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40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第11回目は、43歳で3歳年下の彼と来年結婚することになっているミカンさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
3話中の3話目です。
親友の男友達と自然な流れで交際するようになり、2年が経ち、このたび結婚を決められました。
あらためて、彼に惹かれたところを教えてください。
「ひとつ目は、絶対に怒らないところ。私の父は結構厳しい人で、子供の頃でもごはんをこぼしたりすると『何やってるんだ!』と声を荒げるようなタイプの人でした。
今まで付き合ってきた人たちの中にも、機嫌が悪くなると怒りっぽくなる人も多くて。
だから、ずっと大人の男性は怒ると怖いというイメージがあったんですよね。
それで、今の彼と付き合い始めて、それこそ私がごはんをこぼしちゃった時があったんです。そうしたら彼、『あらら〜』と言っただけ(笑)。
そののんきな言葉に、私はすごく驚き感動してしまって(笑)
『おっちょこちょいな私でも、この人なら絶対怒らない』って思い、気持ちがグッと傾きましたね」
人のミスを責めない人は器が大きい! 素敵です!
「あとは…」
「あとは、『彼となら東京を離れてもいい』と思えたところでしょうか。
彼は地方都市の出身で長男なんです。
なので、いずれは地元に帰る可能性もある。
彼がUターンすることをイメージした時、素直に『私も彼についていきたい!』と思ったんです」
そもそも結婚に興味のなかったミカンさんですが、事実婚ではなくきちんと「結婚」をしようと思ったのには、何かきっかけがあったんですか?
「私は元々結婚したい派でもしたくない派でもなくて。
なので、今でも気持ちとしては事実婚でもどっちでもいいんです。でも、今の日本の制度上、やっぱり結婚した方がなにかとスムーズだな、と。
たとえば、もし彼が入院した時家族じゃなければ面会できない、とかあるじゃないですか。事実婚の関係だと、お見舞いにも行けない。そんなの絶対イヤですよね。
どうしても今の日本の制度では、事実婚では越えられない壁があるんです。
あと、彼は長男で、彼のご両親が今は元気なんですが、今後ケアが必要になるかもしれない。もしそうなった時、私は積極的に介護などのサポートをしたいと思っているんです。
そんな時に『嫁』という肩書きを持っていない女性が来たら、彼の両親も困るだろうな、と(笑)
だから日本のパートナーシップ制度がこうだから、それに乗った、という感じの結婚ですよね」
最後に「彼とは私の親友を含め共通の友達も多く、今となっては内輪同士で結婚できてよかったです」と笑顔で語るミカンさん。
彼のことを「穏やかで優柔不断」と語るミカンさんもまた、朗らかで優しい笑顔の持ち主です。そんな二人だからこそ、自然な流れで(ミカンさんいわく、なあなあで)交際に至り、これといったプロポーズの言葉もなく結婚することになったのかもしれません。
結婚に至るまでの道のりに「こうでなくては」という正しいステップというのは実はなくて、二人が幸せと思えること、それが一番大事なんだな、という当たり前のことを今さら気づかされたミナトでした。
①理想からいったん離れてみる
②ニュートラルな気持ちで、目の前の日々を充実させることに重点を置く
③相手に多くを求めない(「大人の余裕を持つのよ」と自分に言い聞かせる)
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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