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「じっとしていられない」「集中力が続かない」こんな育児シーンに遭遇したら、子どもにどのような声かけをしたらよいのでしょう。『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)より、親子が幸せになれる声かけ方法をご紹介します。
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私が主宰する「Mama Cafe (ママカフェ)」コミュニティでオンラインのお話し会をしていたときのこと。画面のむこうで、5歳くらいの娘さんがお母さんの横に立ち、話しかけている姿が見えました。「ねぇママ?おやつは?」と何度も何度も質問。お母さんは「ちょっと待ってね」と伝えますが、それでもあきらめません。ずっと「ママ、おやつは?」と繰り返すのです。そこで私は思わず笑って、「そのしつこさ、すごくいいよ!早くお菓子をあげて」と伝えたのでした。
「しつこさ」はあきらめない心を持っている証。勉強でもスポーツでもしつこくやり続けるのはとても重要で、しつこい子のほうが成果を出しやすかったりします。
とはいえ、日常の中で、しつこく何度も話しかけられたり、お願いされたりすると困る場面もあるでしょう。そんなときに使われる「ちょっと待ってね」「あとでね」は、残念ながらあまり効果を期待できません。「ちょっと」の感覚は人によって異なるからです。親にとっては「5分後」でも、その子にとっては「5秒後」かもしれません。
「ちょっと」や「あとで」を子どもが理解できる具体的なメッセージに変換する必 があります。時計を見せながら「この長い針が3を指したらね」「この洗い物が終わったら」というように具体的な数字やアクションで説明すると伝わりやすくなります。
しつこくやり続ける対象が勉強やスポーツなど「 自分自身に関わること」であればよいのですが、お友だちへの嫌がらせを何度もやってしまうなど、しつこさが「他人に向けられたもの」の場合は止める必要があります。そんなときは「嫌がっているんだから、やめなさい」と命令の声かけが〇。命令形は緊急事態で発する言葉。めったに使わないからこそ、使ったときに効力を発揮します。ポイント日常の子育てでは「命令形」の声かけを極力控え、子どもの行動を止めるべき緊急事態で使う
(石田勝紀(教育家)、カワグチマサミ(漫画家)『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
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大人の前で自分の気持ちを上手に話せないゲームや動画に夢中になってしまう口答えや言い訳ばかり言う
このような育児シーンに遭遇したとき、子どもにどのような声かけをしていますか。
親の言葉が知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまっていることがあります。そしてそれは親自身の自己肯定感も下げてしまい、家族全員がマイナスの方向に向いてしまうことにもつながります。
これまで5万人以上の生徒を指導し、全国でママカフェを主宰して様々な悩みや相談に応えてきた教育家・石田勝紀さんが子どもへの適切な声かけを「場面別」「性格別」にわかりやすく解説!
つい言ってしまいがちが「ネガティブワード」を「ポジティブワード」に言い換える方法を、具体的なシーンと合わせてご紹介します。
著者プロフィール 石田勝紀さん教育デザインラボ代表理事。都留文科大学国際教育学科元特任教授。20歳で企業し学習塾を創業。これまで5万人以上を指導。現在はMama Cafe主宰、執筆、講演活動を精力的に行っている。『東洋経済オンライン』連載(累計1億PV)の他、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法の言葉』(集英社等)合計20冊以上出版し、メディアにも多数出演。Twitter @ki0701kiOfficial website 石田勝紀オフィシャルサイトOfficial blog ぐんぐん伸びる子は何が違うのか? 著者プロフィール カワグチマサミさん漫画家・イラストレーター。2012年に男の子を出産。産後に働きすぎて体調を崩してから、「スキあらばゴロゴロ」をモットーに働いている。育児をしながらエッセイ漫画を描いたり、子育てフリーランスに向けた講演会に登壇したりしている。著書に『子育てしながらフリーランス』(左右社)『ゼロからわかるお金のきほん』(高橋書店)がある。Twitter @kawaguchi_gameLit Link カワグチマサミこの記事のライター
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