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創業100周年に向け全館リニューアルを行ってきた、長野県蓼科温泉の旅館「蓼科 親湯温泉」に、コロナ禍で需要が高まっている“露天風呂付き客室”が、12月12日(土)に完成した。
大正十五年創業の「蓼科 親湯温泉」は、創業100周年に向け、2016年から「100周年カウントダウンプロジェクト」を行っている。
このプロジェクトでは、100周年を生まれ変わった姿で迎えるため、明治・大正・昭和期の蓼科の軌跡を残すべく、当時この地区の文化の中心であった姿を表現して、全館リニューアルを敢行している。
2018年には、個室レストランのほか、蔵書ラウンジを新設。蔵書ラウンジは、みすずラウンジ(みすず書房)や岩波文庫の回廊(岩波書店)を擁し、全集のほか昭和初期の出版当時の装丁のままの貴重な本なども含め、3万冊の蔵書を手にとってクラシックなBarで当時を偲ばせる知的な空間となっている。
今回は、コロナウイルス感染拡大により完成が遅れたものの、「深山亭 露天風呂付き客室」が完成。客室の坪庭に自家源泉注ぐ檜の露天風呂が用意され、新鮮な空気ともに、時間を気にせず、好きな時に好きなだけ入浴を楽しめる。客室は畳の和室にベッドを入れた旅館の寛ぎとホテルの快適さを同時に味わえる設えで、シニアにもおすすめだ。
また、同館では食事も個室レストランで提供しているため、入浴時だけではなく、食事の際も他客との接触を控えた滞在が可能だ。
同館では、感染予防対策として、「施設の衛生管理」「人からの感染防止」「衛生管理トレーニング」の視点から構成された30項目以上からなる“独自の衛生・消毒プログラム”を導入。
アルコール消毒はもちろんのこと、噴霧器を使った館内・客室の消毒、毎日の検温・体調チェック、ATP検査を使った手洗い講習など、安全安心のため徹底した衛生管理を行っている。
また、大浴場利用時の密を避けるため、CO2(二酸化炭素)濃度を使った密状態確認システムも導入。緑・黄・赤の3つの段階と警告音で、モニターの画面上にCO2濃度を表示し、密を避けた利用を呼びかけている。
食事も温泉も完全個室で愉しめる空間で、くつろぎのひとときを過ごしてみては。
■「蓼科 親湯温泉」
住所:長野県茅野市北山4035
※露天風呂の画像はイメージ
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