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賀茂鶴酒造が、4人の杜氏がそれぞれ四季に合わせて醸造する“四杜氏四季酒”の秋のお酒「純米 ひやおろし」を9月3日(金)より販売している。容量は720mlで価格は1,300円(税抜)。全国の賀茂鶴の取り扱い店、または賀茂鶴オンラインストアで販売中だ。
同社は明治6年に広島県で創業。清酒「賀茂鶴」を醸造・販売する酒造メーカー。季節限定酒“四杜氏四季酒”は、4人の杜氏が1年を通じて季節ごとの日本酒の味わいを追求し、多くの人に楽しんでもらうブランドで、今回は、全国新酒鑑評会で金賞を通算6回受賞した、二号蔵の杜氏である椋田茂氏が担当した。
季節とともに日々変化する日本酒の味わい。搾りの時期による味わいの違いや季節に合わせた味の造りなど、その季節ならではの日本酒の美味しさがある。夏のあいだゆっくりと寝かせた純米酒は、トンボが飛び始めるころ熟成したお酒へと育つという。
「純米 ひやおろし」は、秋の味覚とともに味わえるお酒を目指して醸造されたもの。おだやかな香りと深く丸みのある味わいが、繊細な秋の味覚にそっと寄り添い引き立てるそう。
なお、同商品のラベルは、杜氏や日本酒からイメージした動物をモチーフに、日本酒の季節による豊かな楽しみがデザインされている。
「純米 ひやおろし」は精米歩合が65%で、原料米は広島錦 100%。広島錦は、昭和初期に酒米の最高峰を目指し誕生したものだ。広島を代表する酒米として期待されたものの、約160㎝にもなる背の高さや、籾が落ちやすいといった栽培の難しさから、幻の酒米となっていたとのこと。
しかし、酒米「山田錦」にも負けない酒造適性を持つ酒米であったことから、県内の農家の協力を得て栽培を復活したという。
酵母の存在が知られるまで、酒の品質は蔵によって大きく異なっていた。明治時代に酵母がアルコールを造っていることがわかり、日本醸造協会が良質な酒を醸す銘醸蔵の酵母を培養し、全国の酒蔵に配布するようになったという。
そんな中、大正10年に賀茂鶴が全国酒類品評会で1位から3位までを独占。賀茂鶴の酵母は優秀性を認められ、5番目の「協会酵母(きょうかい酵母)」として各地の蔵に配布されていたという。
秋の晩酌のお供に「純米 ひやおろし」を選んでみては。
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