住む人たちはその住み心地をどう感じているのだろう。 そこで、つくばエクスプレス沿線に住むユーザー150人を対象に、アンケート調査を行った。
ホームドアや女性専用車両、清潔さなど、設備に満足の声が多数

全線を通じて踏切がない、すべての駅にホームドアが設置されている、駅や車内どこでも無線LANが利用できるなど、ユーザーにとって便利な点が多いつくばエクスプレス。また、始発駅の秋葉原駅から終着駅のつくば駅まで最速45分というスピードも同路線の武器といえよう。そんなつくばエクスプレス沿線に住むユーザーたちが、気に入っているところとは?

●好きなところ(複数回答)
1位:どこに行くにも便利(51.7%)
2位:遅延が少ない(34.3%)
3位:これから発展していきそう(31.5%)
4位:電車内がキレイ(30.1%)
5位:駅やホーム、トイレが清潔(27.3%)
6位:ほかの線に乗り換えしやすい(25.9%)
7位:ホームドアや女性専用車両などの配慮がある(23.1%)
8位:座れる頻度が高い(20.3%)
9位:家賃や物価が安い(16.1%)
10位:ラッシュ時も混雑が少ない(15.4%)

半数以上が回答し1位となったのは、「どこに行くにも便利」。今回、SUUMOジャーナルでは全15路線の調査を行ったのだが、これに加え、「ほかの線に乗り換えしやすい」「運行本数が多い」といった交通利便性に関する項目が上位に来ることが多い。

しかし、つくばエクスプレスの場合、それらよりも設備に関する項目が多いように感じる。例えば、「電車内がキレイ」。2005年に開業した本路線、「まだ新しい路線だから、ほかの路線と比べてキレイ」(38歳・男性)、「新しい車両で清潔感がある」(50歳・女性)などのコメントが多い様子。5位「駅やホーム、トイレが清潔」についても、「清掃がちゃんとされていることが多い」(34歳・男性)との意見が挙がった。

また、7位「ホームドアや女性専用車両などの配慮がある」の項目でも他の路線と比べて断トツでポイント数が高く、15路線中1位で、次点の都営地下鉄大江戸線(9.6%)に2倍以上の差をつけている。コメントも、「子どもがいるので、ホームドアがあると安心。ホームと車両との段差もなく、ベビーカーでの利用がしやすい」(36歳・女性)や「夜になると一車両が女性専用になるので、安心して乗車できる(※)」(54歳・女性)など、女性ユーザーの支持は高い。
※秋葉原方面:平日始発~9時まで、つくば方面:秋葉原を18時以降に発車する電車から最終まで

ほかに、「以前と比べ、ショッピングモールなどの便利なものが増えてきて、これからもその勢いは続きそう」(41歳・女性)、「新しい路線なので、これからどんどん都市開発が進んで発展していくと思う」(35歳・女性)などのコメントも散見され、今後の発展に期待を寄せるユーザーも多いようだ。

秋葉原駅からつくば駅で片道1000円以上……「運賃」に8割弱が不満

どちらかというと、設備面の満足度が高いことが分かったが、反対に「ここだけは改善してほしい」と感じているところもきっとあるはず! そこで、続けて「今住んでいる沿線で、もう少し改善されると良いのに…と思うところはどこですか?」と質問をしてみたところ、TOP10は以下のような結果になった。

●改善してほしいところ(複数回答)
1位:乗車運賃が高い(76.7%)
2位:運行本数が少ない(19.3%)
3位:あてはまるものはない(16.7%)
4位:通勤時のラッシュが激しい(14.0%)
5位:ほかの線との乗り換えが不便・面倒(11.3%)
6位:終電が早いもしくは始発が遅い(8.7%)
7位:駅のエレベーターやエスカレーターが少ない(2.7%)
8位:乗客のマナーが悪い(1.3%)
9位:駅やホーム、トイレが清潔ではない(0.7%)
9位:悪天候時や事故など、遅延が多い(0.7%)

1位「乗車運賃が高い」の項目は76.7%もの票を集めており、やはり見逃せないだろう。ユーザーからは、「始発から終点まで、せめて1000円は超えないでほしい」(41歳・女性)、「早く目的地に着くのはいいが、少し高い」(54歳・女性)などのコメントが相次いだ。また、なかには、「他路線と比べると高いので、時間があるときは他路線に乗ることが多い」(49歳・女性)といったコメントも……。

今回の調査では、4分の1以上(26.7%)のユーザーが終点のつくば駅近くに住んでいるのだが、つくば駅から秋葉原駅まで乗車すると、運賃は片道1190円(IC利用時:1183円)。快速に乗れば、45分ほどで移動可能なため便利は便利なのだが、なかなか気軽に利用できる金額ではないだろう。

ほかの項目では「運行本数が少ない」「通勤時のラッシュが激しい」のコメントに注目しよう。

●運行本数が少ない
「守谷駅止まりが多く、つくば駅までが少ない」(54歳・女性)
「通勤時間帯は結構混むので、増発してほしい」(45歳・男性)

●通勤時のラッシュが激しい
「沿線に住宅の建設ラッシュが続き、利用客が激増している」(32歳・男性)
「車両を8両化して、混雑の緩和をしてほしい」(46歳・男性)

沿線では、区画整理や再開発などが多く行われていて、ほかのユーザーのコメントでも「利用客が増えている」という声が多かった。一方、現状は6両編成での運行のため、利用客の増加に対応しきれていないと感じる人が多いようだ。しかし、つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社は、混雑緩和対策として車両増備など大幅な輸送力増強を発表していて、今後はより快適な通勤・通学も期待できるだろう。

子育て世帯や女性が住みやすい沿線! 科学や自然に触れ合えるスポットも充実!

