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熊本豪雨で水没した記念切符をアップサイクルした、切り絵アート「田園シンフォニーをもう一度」が登場。
2016年熊本地震をきっかけに設立されたクリエイティブ団体「BRIDGE KUMAMOTO」と、熊本県南部の人吉・球磨を走るローカル鉄道「くま川鉄道」のコラボレーションにより生まれたアイテムだ。
2020年7月、九州の広い範囲を襲った熊本豪雨。くま川鉄道の走る人吉・球磨地方では、球磨川やその支流で氾濫が生じ、氾濫流や浸水による甚大な被害が生じた。くま川鉄道も被害を受け、登録有形文化財でもあったくま川鉄道球磨川第四橋梁が流出。
また、JR九州の寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏デザインの車両を用いた観光列車「田園シンフォニー」をはじめ、保有車両も5両全てが浸水。発災から150日が過ぎたいまなお、全線において運休状態が続いている。
そこで今回、BRIDGE KUMAMOTOでは、被災地に還元=寄付する「RETURN」・被災が原因で捨てられるモノをアップサイクルする「REMAKE」・災害を忘れない「REMIND」の3つの「RE」という考え方をもとに企画を考案。
豪雨の際に事務所や駅舎が水没し、水に浸かってしまった「くま川鉄道の記念きっぷ」を、切り絵アート「田園シンフォニーをもう一度」としてアップサイクルした。
切り絵は、切り絵作家の渡邊義紘さんの手作業によるもの。額縁は熊本県中心部に位置する甲佐町の障がい者支援センター「あゆの里」で制作したオリジナル品だ。
販売価格11,000円(税込・送料別)のうち、5,000円がくま川鉄道に寄付されるため、購入によってくま川鉄道の復興支援だけでなく、障がいを持つ人々の働く機会を担保することにもつながるという。
現在、BRIDGE KUMAMOTOのオンラインショップにて予約販売中。2月1日(月)より発送される。
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