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東京・上野公園にある国立科学博物館にて、3月9日(火)~6月13日(日)の期間、特別展「大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~」が開催される。
当初は2020年7月からの開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により開催延期に。このたび新会期が決定した。感染症拡大防止策を徹底するとともに、来場者の利便性にも配慮し、安全な展覧会の開催を目指す。
陸に上がって4億年のうちに多様化したハンター(捕食者)。同展では、動物が生きていくために必要な営み「捕食(捕らえて食べる)」に注目し、ハンターの顎と歯の進化、ハンティングテクニックを紹介しながら生態系におけるその役割と重要性を解き明かしていく。
大型のワニやネコ科哺乳類、鳥類、トンボやハチなど、国立科学博物館が誇る貴重な標本のコレクションを中心に300点以上の標本展示で構成し、さまざまなハンターの起源と進化を紹介するとともに、大地のハンターが生きる地球環境のこれからを考える科学展覧会となっている。
会場には、白亜紀の巨大ワニ・デイノスクスから、現生の両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、節足動物にいたるまで、太古から現生までのハンターが勢ぞろい。
ライオン・トラ・サーバル・ハイイロオオカミなどのおなじみのハンターや、フクロウ・タカ・ハヤブサなどの猛禽類も展示し、多彩なハンターの特徴を浮き彫りにする。
また、体の後方部まで見えているトンボの複眼や、匂いを嗅ぎ分けるヘビ類の嗅覚など、さまざまなハンターの優れた感覚を活かしたハンティング技術を紹介。毒を利用し、自分より大きな獲物を意のままに操るハチなど、知られざるハンターの実態にもマニアックに迫る。
世界最大級のイリエワニの頭骨、絶滅してしまったニホンカワウソなどの貴重な標本、哺乳類の美しい剥製で名高いヨシモトコレクションや、両生・爬虫類標本で有名な千石コレクションなど、普段目にすることができない貴重な標本も多数展示されるのでお見逃しなく。
さらに、同展では、大人気動物版青春漫画「BEASTARS」(作・板垣巴留、秋田書店刊)とのコラボが実現。作品のキャラクターが会場のあちこちに出没し、展示の見どころを楽しく紹介してくれる。
同展の開館時間や休館日、入場料、予約方法などの詳細は、決定次第発表されるので、公式サイトで確認しよう。なお、今後の諸事情により、開館時間や休館日などが変更になる場合もある。最新情報も要チェックだ。
■「国立科学博物館」
住所:東京都台東区上野公園7-20
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