「気に入っているところ」と「改善してほしいところ」を聞き、ユーザーが感じる沿線の住み心地がなんとなく見えてきたところで、「今住んでいる沿線は好きですか?」と聞いてみた。その結果、「とても好き・好き」と回答した人は76.7%とおおむね満足しているようで、今回調査した15路線中4番目という結果になった。

そんな先輩ユーザーたちに、今後つくばエクスプレス沿線に住むかもしれない人たちに、沿線のオススメポイントを聞いてみたところ、以下のような回答が得られた。

「新築住宅も増えてきて、駅周辺は開けている。街並みもキレイなところが多い」(42歳・男性)
「これから区画整理などをして発展していくと思うので、人口が増え、もっと良い街になると期待している」(44歳・女性)
「『流山おおたかの森駅』や『柏の葉キャンパス駅』周辺は、子育てしやすい街と最近話題になっている」(49歳・女性)
「子育て世帯が多く引越してきていて、子どもの人数も多く、友だちがすぐできる」(43歳・女性)
「緑や公園が近くにたくさんあり、子ども連れでも遊びに困らない場所が多い」(47歳・男性)
「つくば市はここ数年、学園都市として名前が知れ渡るようになり、色々なサポートが充実している。引越してまだ数年だが、知り合いもいない街で安心して子育てできている」(25歳・女性)

上記のような、「子育てのしやすさ」や「沿線の発展」をオススメするユーザーが多い印象。ほかにも、「ホームドアが全駅に設置されているので、人身事故によるダイヤの乱れがほとんどない。電車も新しいので、特有の『ガタンゴトン』という音もなく、スムーズ」(51歳・男性)、「秋葉原駅からつくば駅まで行けるので、茨城県に住んでも、都心までのアクセスは比較的楽だと思う」(48歳・女性)といったコメントも散見された。

さらに、もっと沿線の魅力を伝えてもらうため、より具体的に「デート」「子連れ」「穴場」という3つのシチュエーションごとに、オススメのスポットを教えてもらった。

●デートするなら?
・つくば駅からシャトルバス/筑波山「つくば駅からバスで行けて、登山初心者でも登りやすく、頂上からの景色は最高! ふもとには温泉もある」(42歳・男性)
・みどりの駅からバス/福岡堰(ふくおかぜき)「桜の季節はとてもキレイ」(39歳・女性)
・柏の葉キャンパス駅周辺「ららぽーとは電車を降りてすぐで、ごはんも食べられるし、映画も観られるし、ショッピングも楽しめる」(37歳・女性)、「柏の葉公園は広くて雰囲気もいい」(34歳・男性)

●子連れでおでかけするなら?
・つくば駅/つくばエキスポセンター「科学的な好奇心を子どもに与えることができる」(43歳・女性)、「科学教室やプラネタリウムがある」(45歳・男性)
・つくば駅/JAXA筑波宇宙センター「(自由見学の場合)無料スポットとしてもってこい」(24歳・女性)、「子どもも大人も楽しめる」(24歳・女性)
・三郷中央駅/みさと公園「立派なアスレチック遊具があって、子どもが喜ぶ。ちょっとしたピクニックに最適」(45歳・女性)

●穴場なスポットは?
・守谷駅もしくはみらい平駅/ワープステーション江戸「太秦まで行かなくても、時代劇の雰囲気を楽しめる。NHK大河の撮影もあり、運が良ければロケも観られる」(54歳・女性)
・万博記念公園駅/みずほの村市場「地元の野菜が安く買える」(49歳・女性)
・青井駅/青井兵和通り商店街「昔ながらの商店街」(47歳・男性)
・つくば駅からバス/フォンテーヌの森キャンプ場「キャンプにいい」(66歳・男性)

公園や緑が多く、都内にも出やすいつくばエクスプレス沿線。子育て世帯にも、ビジネスパーソンにもオススメできる沿線といえそうだ。乗車運賃や混雑への不満も垣間見えるが、特に混雑に関しては改善傾向もみられる。気になる駅やスポットがあったなら、一度ふらっと足を延ばしてみてはいかがだろうか?

●調査概要
[沿線に関する調査]より
・調査期間:2017年2月23日~2017年2月27日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス沿線に現在住んでいる、20~60代の男女
・有効回答数:150名 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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