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髪の毛に潤いやツヤを出してくれるトリートメント。同じものを使ってもやり方によってかなり効果に違いが出るってご存知ですか?今回は、普段ご自分がお使いのトリートメントの効果を簡単にアップさせるテクニックをお教えします。
チンチン!
編集部さんの方から「初回は軽く自己紹介を入れてくださいね」と言ってもらったのですが、堅苦しい挨拶とかは苦手なので取り急ぎチンチンから始めてみました。
取り急ぎです。
もちろんイタリアの乾杯の挨拶です。
はいすみません…軽くですが自己紹介をさせていただきます。
代官山でVoguA(ヴォーガ)というヘアサロンを経営している美容師の阿波連大竜(あなみ だいりゅう)と申します。元来飽きっぽい性格なのですが気付いたら美容師を25年ほどやっていました。
今現在も全くもって飽きる気配がないのでもう少し続けてみようかと思っています。
経歴としては
デザイン系の学校でヘアメイクを教えたり
オーガニックヘアサロンを任されたり
思いつきでお店を出してみたり
たまに雑誌やテレビに出させてもらったり
モデルさんや女優さんなども担当させてもらったり
空飛んだり、ギター弾いたり、山に登ったり…
と楽しく毎日を過ごさせてもらっている43歳です。
座右の銘は『死ぬまでが遠足』です。
と、不安な滑り出しとなりましたが髪の毛のことならみなさんのお役に立てると思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
こんな適当な自己紹介が丸々削除されないことを祈りつつ…
さて本題へ。
シャンプーをすすいだ後の髪の内部は水分が浸透して飽和状態になっています。もちろんそのままトリートメントをつけても効果は出ますが、あまりにもびしょ濡れだと髪の中は水で溢れてしまっていて浸透しにくい状態です。
なのでここでひと工夫。
シャンプー後に髪の毛の水分をタオルなどで軽く拭き取ってからトリートメントをつけてみてください。それだけで今までよりグッと髪の内部までトリートメントが浸透しやすくなりますよ。
これ、意外と知らない方も多いとおもいます。濡れた状態の髪の毛は束になってくっついているので、トリートメントをしっかりと馴染ませたつもりでも…
毛束を開くと束の周りにしかついてなかったりします。
そこで大活躍するのが『コーム』
おうちにコームがなかったら100均のなんかでも全然オッケーできるだけ目の細かいものの方が一本一本まで馴染ませやすいのでオススメです。
手でトリートメントをつけた後に髪の毛に引っかかりがなくなるようにコームでしっかりと梳かしてあげてください。
その際の注意点として力に任せて梳かさないこと。濡れた髪の毛はとてもデリケートな状態なので、もし髪の毛が絡むようだったら毛先から優しく梳かしてあげてくださいね。
コームで梳かしてあげるだけで
トリートメントが一本一本の髪の毛にゆきわたるので仕上がりが断然違ってきますよ♪
髪の毛にしっかりトリートメントをなじませたら浸透させるために少しのあいだ放置します。先ほどシャンプー後に水分をおさえるのに使ったタオルで巻いたり、クリップなどで留めたりして3分~5分ほど時間をおくことで髪の内部まで浸透させましょう。
さらに浸透させるためのもう一手間。すすぎに入る前に髪の毛全体に軽く水分を足してからコームで梳かします。サッと一瞬だけシャワーをかけるか、手のひらでお湯をすくって少しだけ髪の毛につけてあげてください。その後でコームで梳かしてあげるとお湯に溶けたトリートメントがさらに髪の毛の隅々までゆきわたります。
髪の毛は毛先のほうが昔に生えた毛なので、それまでの色んな影響を受けています。ということは、毛先に行くに従って徐々にダメージしているので毛先に行くほどトリートメント成分を残したいところ。根元はべたつかせたくないのでまずは根元を中心にしっかりとすすぐと、そのお湯が流れて毛先もすすがれるので毛先のトリートメントを流しすぎなくて済みます。その後ですすぎ足りない分だけ毛先をすすいであげるとちょうど良いバランスに仕上げられますよ。
(1) タオルなどで髪の水分をおさえてからトリートメントをつける
(2) コームでとかしてトリートメントを一本一本に馴染ませる。
(3) 浸透させる時間をおく
(4) 水分を足してもう一度コーミング
(5) 根元を中心にすすぐ
全部やるのは面倒くさいという方もコームでとかすというひと手間を加えるだけでビックリするほど手触りが変わるのでやってみてくださいね。
誰も43歳のおっさんがお風呂で身体を洗う姿など想像したくもないでしょうが、そこはグッとこらえて聞いてください。
(1) シャンプーをしてすすぐ
(2) トリートメントをしてそのまま放置
(3) 放置したまま身体を洗う
(4) 身体に泡をつけたままトリートメントを流す
(5) 顔を洗う
(6) 身体を流す
僕がこの順番をオススメするのはトリートメントの放置タイムを効率よく使うということ以外にも
顔や身体に流したトリートメントを残さない
これ意外と重要です。トリートメントが顔や身体に流れて残ることで肌荒れしている人が結構いらっしゃるので洗い残しがないように気をつけると良いですよ。よかったら参考にしてみてください。
ヘアスタイルにはトレンドがあったりしますが、今は上質な質感もトレンドの一部だと言っても過言ではありません。
髪の毛のケアは毎日の積み重ねが大切なので、今回のトリートメントのやり方がみなさんの参考になったら嬉しいです♪
この記事のライター
阿波連大竜
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美容師が好きがゆえ、オーナーにならずに美容師として生きていく道はないかと模索しながら様々なタイプのサロンを渡り歩く。その傍らヘアメイクの講師を務めていたデザイン系の学校が代官山に新しくヘアサロンをオープンさせる事になり立ち上げから参加。店舗責任者を任せられる。二年後、ここらで独立したらなんだかワクワクしそうだなという思い付きのみで2008年、代官山に自身のサロン『VoguA』をオープン
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