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子どもの写真、SNSに投稿して平気? 注意点とできるだけリスクを減らす方法 #親と子のネットリテラシー入門

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目次

ここ数年で、子どもを取り巻くデジタル環境は劇的に変化。私たち親世代は、子どものデジタル機器の付き合い方や、ITリテラシーの教え方にどう向き合ったらよいのでしょうか? ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザーとして活躍し、自身も二児の母である鈴木朋子さんに教えてもらいます。

執筆者プロフィール 鈴木朋子さん ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザースマホやSNSなど、身近なITサービス全般に関する記事を執筆。なかでもSNSに関しては、コンシューマーからビジネスまで広く取材を行い、最新トレンドを知るジャーナリストとして定評がある。また、安全なIT活用をサポートするスマホ安全アドバイザーとして記事執筆や講演も行う。著書は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)、『インターネットサバイバル 全3巻』(日本図書センター)など。

何気なくSNSにアップした写真、実は危険が伴う

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子育てには悩みや苦労がつきものです。でも、ふとした瞬間に成長を感じられたり、我が子の笑顔に癒されたりとうれしいこともたくさんありますね。そんなときにSNSに我が子の写真を投稿すれば、なかなか会えない友人や遠方に住む同級生たちと喜びを分かち合えます。「このお食事エプロンは便利そう」など、育児仲間が投稿している写真から役立つ情報も得られます。身動きが取りづらい育児中だからこそ、いつでも手軽に交流できるSNSはとても便利なツールです。

一方で、「子どものことは書くけど、写真は載せない」「子どもに関することは一切投稿しない」など、自分の中でSNSへの投稿にポリシーを設けている人もいます。SNSが浸透してからまだそれほど経っていないため、SNSに子どもの写真を載せることの是非に判断がつかないままの人も多いのではないでしょうか。

では実際に、子どもの写真や動画を投稿している人はどれぐらいいるのでしょう。2022年9月に発表された「子どもの写真投稿に関する実態調査」(弁護士ドットコム)によると、この1年以内に子どもの写真や動画をSNSに投稿したことがある人は約5割に上りました。

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「あなたはこの1年以内に、子どもの写真や動画をSNSに投稿したことがありますか」(出典:弁護士ドットコム)

ただし、調査を詳しく見ていきますと、「顔がわかる形で投稿した」人は22.9%となっており、子どもの顔が判別できる写真や動画を投稿している人は約2割にとどまります。「顔がわからない形で投稿した」(17.7%)人達は、後ろ姿で撮影したり、顔の部分を加工して隠しているようです。

また、本調査では「過去には投稿していたが、1年以内には投稿していない」(12.2%)人に投稿をやめた理由も尋ねています。もっとも多かった理由は、「将来子どもが不利益な目にあう可能性があるため」(22.9%)、続いて「悪用された/悪用される危険性があるため」(18.8%)、「子どもに危害が加えられた/加えられる可能性があるため」(16.7%)と、SNSに子どもの写真を投稿するリスクを考えて控えるようになったと述べています。

子どもの写真や動画を公開するSNSはInstagramがもっとも多く、続いてFacebook、Twitterとなっています。公開範囲に関しては、公開範囲を制限している人は59.4%、全体に公開している人は40.6%と、約6割が友達限定、もしくは非公開アカウントにするなどして投稿しています。

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「子どもの写真や動画を投稿しているSNSは、公開範囲を制限していますか」(出典:弁護士ドットコム)

この調査で着目したいポイントとしては、子どもの写真や動画を顔がわかる形でSNSに投稿している人は約2割、公開範囲を制限することなくSNSに投稿している人は約4割いることです。リスクを懸念している人の方が多いとはいえ、無防備な人も珍しくないことがわかります。

子どもの写真をSNSに投稿するリスク

子どもの写真をSNSに投稿することにより、どんなリスクが考えられるでしょうか。

まずは、「デジタル誘拐」と呼ばれる、我が子の写真を盗用されてしまう行為です。先日、Twitterで「うちの子の写真を使わないで」と訴えているお母さんを見かけました。目的はわからないのですが、SNSには自分がママであると装いたいアカウントがいて、自分の子どもとして我が子の写真を使われてしまうのです。

