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宮崎県延岡市の「LOCAL BAMBOO」は、放置竹林を活用し、延岡産の食材で味付けした国産100%の「延岡メンマ」の販売を公式サイトにて開始した。
近年各地で放置竹林が増加し、土砂崩壊防止や二酸化炭素吸収の低下などさまざまな問題が危惧されている。80%を山林が占める延岡市でも問題になっている放置竹林。成長スピードの早い竹林は森に入る日光を遮り、木々の成長を止め、根が浅い竹林は地滑りの原因になるという。
「LOCAL BAMBOO」は、こうした山林の竹害を解決すべく、放置竹林をメンマにする活動をスタート。
社会貢献に繋がる活動とはいえ、美味しくなければより多くの人に親しんでもらえず、活動を継続的に行うこともできないため、自分たちが本気で美味しいと思える味を追及したという。
一般的なメンマは台湾や中国に生息する「麻竹(マチク)」という品種のタケノコを使用しているが、「延岡メンマ」は主に延岡に生息する「孟宗竹(モウソウチク)」を使用。味付けに使うとうがらしや味噌も延岡産にこだわっている。
江戸東京野菜「内藤とうがらし」を原種として、延岡藩主だった内藤家の縁により生まれた延岡ならではのブランド農産物「七萬石とうがらし」。
また、全国の鑑評会でも高い技術を評される渡辺味噌醤油醸造が作る「赤麦みそ」を使用している。
メンマは、主にラーメンの具材として親しまれているが、同商品はいろいろな食べ方ができるのもポイント。
メンマの美味しさをダイレクトに味わえる「メンマ丼」は、ねぎの風味とメンマのピリ辛な味が食欲をそそる逸品。温泉卵を乗せて卵をとかしながらまた出汁をかけて、うま味の変化を楽しもう。
厚めの4枚切りパンがぴったりの「メンマトースト」。アボガドを一緒に乗せれば、ピリ辛メンマとクリーミーなアボガドのハーモニーを味わえる。チーズで彩を加えるのもグッド。また、バターの代わりにマヨネーズを使うと、耳はカリッと中はしっかり柔らかくなるのだとか。
「メンマアイス」は、バニラアイスの甘みを引き立てながらキャラメルのような香ばしさとピリ辛がクセになる禁断の組み合わせ。メンマの食感も加わり、味のグラデーションを楽しめる大人のアイスとなっている。
森を育てる「延岡メンマ」で、社会貢献しながら一味違ったメンマの味を楽しんでみては。
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