ネットに投稿した写真は、簡単にダウンロードできます。誰がどこで我が子の写真を使っているのか、把握することは困難です。最初にダウンロードした人は誰の画像なのかを知っていますが、その人が著作権フリーの画像素材のように扱うと、別の人達はフリー素材として扱うかもしれません。夏に撮影した薄着の写真や水着の写真は、小児を愛好する人たちのブログなどに使われてしまう可能性もあります。

また、子ども本人にとって「デジタルタトゥー」になる問題もあります。デジタルタトゥーとは、画像や文章などの個人情報がネット上に「タトゥー(刺青)」のように残って消すことができないことを差す言葉です。食べ物をこぼしながら食べている画像は、親にとってはかわいい瞬間ですが、本人にとっては他人に見られたくない場面かもしれません。また、「うちの子はおねしょが治らない」「もしかして発達障害かも」などの文章が個人と紐づいてしまった場合、子どもが成長してから「あいつは親にこんなことを書かれている」といじめのネタにされる可能性もあります。

今、写真や動画を投稿されているお子さんは幼児かもしれませんが、やがて自分でスマホを持ち、SNSやネットに触れるようになります。子どもがSNSやネットを始めたとき、まずは親の名前を検索し、SNSアカウントを探すことは珍しくありません。友人の親を検索するケースもよくあります。その時、親のアカウントに友だちの小さな頃の写真が載っていたら、保存して拡散することは容易に想像できます。たとえ悪気のない行為だったとしても、本人からすると「晒された」と思うかもしれません。

また、個人を特定されることで、リアルの社会で犯罪に巻き込まれる可能性も考えられます。遊んでいる子どもの背景に映っている公園で住まいがわかったり、制服で通園している幼稚園を知られたりすると、悪意を持った大人が狙いを定めてやってくるかもしれません。子どもを誘拐されるという重大事案だけでなく、例えば「あの子の親は虐待している」といった架空の中傷を近所や学校にばらかまれるなどの嫌がらせも考えられます。

子どもをSNSに投稿するときに注意すべきこと

ここまで、子どもの写真を投稿するリスクについてお話してきましたが、それでもSNSに子どものことを投稿したい気持ちもわかります。子どもが幼いころは毎日が子どものことで手一杯で、誰かと気持ちを共有したくなりますよね。では、どうしたらできるだけリスクを減らせるのでしょうか。

まず、「顔と個人情報を隠す」ことを心がけてください。かわいいスタンプを配置したり、ペン機能で塗りつぶすなどして、悪意を持った人でも情報を得られない画像や動画にしてから投稿することをおすすめします。公開範囲を制限することも大切ですが、それだけでは不十分です。なぜなら、仲がよかった相手でも、何かをきっかけに関係性が悪化することもあり、その際には画像を流出されてしまうかもしれないからです。

そして、もし友だちの写真に我が子が映り込んでしまっている場合でも、勇気を出して「スタンプで隠してもらえる?」と頼んでみましょう。

顔以外でも、住んでいる地域などの個人情報がわかる情報はボカシを入れるか、周囲を切り取るなどしておくと安心です。

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顔はスタンプなどで隠しておく

また、「ある年齢になったら、子どもに関する投稿を見えなくする」こともおすすめです。幼いころの顔は成長すると変わるので投稿しているという人もいますし、その考え方もあると思いますが、ずっと公開にしておくことで不都合が生じるかもしれません。できれば今のアカウントをサブアカウントにして、フォロワーを削除して非公開にする、もしくは投稿の公開範囲を「自分のみ」にするなどの設定変更を行って、自分だけが見られる状態にしましょう。

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Instagramの場合は、フォロワーを削除してから「非公開」にしておく

まとめ

私たち大人は、自分の子どものころの写真がネットに漂う経験をしていません。今の子どもたちはネットとともに育っていて、子どものころの写真がどう扱われるかは未知数とも言えます。これを機に親としてどうすべきか、方針を考えておくといいですね。

(文:鈴木朋子、編集:マイナビ子育て編集部)

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